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四季折々楽しめる「蚊里田八幡宮」と「スキマな鳥居」|長野市

蚊里田八幡宮|長野市

皆さんは住宅街の中にたたずむ大きな鳥居を見たことはありますか?

僕はこの鳥居を知るまでは見たことが無かったです。

今回は長野市の三登山(みとやま)の麓に鎮座する蚊里田八幡宮(かりたはちまぐう)というお宮と、蚊里田八幡宮のちょっとスキマな鳥居についてご紹介します!

蚊里田八幡宮へのアクセスと駐車場

JR長野駅から長電バス「東長野病院行き」に乗車し蚊里田神社前で下車(乗車時間約30分)。バス停から境内まで徒歩3分ほどで到着。

寺社名(正式名称)蚊里田八幡宮
ふりがなかりたはちまんぐう
所在地長野県長野市大字若槻東条字蚊里田1313番地 
営業時間(社務所が空いている時間あれば)9時~13時※空いていないことがあります。
公式HPhttps://www.karitahachiman.com/
駐車場鳥居の左側に3台ほど停められるスペースがあります。

蚊里田八幡宮の歴史

まずは蚊里田八幡宮について紹介します!

長野県長野市北部にある水登山の麓に鎮座する蚊里田八幡宮は、1151年(久安7年)〜1154年(久寿元年)に創立された八幡様を祀る神社です。創立年代は、初期の歴史を語る資料が全くないため不明です。

現社殿である本殿についても、1847年(弘化4年)の大地震により既存の社殿は倒壊破損したものとされ、1864年(元治元年)に再建の願書が寺社奉行に出されているものの、その結果については記録がありません。

ただ、拝殿および祝詞殿(のりとでん)は1862年(文久2年)に再建され、神楽殿は拝殿の東側に1915年(大正4年)に再建されたものだそうです。

木鼻は獅子と象が彫られています。他の装飾もよく見てみると、年季を感じてとてもかっこいいです。

蚊里田八幡宮の魅力①佐久間象山直筆の幟

そんな蚊里田八幡宮の魅力は、四季折々の景色を楽しむことができるところです。写真は5月末で桜が散った後ですが、春は朱色の鳥居と狛犬が桜と共にお出迎えをしてくれます。夏は木々が影を作り、暑い日々を忘れさせてくれるくらいに涼しく、秋は本殿横の柵に覆われている木が鮮やかな紅葉色になります。そして冬は幻想的な銀世界になります。

毎年5月5日こどもの日には、善光寺平春の三大祭りの一つに含まれている「春季例祭」があり、蚊里田八幡宮正面の道路と参道には屋台が50店ほど出店して賑わいます。

お祭りで掲げられる幟(のぼり)は、神社の幟の中では比較的大きなもので、江戸時代後期の松代藩士・学者である佐久間象山(さくましょうざん)によって書かれました。象山の弟子であった花岡復斎(はなおかふくさい)という、地元の方を通じて依頼されたそうです。

幟には「威稜扶宇宙(いりょううちゅうをたすけ) 恩眷煦生霊(おんけんせいれいをくす)」と書かれています。「八幡大神の御威光で宇宙が安定している その恵みが生物の上に行き亘っている」という意味です。

今までは意味の分からない文字がでっかく書かれてるだけだと思いスルーしていましたが、意味を知ってから少し周りにいる人や動物、歩いてる時に視界に入る草を意識して見るようになったり、改めて幟を見てみたいという気持ちがあります。

また、このお祭りの午後からは円形劇場のような所で、地域の小学生を対象に奉納相撲が行われます。この奉納相撲には150年以上の歴史があるそうです。

蚊里田八幡宮の魅力②一の鳥居

蚊里田八幡宮自体スキマな魅力にあふれる場所なのですが、個人的にもっとスキマ感を味わえる場所が、蚊里田八幡宮から10分ほど離れたところにある「蚊里田八幡宮一の鳥居」です。

一の鳥居は、昔江戸と金沢を結ぶ主要道として使われていた北國街道からの参道入口にあります。現在は若槻大通に分断されていますが、1キロほどの参道が続いています。

一の鳥居は1759(宝暦9)年に焼失し、現在の鳥居は明治期に再建された物と思われます。

高さは6.3m程、柱と柱の間は4.7mで車1台通れるほどの広さで、道に面している方に通ってくださいと言わんばかりに白線が引かれています。鳥居中央には「蚊里田八幡宮」の金文字の額が掲げられています。鳥居もお宮と同じく年季が感じられて凛々しく、とにかくかっこいいです。

蚊里田八幡宮 まとめ

スキマ感あふれるお宮に鳥居、いかがでしたか?

参道を歩いて蚊里田八幡宮へ向かうと、途中に若槻小学校の旧校門があったりと道が歴史を物語っていて、おすすめな散歩道です。

蚊里田八幡宮の周りには若槻温泉という一見民家のような温泉があったり、ふわふわのパンケーキなどが食べられるトワサンクというレストランもあったりするので、老若男女問わず蚊里田八幡宮付近でくつろげます!気になった方はぜひ蚊里田八幡を訪れてみてください!

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