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【大鹿村】歴史の道「秋葉古道」12kmコース歩いてみた

【大鹿村】歴史の道「秋葉古道」を歩いてみた

最近、街道歩きや古道歩きが人気になりつつあります。世界遺産に登録されている熊野古道は有名ですし、毎年多くの人が訪れているようです。

実は長野県には中山道や北国街道、千国街道や三国街道など多くの街道が存在します。

今回は数多く存在する街道の中で、秋葉街道の一部を実際に歩いてきたので、皆さんにご紹介します。

ぜひ写真を参考にして、実際に歩いていただけると嬉しいです。

秋葉街道とは?

秋葉街道(あきはかいどう)とは、長野県の南部から静岡県の西部までの約220㎞ある街道です。秋葉街道の秋葉とは静岡県にある秋葉山のことで、秋葉神社への参詣道として利用されていました。

秋葉街道には静岡県の浜松宿と掛川宿から秋葉山へ向かう道、長野県から秋葉山へ向かう道があります。そのため長野県から海へ向かう道・海から塩を運ぶ道としても利用されていたので、別名「塩の道」とも呼ばれています。

長野県と静岡県の間には秋葉山や青崩峠など難所の多い場所なのに、そこを歩いてきたなんてすごいですよね。

今回歩いた秋葉街道の行程を紹介します

今回は大鹿村にある「塩の里」を出発地点、「小渋橋」を到着地点とした往復約12kmの道を歩いてきました。この道は大鹿村の企画で塩の道を歩くというものがあるので、比較的整備されているだろうと判断しました。

秋葉古道おすすめコース

スタート:塩の里(大鹿村)
ゴール:小渋橋(大鹿村)
距離:約12km
所要時間:約3時間

塩の里からスタート!

まずは出発地「塩の里」にて車を停めます。

ここには直売所のほか食事処もあるので、歩く前のエネルギー補給にもおすすめです。また秋葉街道には自販機とトイレがないので、こちらで出発前の準備をしてください。

駐車場に車を止めて準備が完了したら出発です。まずは川沿いを歩いていきます。

こちらの橋を渡り、しばらく歩くと秋葉街道の案内が出てきます。

秋葉古道の看板に沿って山道を進む

この看板を発見すると、いよいよ秋葉街道が始まります。この先はしばらく山道が続くので、装備の最終確認をしましょう。

最初の看板の横から登っていくと、しばらくは写真のような野道が続きます。時期によっては草がさらに茂っているので、気を付けて歩いていきましょう。

歩いていくと、うっすら道っぽいものも見えてくるので迷うことはないと思います。

しばらく歩くと舗装路にでます。分かれ道ごとに写真の左側にある秋葉古道の看板があるので、それを見ながら進んでいきましょう。

名所「夜泣き松」へ

街道を歩いていくと、大鹿村の名所のひとつ「夜泣き松」が出迎えてくれます。

由来は諸説ありますが簡単にまとめると、この木の枝を夜泣きする子供の枕元に置くと泣き止むと言われていて、世の中の母親の拠り所になっているそうです。

ゴールは小渋橋

そこからさらに進んでいくと、大鹿村の景色が見えてきました。遠くに目的地である小渋橋もみえます。

20分ほど歩くと、今回の到着地点である小渋橋に到着しました。

小渋橋は登録有形文化財に登録されています。三連アーチが特徴的で、天気が良いときは小渋川・小渋橋・赤石岳の3つを同時に観ることができる、景観の美しい場所です。近くに広場があるので、休憩をしましょう。トイレもあります。

小渋橋から出発地点への帰り道は二通りあります。152号線を歩いて帰るか、バスを利用するかです。

徒歩で帰宅する場合は約1時間ほどかかります。バスを利用する場合は最寄りの「大河原」というバス停で乗車します。ただ運行時間がとても少ないので、事前に時間を調べておきましょう。

大鹿村の秋葉古道歩き まとめ

今回は大鹿村の秋葉街道(塩の里〜小渋橋)を歩いてみました。

実際に行くまで道の情報がほとんどなく心配でしたが、塩の里の方から道のことを聞いて歩くことができました。

道中にも秋葉街道の看板があるので、迷うことはなかったです。

ただ写真からもわかる通り草木が生い茂っているので、心配な方は年一回開催している秋葉街道の散策イベントに参加してみてください。

秋葉街道 大鹿村エリアのアクセスと基本情報

秋葉街道(塩の里〜小渋橋)を歩く際、駐車場は主に2つあります。

①塩の里の駐車場
②秋葉古道鹿塩駐車場

それぞれ近い場所にあるので状況を見て停めやすいほうを選びましょう。またどちらにもトイレは完備されています。駐車場の詳細は下記URLをみてください。

塩の里駐車場

秋葉古道鹿塩駐車場

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