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「信濃川(しなのがわ)」と「千曲川(ちくまがわ)」の違いは?

千曲川景

日本でいちばん長い川といえば、「信濃川(しなのがわ)」ですが、長野県では「千曲川(ちくまがわ)」と呼ばれていることをご存知ですか?

名前が違うので「別の川だ」と思っている方もいるかもしれませんが、実は同じ川なのです。

・なぜ同じ川なのに名前が違うの?
・どこから信濃川でどこまで千曲川なの?
・信濃川と千曲川はどちらが長いの?

などなど、千曲川や信濃川に関する疑問に答えていきたいと思います。

▼日本の川・長さランキングTOP3
第1位 信濃川(千曲川) 367km
第2位 利根川      322km
第3位 石狩川      268km

千曲川(信濃川)とは?

国土交通省より画像引用

千曲川は長野県、埼玉県、山梨県の県境にある甲武信岳(こぶしがたけ)を源流としています。長野県では川上村から佐久地域を通り、善光寺平で「犀川(さいがわ)」と合流します。

信濃川の由来は「信濃(長野県)から流れてくる川だから」と単純ですが、千曲川の由来は少々複雑です。詳しくは「「千曲」が読めるあなたにも!千曲市にある地名の謎と難読地名を考える」をご覧ください。

信濃川と千曲川はどこからどこまで?

結論からいうと、源流(長野県川上村)から新潟県との県境までを「千曲川」、新潟県側から日本海に流れ出るまでを「信濃川」と呼びます。

なぜ同じ川に2つの名前がつけられたの?

同じ川に2つの名前がつけられた理由は、昔は国ごとに川の呼び方が違っていたため

そのため新潟県では「信濃川」、長野県では「千曲川」とそれぞれの名前ができたのです。今でも場所によって呼ばれ方の異なる川は存在しているかと思います。おそらく昔はもっと呼び方がたくさんあったのではないかな?

そんな千曲川(信濃川)の名前が統一されたのは、1965(昭和40)年3月24日のこと。河川法に基づき、一級河川の指定が行われており、「信濃川(千曲川を含む)」と定められました。

信濃川と千曲川はどちらが長いの?

信濃川と千曲川は、千曲川の方が長いです。

千曲川は214キロメートル、信濃川は153キロメートルあります。このため「千曲川と呼んだ方が良いでのではないか」という声も上がっています。

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