サイトアイコン Skima信州-長野県の観光ローカルメディア

第8話「マジヤバ!鬼女・紅葉と平 維茂の伝説〜後編〜」みこもちゃんの民話めぐり

移住者目線で漫画「ここが分からんばい!信州 」やグッズ制作などを手がけるイラストレーター高坂梓さんの連載がスタートしました!

ここまでのあらすじ
東京に憧れる長野県の女子高生・みこも。口グセは「マジヤバ!」。長野県でも楽しいことはないかな?と探していると、おばあちゃんに民話をすすめられる。長野県の民話って地形や歴史とも深く関わっていて、なんだか面白いかも・・!

「みこもちゃんの民話めぐり」シリーズはこちら!

マジヤバ!鬼女と呼ばれた紅葉の最期と平維茂

鬼女・紅葉の伝説を探りに、長野市鬼無里を訪れたみこもちゃん。すると、伝説は鬼無里だけに止まらないことを知りました。後編では、上田市の別所温泉を訪れます。主人公は、鬼女・紅葉の討伐を命じられた平 維茂(たいらのこれもち)

▼鬼女・紅葉の前編はこちら!

鬼女紅葉の伝説とは?

北向観音の鬼女・紅葉伝説

みこもちゃん第8話をご覧いただきありがとうございます。みこもちゃん、どんどん行動力がパワーアップしていますね。長野県には楽しいことなんてない、と思っていたあの頃とは別人のよう!これからいよいよ受験シーズンですが、みこもちゃんの気持ちに変化はあったのでしょうか?

鬼女・紅葉伝説については前編でたっぷりご紹介したので、詳しくはそちらの記事をご覧ください!

鬼女紅葉の伝説とは?
平安時代、京に紅葉というたいへん美しい娘がおりました。源経基の寵愛を受けるようになった紅葉は正室から妬まれます。やがて正室を呪い殺そうとしたという罪で京から追放されてしまいました。戸隠の山奥に流された紅葉はそこで源経基との子供を産み、経若丸と名付けます。紅葉は里の人に京の文化や技術を伝え、「貴人」「生神様」と敬われるようになります。
紅葉はその土地を京になぞらえ「二条」「三条」「加茂」「春日」「高尾」などと名付けました。今でも鬼無里には京と同じ地名が数多く残っています。
月日が経ち、やはり京が恋しくなった紅葉はもう一度上京しようと決意します。しかしそれを知った朝廷は平維茂をこれに派遣し、紅葉討伐を命じるのです。激しく交戦した両者ですが、ついに紅葉は平維茂に討ち取られ、33歳でこの世を去ります。あまりの強さに紅葉は「鬼女」と伝えられ、鬼のいなくなった里であることから「鬼無里」という地名になったということです。
「北向山霊験記ー鬼女紅葉」より引用

▼みこもちゃんの記事はこちら

モバイルバージョンを終了