サイトアイコン Skima信州-長野県の観光ローカルメディア

毎年12月開催穂高神社「安曇野神竹灯(かみあかり)」体験レポ+九州・竹田市「竹楽」との関係とは?

2020年は中止となりました。

毎年12月に開催されている穂高神社の安曇野神竹灯(かみあかり)。2011年から始まり、2019年で9回目を迎えるイベントに行ってきた様子をレポートしました。

またお祭りが開催された経緯や、大分県竹田市との意外な関係もご紹介いたします!

安曇野神竹灯(かみあかり)の基本情報

  • 開催日時:中止
  • 開催場所:穂高神社(安曇野市穂高)
  • 拝観料など:なし(無料)
  • 点灯時間:16:00~20:00頃
  • 駐車場:あり(無料/裏の駐車場に誘導されます)
  • アクセス:穂高駅徒歩3分ほど

※ 雨天・降雪の場合は中止となります。

※ 駐車場にはかぎりがございます。

安曇野神竹灯(かみあかり)で10,000本の竹灯籠を

穂高神社ですっかり冬の風物詩となった安曇野神竹灯

境内には10,000本の竹灯籠が灯され、幻想的な世界が広がります。家族連れ、ご夫婦、お友達同士、カップル、カメラマンなどさまざまな方が写真を撮ったり、眺めて歩いたりと楽しんでいらっしゃいました。

穂高神社といえば「御舟祭り」が有名ですが、本サイトでは同じく火を扱う「みたままつり」も取り上げています。

穂高神社みたままつりの様子。

手筒花火の迫力、素晴らしいです。詳しくは関連スキマ記事をご覧ください!

神楽殿でのライブや出店などお祭り要素も

拝殿手前にある神楽殿では、17:30〜19:30頃に神楽殿ライブを催しています。寒空の中でも温まるような演奏でした。

また焼きそばや豚汁、熱燗などの屋台も出ており、テントの中で食べることができます。みんな真ん中の焚き火にあたって暖まっていましたが、豚汁を食べたわたしはずいぶん寒さが和らぎました。

竹灯籠のお話:九州大分県竹田市の竹楽との関係は?

安曇野神竹灯が始まったのは9年前と、それほど古いお祭りではありません。しかしその由来は穂高神社の御祭神である穂高見命(ホタカミノミコト)の神話と深く結びつきます。

以下は実行委員会の公式ページから引用したものです。

神竹灯のものがたり

ここには九州の海人の神である「穂高見命」ホタカミノミコトという神様がいます。彼には、九州・祖母山の神である「豊玉姫」トヨタマヒメという姉がいました。穂高見命は自分の故郷である九州のことが時々恋しくなることもありました。

ある日のこと姉の豊玉姫から贈り物が届きました。開いてみると竹筒がありました。手紙には優しい姉からのメッセージが・・・

「元気にしていますか?今年も私のふもとの竹田市では「竹楽」という里山を守るために始まった竹にあかりを灯すお祭がありました。土地の人が十九年間心を込めて続けています。山を大切にする人々の心を、あなたの住む安曇野にも伝えたいと思ったのです。今は、世の中が不安で希望が見えなくなっているわ。だから、竹のようにまっすぐに強く伸びて進んでいくようにと、遠く離れた安曇野の人々の心に届けたいと思ったの。」

穂高見命は少し考えるとこう言いました。
「よし!安曇野でもこの灯りをともそう!竹の光がみんなの心を明るく照らすようにしたい!だからこの灯の名を「神竹灯(かみあかり)」と名づけよう!」
こうしてこの「神竹灯」がこの地ではじまることとなったのです。

https://kuratoma.com/event/より引用

毎年11月に開催される、大分県竹田市の竹楽が始まったのは2000年。20,000本の竹灯籠を観に、毎年県内外から十数万人の観光客が訪れているそうです。

穂高神社の安曇野神竹灯も、竹楽のようにみなさんから愛され地域振興の礎を担うお祭りになっていくことでしょう!

寒いので防寒対策を忘れずに!

寒さに気を取られずお祭りを楽しむためには、防寒対策はマスト。わたしは真冬の装備に加え、靴の中とポケットの中、そして腰のあたりにホッカイロを貼った上、お祭り中に豚汁や温かいお茶を飲むなどしました。

風邪をひかないように、対策をしっかりした上でご覧くださいね!

モバイルバージョンを終了