みなさんは松本市に日本一旨いと認められたお豆腐屋さんがあるのをご存じでしょうか?
その名は富成伍郎(とみなりごろう)商店。
私もファンのひとりで松本に来ると必ず購入しています。
今回はそのお店とその日本一の豆腐をご紹介します。
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日本一旨い豆腐を決める品評会
日本一旨い豆腐を決める品評会は、京都府豆腐油揚商工組合が主催して開催されたイベントです。
もともと「第5回ニッポン豆腐屋サミットin京都」の中での企画のひとつでした。
2015年の第1回目の品評会には全国から128品が出品されました。
審査は料理関係者などの審査員が「外観」「香り」「味」「食感」で採点した総合得点で争われます。
具体的には見た目、口に含んだ時や飲み込んだ時に鼻で感じられる香り、甘さやコクといった味、舌触りや喉ごし、コシなどだそうです。
この品評会で金賞に輝いたのが、長野県松本市の富成伍郎商店の豆腐「手塩にかけた伍郎のきぬ」でした。
日本一旨い豆腐「手塩にかけた伍郎のきぬ」
原材料の大豆は地元で多く栽培される県産大豆「ナカセンナリ」という種類。
地下37mの井戸の天然地下水が味の秘密だそうです。
長野県は蕎麦やお酒でも有名ですが、やはり「水」は重要な要素なのですね。
ちなみにこの天然の地下水は店舗前で誰でも自由に汲むことができます。
この水も一飲の価値がありますよ。
「手塩にかけた伍郎のきぬ」の値段は300gで税込198円です!
日本一の割に安くないですか?
品評会で何度も受賞した豆腐だからもっと高く売れると思うのですが、そこは3代目の富成敏文さんのこだわりです。
富永さん曰く、
値段を高くして高級に見せるのはちょっと違うと思っています。
お豆腐は普段にもご馳走にも使える食品として庶民に長く愛されてきたものだから・・・
とおっしゃっています。
まずは何もつけずにそのまま食べてください。
正直な所、豆腐なんてそれほど変わるもんじゃ・・・と思っていましたが、しっかりと大豆の風味が感じられて、後味がほんのり甘くて美味しいです。
コレ醤油とかいらないです。
「手塩にかけた伍郎のもめん」もありますよ。
ゴマ豆腐も絶品です!
他にもお豆腐の種類はたくさんあります。
そして、いろいろなお惣菜も販売しています。
店内は少々狭く、混んでいる際は入店待ちで並ぶこともあります。
タイミングが悪いと品切れの時もありますので、できれば早めの来店をおすすめします。
「手塩にかけた伍郎のきぬ」のお店、富成伍郎商店
この「手塩にかけた伍郎のきぬ」を製造・販売しているお店、富成伍郎商店さんは外観がなんともお洒落!
豆腐屋には見えません。
それもそのはず、富成伍郎商店ではスイーツも製造販売しているのです。
3代目の富成敏文さんは豆腐からの発展形の新たな商品を日々研究しています。
ここで有名なのは豆腐ドーナツと、その場で詰めてくれる豆腐シュークリームです。
地元で知らない人はいません。
味も色々変わるので食べ飽きる事はありません。
個人的なおすすめは「おとうふメンチカツ」と「豆乳ソフトクリーム」です。
店舗の外には狭いですがイートインスペースもありますので、出来立てをその場で食べることができます。
富成伍郎商店へのアクセス
日本一の豆腐、誰もが食べたいですよね。
長野県は遠くても今の時代ネットがあります・・・が、実はこの豆腐はネットでは買えません。対面販売のみなのです。
これにも店主の富成敏文さんのこだわりがあります。
「店に来て感じる音や匂いも含めて味だと思う」
やはりお店に行くしかありません。
県外からのお客さんも多く、土曜日は駐車場に入れないくらい混みますのでご注意を。
保冷バックやクーラーがあると長宝しますよ。
富成伍郎商店
長野県松本市原90−3
電話番号:0263-87-8584
営業時間:9時~18時
定休日:日曜日