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【長野市】疏水百選「善光寺平用水」に沿って歩いてみると・・?!スキマ旅

「長野駅と善光寺の間にあるものといえば何?」と聞かれたらなんと答えますか?

八幡屋礒五郎の本店、トイーゴ、セントラルスクゥエア、権堂商店街、蕎麦屋…パッと思いつくのはこんなところでしょうか。

もう少し足元というより道に注目すると、東西に水路が通っていることが分かります。「善光寺平用水」です。約90年前に整備された「善光寺平用水」は、疏水百選にも選ばれています。

参考

ここを歩いてみたい!と思って調べてみると、農林水産省のサイトにこんな資料があるのを発見しました。

このマップのコースに概ね沿って歩いてみました!さて、どんな歩き旅になったのでしょうか。

▼善光寺用水を含む農業資産についてはこちら!

長野駅からスタート

まずは長野駅からスタート!

2015年の北陸新幹線金沢延伸の際に大きくリニューアルした長野駅。改めてみるとめちゃめちゃかっこいいですね!

ながの東急百貨店を横目に、長野大通りを進みます。

南千歳町交差点を渡って、長野都市ガス本社のところに来ました。水路はまだ見えてこない…。

と思ったら住宅の裏に水路がありました!これになるべく沿って歩きたいところです。

散歩したくなる!水辺通り

歩いていた道を左に曲がると、整備された歩きやすそうな道がありました。

水路と再会!水のせせらぎを聞きながら歩けてとても気持ち良かったです。ちなみに、遠くに見えるのは、「アニヴェルセル長野」という結婚式場。

おっとこれは? 「あちこちの 声にまごつく 螢かな」一茶

郷土の俳人、小林一茶の俳句が刻まれた石碑でした。螢がみられるんでしょうか?

さて、長野大通りの方向に向けて歩きます。

大通りを渡って水路方向に歩いて行く途中に神社がありました。「藤の森諏訪神社」というそうです。古来より「藤の森のお宮」と親しまれていて、ケヤキと藤棚の名所だそう。藤が満開の季節に来たいですね。旅の安全を願って歩きを進めます。

水路に戻るとかっぱの像が!実は見たのは初めてではなく何度も通ったことはあったのですが、まじまじと見るのは初めて。

説明書きを発見しました。今たどってきた水路は南八幡川というそうです。善光寺平発展の礎となった用水堰とのこと。確かに、裾花川と犀川まで水を取りに行くのは大変ですね。人が住むには水が不可欠ですもんね。

そして気づきました。石碑の少し黒くなっている形は旧・長野市の形ですね。

結婚式場と川の間を歩きます。

くねっと曲がって・・・

おお〜〜〜風流ですね。自動車の音もあまり聞こえず、静かな空気が流れています。

しばらく歩くと見えてきたのが「ほたるひろば」。やっぱりほたるが見られるんですね!

ちょうどアジサイが咲いていたり…

水のせせらぎを間近で感じられる憩いの場のようです。

鍋屋田小学校前

「ほたるひろば」から歩を進めて、鍋屋田小学校付近にやってきました。

こちらは先ほどまで見ていた川ではなく「北八幡川」という川。鍋屋田小学校の子たちがほたるの保護活動を行っていて、毎年地域の方が集まって観察会が開かれているそう。

参考
https://daisanmachidukuri.naganoblog.jp/e2742495.html

裾花川へ向かって昭和通りを進む

鍋屋田小学校を後にして、少し川と離れ、昭和通りを歩きます。

こちらはトイーゴ。SBCや戸隠そばのお店、モスバーガー、生涯学習センターなどが入っています。

昭和通りを裾花川方面に歩きます。

裾花川沿いをてくてく

ついに裾花川まで来ました。

荒々しい岩肌が見られるのが、私の裾花川のおすすめポイントです!

そしてこちら!何の施設か分かりますか?(正面ではなく裏手なので見覚えある人は少ないかもしれません)

こちらは「うるおい館」という温泉施設。私も何度も入ったことがあります。長野市民にはお馴染みの温泉です。

裾花頭首工が見えた!!

川沿いをこんなに歩いたことはないなあと思いながら裾花頭首工を目指していると、ついに見えてきました。

お!

おお!!

おお〜〜〜!!こういう大きい構造物を見ると興奮してしまう私です。人間ってすごいですね!

近づくのはここが限界でした…。

八幡・山王堰(さんのうぜき)とホタル水路

ルート通り南東方向へちょっと戻ります。

たどり着いたのは「八幡・山王堰」。

良い景色ですね〜〜〜。なごむ…。

そしてここが「ホタル水路」。水路と木々の風景。趣がありますね!

大口分水工

どんどんと南下して「大口分水工」までたどり着きました。

ここが、山王堰と八幡堰に分水する施設だそう。

奥は、前半で通ってきた方向へ、手前は、ここから南方向への水路につながります。山王堰方向を見るとこうなってます。

さらに2つに分かれていて、向かって左が「古川」右が「漆田川」というそうです。

この橋は「夫婦橋」っていうんですね!どんな由来があるんでしょう・・・。

さて、マップでは水路沿いを歩けるのはここまでということで、私の旅もここで終わりにしたいと思います。

善光寺用水 まとめ

今回辿ったルートをあらためて地図でご紹介します。

目的地に行くことだけを考えていると、足元の景色を見逃していたり、自然の音を聞き逃していたりするんだなと思いました。

それに、水があるというだけでなんだか気分が癒されます。いい運動にもなりますし、みなさんも歩いてみてはいかがでしょうか。

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