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子どもから大人まで、家族みんなで食べたい!善光寺門前「藤田九衛門商店」の鯉焼き

藤田九衛門商店の鯉焼き(長野市)

善光寺から南東に歩いて5分、東之門町通りに店を構える藤田九衛門(くえもん)商店。店名だけでは何のお店か想像がつきませんが、実は知る人ぞ通う「鯉焼き専門店」なのです。

鯉焼きは藤田九衛門商店の店主、藤田 治さんが考案したオリジナル商品。たい焼きよりも小さく、フワッとした甘すぎない生地と餡が特長です。生地には長野県産の小麦「しゅんよう」、餡には高原でしか育たない長野県特産の「高原花豆」などを使用しています。

ほかにも竹炭の入った黒い生地の佐久鯉や、生地にりんごのみずみずしい果肉が感じられる紅玉りんご鯉焼きなど、中身だけでなく生地の種類も異なる6種類の味が楽しめます(味は時期によって変動アリ)。

なぜたい焼きではなく鯉焼きなのか、なぜここまで素材にこだわるのか。その裏には藤田さんの「家族みんなが安心して食べられる」鯉焼きへの想いがあったのです。今や善光寺門前の、そして長野県の新名物としてジワジワと話題を集めている鯉焼きの魅力を伺いました。

▼藤田 治さん

藤田九衛門商店 店主。大阪府出身。
大阪や東京、オーストラリアなどで料理人の修業を積み、軽井沢町で出張料理人の仕事を経験した後に長野市に移住。2013年に藤田九衛門商店をオープンした。

海のない町で生まれた新名物「鯉焼き」

―― 今日はよろしくお願いします!まずは鯉焼きが誕生した経緯を教えてください。

藤田さん 長野の名物をつくろうと、鯉焼きのほかに「牛に引かれて善光寺参り」を基に「牛焼き」も考えてたんです。いろんな人に見せてまわったらみんなが「善光寺門前だから、牛の方が良いだろう」って言うから、あえて鯉焼きにしようと決めました。

―― ええ、それは何故ですか?!

藤田さん ぼくは善光寺門前のみならず、信州の名物になるようなお土産がつくりたかった。信州の人には「鯉は長野(市)じゃなくて佐久だろ!」って突っ込まれるんだけど、県外の人に説明する時は「海のない県だからたい焼きじゃなくて鯉焼き」って言うとしっくりきてもらえるんですよ。

―― 確かに、しっくりきました。知識のない人にも分かりやすいし、お土産にしやすそうですね!

細部までこだわり抜いた鯉焼きの型
尻尾まで餡を入れる工夫も!

―― 鯉焼きを0からつくるにあたって、型にも相当こだわられたそうですね。

藤田さん 型のデザインは富山県の仏像彫刻師である吉川浩市氏、金型製作は石川県の小松鋳型製作所に依頼しました。仏像って流行り廃りがなく何千年と続いているでしょう?鯉焼きも100年、200年と続くものにしていきたいから、仏師さんにお願いすることにしたんです。細かすぎず、けれど躍動感の出るようなオリジナルの型が出来上がるまでは、相当な試行錯誤がありました。裏と表で微妙にデザインが違うのもこだわりです。

―― 本当だ!飛び跳ねるような尻尾の感じも独特です。大きさも絶妙ですよね!たい焼きよりも小さくて、一つひとつが食べやすい。

藤田さん たい焼きよりは小さいけれど、和菓子よりは大きくて値段の割にはお得感がある。そんなサイズ感を考えました。

―― 1個食べても満足できるけれど、ほかの味も試したくなる、絶妙なサイズ感だと思います!

お祝い事にも使える!鯉焼きのスキマな“縁起”にご注目

―― オリジナルといえばもうひとつ、大きく「垂水」と書かれた小分け袋にも何やらこだわりがありそうです。

藤田さん 信州では鯉をお祝いの時に食べる風習があります。鯉のぼりの由来にもなっているように、鯉は龍門という滝を登ると龍になりますよね。その「登龍門伝説」にちなんで、袋にもこっそり登竜門に登る鯉が描かれている。「垂水」は垂れ落ちる水、つまり滝を意味する言葉です。

―― 信州特産の鯉に、これだけ良い“縁起”が隠されているとは・・!お祝いの日にみんなで食べたくなるお菓子ですね。

「子どもたちに食べて欲しい」想いから生まれた公式テーマソング

縁起が良く素材にもこだわった鯉焼きをたくさんの人に知ってもらおうと、2021年に誕生した公式テーマソング「おーい!こい焼きくん」。長野市出身のシンガーソングライター井原羽八夏さんと藤松健介さんが作詞・作曲を手がけました。コーラスには藤田さんの娘さんも参加しているそうですよ。

―― 最後に、今回つくった公式テーマソングに込められた「子どもたちに食べて欲しい」への想いについて聞かせてください。確かに子どもでも覚えられるような、つい口ずさんでしまう可愛らしいテーマソングになっていますよね!

藤田さん 鯉焼きをつくろうとしている時から「自分の娘にも食べてもらえるような御菓子が作りたい」という想いが強かったんです。だから材料にもこだわって、子どもからお年寄りまで誰でも食べられるような鯉焼きを目指してきました。その想いを広くPRするために、公式テーマソング制作に至ったわけです。

―― 「子どもたちにも安心して食べてもらえる鯉焼き」をPRして、たくさんの子どもたちに食べてもらいたいですね!まずはテーマソングを聴いて、鯉焼きについて知ってもらえたら嬉しいです。

そんな公式テーマソング「おーい!こい焼きくん」の歌詞を1番だけピックアップ!あんこのないこい焼きくんがあんこを探す旅に出るかわいいストーリーです。

おーい!こい焼きくん

僕はこい焼き たい焼きじゃないよ

海のない町で生まれた

店のおじさんは おっちょこちょいで

僕にあんこを入れ忘れたのさ

朝のお寺の鐘の音がきこえたら

僕はおいしいあんこを探しにいくよ

朝焼け色のわくわくで胸がいっぱい

おひさまがのぼりきる前に旅に出よう

▼おーい!こい焼きくんの動画はこちら!

▼そんな「こい焼きくん」のARを使った動画コンテスト開催中!詳しくはこちらの記事をご覧ください。

家族みんなで食べたい!鯉焼き まとめ

小さくてかわいくてあんこたっぷりの鯉焼きは、知れば知るほどスキマな魅力たっぷりでした。藤田九衛門商店さんは朝7時(冬季以外は6時半)から営業していますよ。売り切れ次第終了なので、お早めにご来店くださいね。

遠方の方は通販もおすすめ!詳しくは藤田九衛門商店さんの公式HPをご覧ください。

藤田九衛門商店

所在地:長野市東之門町400-2(善光寺徒歩すぐ)
定休日:不定休(基本水曜日)
営業時間:通常/6:30~売り切れ次第終了(冬季期間以外)、冬季/7:00~売り切れ次第終了(12,1,2,3月)
公式HP:https://www.fujitakuemon.com/

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