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“ゴジラ映え写真”を撮ってめぐる妄想上田旅|特撮のDNA in 信州上田展記念

上田ゴジラ旅

公開から70年となる『ゴジラ』を中心とする特撮の展示会「特撮のDNA in 信州上田展」が、2024年7月12日〜9月8日まで上田市サントミューゼで行われる。

https://www.santomyuze.com/museumevent/tokusatuno_dna_2024

今夏、上田はゴジラが熱いのである。

期間中上田市内では、ゴジラで地域を盛り上げるべくさまざまな企画が催されるそう。

そこで、企画が行われるスポットを中心に、上田市内でゴジラがやってきそうな、ゴジラ映えスポットを、諜報部員と市民に扮する市職員を引き連れて巡るツアーを行うことにした。

ゴジラ映えスポットでは妄想を巡らせ、ゴジラがいることを想定し、パニック記念写真を撮影する。

妄想は無限である。

妄想力があれば、一度行ったことがある場所でも無限に新鮮な旅を楽しむことができるのだ。

この企画は参加者の妄想力とカメラマンの腕、そして読者の理解力が試される企画だ。是非最後までお付き合いいただきたい。

※ゴジラが襲ってくる妄想は、他のお客様のご迷惑とならないように配慮してください。

\信州上田観光協会×Skima信州/

まずは「上田駅」で集合写真!

今回のツアー参加者は上田市職員など含むこちらのメンバー

今回の旅のスタートは、上田市の玄関である上田駅。

集合写真を撮るところから旅はスタートする。

上田駅は新幹線だけでなく、しなの鉄道と、上田電鉄別所線の駅になっている。

しなの鉄道と上田電鉄では、しなの鉄道(軽井沢駅ー上田駅間)と上田電鉄別所線(上田駅ー別所温泉駅間)の区間、両方の鉄道会社で1日何回でも乗り降り可能なフリーきっぷを販売している。

今回「特撮のDNA in 信州上田展」の期間中は展示会特別デザインのきっぷも販売される。上田観光の際はこのお得なきっぷを活用して上田を周遊して欲しい。

今回の旅は徒歩と列車を利用して回れるルートが中心となっているが、上田市内にはシェアサイクルもあるので、サイクリングしながらの散策も可能だ。

ドコモバイクシェアのアプリでいつでも利用可能

https://docomo-cycle.jp/ueda_chikuma

特撮のDNA in 信州上田展の会場「サントミューゼ」

まず我々が訪れたのは「特撮のDNA in 信州上田展」の会場、サントミューゼである。

サントミューゼは、上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館が併設された複合施設である。

特撮のDNA in 信州上田展では、公開から70年となる『ゴジラ』を中心に、実際の撮影に使われたスーツやミニチュアなど、造形師の手による“実物”で、1954年の初代『ゴジラ』から最新作『ゴジラ‐1.0』までその歴史を辿ることができる。

ほかにも期間中はワークショップやトークショーなどの企画もあり、特撮ファンのみならず一般の方も楽しめること間違いなしなので、是非体験していただきたい。

美術館内にある売店ではチケットのほか、展示会オリジナルグッズも購入できる
特撮のDNA in 信州上田展の前売り券

チケットの購入など展示会の詳細はこちらhttps://www.santomyuze.com/museumevent/tokusatuno_dna_2024/

さて、いよいよ妄想の時だ。

サントミューゼでは気持ちのいい芝生広場でパニック記念写真を撮影することにした。

サントミューゼの芝生広場から見た建物の反対側には千曲川がある。今回は千曲川側からゴジラが出現し、サントミューゼから顔を出したシーンを妄想しパニック記念写真を撮影する。

サントミューゼからゴジラが顔を出すシーン

我々はまだ巨大生物襲来に対する危機感が足りていない。

びっくりして転がる人がいる一方、危機感がなくスマホで撮影する人がいるのがこの写真のこだわりポイントである。

建物の奥にゴジラが見えるだろうか。この写真でこの旅の主旨を大体ご理解いただけただろう。

この危機感の無さを見よ

サントミューゼでは、さまざまな展示会やコンサートが行われており、向かいにはショッピングモールもあり、子供連れにもおすすめのスポットである。芝生広場でピクニックしながら、パニック記念写真を撮っていただきたい。

サントミューゼ https://www.santomyuze.com/

ゴジラ襲来必至⁉️「上田城跡公園」でパニック写真!

続いて我々が訪れたのは、大河ドラマ『真田丸』で注目された上田城である。

上田城は天正11年(1583)、真田昌幸によって築かれたお城で、上田市のシンボルになっている。展示会場のサントミューゼから徒歩5分ぐらいの位置にある。

平和な上田城跡公園

上田城跡公園
https://ueda-kanko.or.jp/spot/uedajoseki_park

ここではまず上田城を下から望むことのできる広場で妄想することにした。城敷地内にゴジラが現れ、そこからパニックになり逃げ惑う人々を妄想した。ご覧いただこう。

突如城に現れたゴジラに逃げ惑う人々

城の奥にゴジラがいるイメージである。

必死で逃げる前方の人の奥でパニックになっている後方の人、腰を抜かして転んでいる人もいる。広場の広さを活かした素晴らしいパニック記念写真だ。

残念なのは前方の男性が満面の笑みになっているところ。

この企画をやってみてわかったが、パニック記念写真の撮影は異常に楽しい

走っていると自然と笑っちゃうのである。

本気のパニック記念写真を撮りたければ心を鬼にして笑いを抑え、役になりきるのがポイントだ。

真田十勇士も参戦。パニックが広がる

上田城跡公園は広いので、場所を移動し、城の入り口となる東虎口櫓門でもパニック記念写真を撮っていこう。

こちらの門の前には「信州上田おもてなし武将隊」の十勇士が観光客に上田城でのおもてなしや演舞を披露している。こちらの武将たちにもパニックの一員になってもらおう。

手前右が猿飛佐助、左が筧十蔵

門のすぐそばまでゴジラが来ている。

逃げ出してきた観光客に驚いて十勇士たちも逃げ出したところだ。足を怪我しているのに顔が冷静な上田市職員にじわる。

協力してくれた十勇士たちはパニックだけでなく普通の記念写真にも応じてくれるので、上田城を訪れた際は是非話しかけてみて欲しい。

信州上田おもてなし武将隊 真田幸村と十勇士
http://ueda-omotenashi.com/

お土産なら「上田市観光会館」へ

上田城から逃げ出した我々は市街地へ向かう。

上田城の東虎口櫓門からすぐ近くに上田市観光会館がある。

こちらの1階にはお土産屋さんがあり、2階には観光案内所があるので、上田市観光に来たら是非立ち寄りたいスポットだ。

上田市観光会館

観光会館から100メートルほど進むと上田市役所がある。

ゴジラが上田に現れた際、災害対策本部は市役所内に設置されるであろう。

市役所の方々の無事を祈るばかりだ。

妄想上の災害対策本部「上田市役所」

上田市役所は妄想上の災害対策本部

次のパニック記念写真は観光会館と市役所の間で撮ることにした。上田城方面から逃げる人々である。

市役所前でパニックになる人々

これが今回のパニック記念写真のベストショットではないだろうか。

ゴジラ出現に腰を抜かす人、倒れた人を助ける職員。

こなれてきて配役も上手になってきた。

後方のワイシャツ男性の演技がパニック記念写真にリアリティーを与えている。

※写真撮影の際は歩行者や車の迷惑にならぬようご注意願いたい。

市役所向かいの鉄塔。高層建造物が全てゴジラ映えスポットに見えてきた

平和な街が一変・・「上田駅周辺商店街」

市役所を後にした我々は、駅前に広がる商店街にやってきた。

「特撮のDNA in 信州上田展」開催期間中は上田駅前から延びる松尾町商店街、原町一番街、海野町商店街の街路灯に歴代ゴジラ30体がデザインされたタペストリーが飾られる。30枚のタペストリーはそれぞれ違うゴジラがデザインされているので、展示会の期間中に商店街まで足を運んでいただきたい。

また、展示会とのコラボ商品を提供するお店もいくつかある。

今回はその中のひとつ「御菓子処 千野」さんにお邪魔した。

ゴジラの足跡付き蕎麦饅頭
昭和5年創業の歴史あるお菓子屋さん
イートインスペースもある。お店にはゴジラのフィギュアが飾られていた

こちらでも妄想していこう。

店の前で遠くにゴジラを確認し驚く人たちと、逃げてきた人

今回はお店前での一コマを撮影した。

遠くにゴジラを確認し驚く人々と、おそらく駅前から必死で逃げてきた人。逃げてきた人の躍動感ある逃げっぷりが妄想力を掻き立てる。もはや遠くにゴジラが見える。素晴らしいパニック記念写真だ。

御菓子処 千野

所在地:長野県上田市中央3丁目2−18
営業時間:9:30〜18:00
定休日:水曜日
公式HP:https://chino-wagashi.com/

商店街は広い。次は海野町商店街に移動してみよう。

商店街の楽しみといえば食べ歩きだ。歩き疲れた我々は上田市の人気店、富士アイスに名物「志まんやき」を食べにいってみた。行列に並んで手に入れた志まんやきを食べようとしたその時、目線の先にはゴジラが、、、

幸せな日常は一瞬で崩れ去る

もはや記念写真でもなくなってきているが、一人でも妄想写真は成立するのだ。

この演技力には脱帽である。

海野町には特別なタペストリーも展示されるとのこと。上田駅前には多くの飲食店があるので、食べ歩きしながら商店街を散策していただきたい。

海野町のおすすめランチ

「UPmoat」約40種類のラム酒などお酒も豊富
ランチのオススメは上田の新名物「上田味噌おでん」と「あのソース焼きそば」

UPmoat

所在地:長野県上田市中央2丁目9−19
営業時間: 11:30~14:00/18:00~22:00(金曜日は18:00~翌0:00)
定休日:土、祝日、祝前日: 18:00~翌0:00 ※ 日曜日は都合により変更の場合あり

最期の瞬間・・「信濃国分寺史跡公園(ハープ橋)」にて

次はフリーきっぷを使って、しなの鉄道の信濃国分寺駅へ移動。駅からほど近くにある信濃国分寺史跡公園からパニック写真を狙う。

信濃国分寺史跡公園 https://ueda-kanko.or.jp/spot/shinanokokubunjishiryokan/ 

この公園は約5.5ヘクタールと非常に広い。

この広大な公園で狙うのは、千曲川に架かる北陸新幹線の鉄橋、通称「ハープ橋」だ。ハープ橋からこの公園までやや距離はあるが、それが故に橋の巨大さを捉えることができる。ここで撮影した一枚がこちら。

巨大建造物と同等の大きさの大怪獣に絶望する人々

人は時として無力である。

己の無力さを実感し、壊れゆく街を見て絶望しているのがこの写真である。

大体こういう時には新幹線が橋を通っていたりする。新幹線の乗客の無事を祈るばかりだ。

ゴジラから身を守るため、地下に逃げ込む諜報員に扮した上田市職員。完全に主役だ。

この公園は広大なため、敷地内をしなの鉄道の線路が走っている。

その線路の下を潜る地下通路がこれだ。この公園では様々なシチュエーションでの撮影を楽しむことができる。穴場スポットだ。 

ゴジラとほぼ同じ高さの「岩鼻」(道と川の駅おとぎの里)

最後に訪れたのは上田市の怪スポット「岩鼻」だ。

伝説では、遠い昔この岩鼻は対岸の山と一続きの岩で、上田盆地は一面の湖だった。その湖の西にねずみがはびこり田畑を荒らしたので、唐猫を集めて追わせたら、そのねずみが逃げ場を失い岩山を食い破り今の形になったとのこと。

こちらの妄想力をはるかに上回る凄まじい話である。

岩鼻。上には公園もある

この岩鼻、とにかくスケールがでかい。高さは約120メートルもある。

ゴジラの中で最大のシンゴジラが約118メートルなので、それよりも大きい。この岩鼻と同じ高さのゴジラが出現したと妄想し、最後のパニック記念写真を撮影しようと思う。

最後はシンプルに全力で逃げる

最後のパニック記念写真は後方から来るゴジラから小細工なしに全力で逃げるシーンだ。

手の振りは大きくし、遠くからでも動きを見せるのがポイントだ。

ちゃんと100メートルほど全力疾走した。思い出とは全力で作るものだ。

道と川の駅おとぎの里

この撮影は岩鼻近くの「道と川の駅おとぎの里」の裏の芝生公園から行なった。

ここはお食事処やお土産屋さんがあるので、芝生公園で遊んでから食事や休憩をとることができる。

上田駅からはやや離れているので、車のない方はシェアサイクルで来ることをおすすめする。

撮影で疲れた我々もこちらで食事をいただいた。

名物の馬鹿バーガー。我々にぴったりだ ※正しい読み方は「うましかバーガー」です

このお食事処「岩鼻」では、ジビエを使った料理も充実していてメニューも豊富。

上田名物の馬肉うどんも食べられる。写真に収めてなかったがジビエのハンバーグカレーもかなりのボリュームでおすすめだ。

上田市 道と川の駅おとぎの里
https://www.otoginosato.jp

パニック記念写真を撮る旅は楽しい

今回初めて上田市内を妄想しながら周遊したが、パニック記念写真の構図を考えながらスポットを巡るのはものすごく楽しかった。

何回も行ったことがある場所なのだが、ゴジラが出現した場合を妄想して行くと、いつもと違った景色に見える。私はすでにまたこの旅をやりたくなっている。

特撮のDNA in 信州上田展では上田市街地にゴジラがいるジオラマも展示されるそうなので、展示会を見て妄想を膨らませてから周遊するとさらに楽しめるだろう。

あなたも是非上田でパニック記念写真をとって妄想の旅を楽しんでいただきたい。

国分寺跡にあった謎のプランターを使って撮った写真。妄想は無限である

\信州上田観光協会×Skima信州/

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