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「森将軍塚古墳」ってどんなところ?歴史と行ってみたレポ

約16,000年前の将軍塚を復元した千曲市屋代の前方後円墳「森将軍塚古墳」。

地元の方なら下からでも姿が見える巨大な古墳を見たことのある方は多いはず。周辺には千曲市森将軍塚古墳館や長野県立歴史館、科野のムラなどがあります。それぞれ周辺の歴史を学ぶにはもってこいの場所!

誰のお墓か分からないながら、古くから「将軍塚」として親しまれてきました。大きさからこの辺りの国(科野)を治めた王の墓だと考えられています。周辺4つの古墳を合わせて「埴科古墳群」とされています。

埴科古墳群はこちら

  • 森将軍塚古墳
  • 有明山将軍塚古墳
  • 倉科将軍塚古墳
  • 土口将軍塚古墳

今回はそんな森将軍塚古墳と、周辺の復元施設「信濃の里歴史公園」についてご紹介します!

「信濃の里歴史公園」の楽しみ方

森将軍塚古墳の麓には、当時の村を再現した「科野の里歴史公園」があります。毎年4月中旬〜5月中旬になるとこいのぼりが上がり、新緑と合わせて楽しめます。信濃の里歴史公園を親子で楽しんだ様子はライターの柚木さんが書いてくれているので、そちらもぜひご覧ください!

森将軍塚古墳まで登ってみよう

森将軍塚古墳へはバスでも行けますが、歩いて20分ほどなので良い運動になりますよ!歴史館と古墳館の間にある道を通ると近道。

バスの通れる車道のほか、ちょくちょく徒歩専用の近道があります。ただし少し急なので息が切れるかも。わたしは体力不足なのでヘトヘトになりました!

ラストスパート!近道を通ると15分ほどでした。

到着です。

墳丘長は約100m、高さは約4m。後方部から撮影しても、全景は見えません。森将軍塚古墳は周辺に13基の小円墳があり、5世紀から7世紀頃に造られたものだと考えられています。ほかにも同じ頃に造られた組合式箱形石棺64基、埴輪館12基がみつかりました。

石棺は森将軍塚古墳の周辺や後方部に埋められていたことから、古墳との関係が深い人々のお墓であると推測されます。

階段から古墳に上がれます。大きさがよく分かりますね。

古墳上からの景色はまさに絶景!平地は当時田園、山々にはそれぞれ古墳が点在しています。

手前に長く伸びた山には屋代城跡、さらに左手前方には有明山将軍塚古墳もあります。遠くには北アルプスも見え、当時から変わらぬ風景を感じさせてくれました。

もう一段下も歩けます。

「森将軍塚古墳」ってどんなところ?歴史と行ってみたレポ

「気になっていたけれど行ったことはない」って方も多いのではないでしょうか?科野の歴史を垣間見える森将軍塚古墳は、大人にも子どもにもおすすめしたい学習観光スポットです。

復元古墳を間近で見られる古墳館もご一緒に!

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