長野県の文化財をまとめていきます。今回は現在10件ある長野県の国宝!
うち建築物は6件、美術品は4件です。このページではうち建築物6件をご紹介。長野県で歴史的な建築物をめぐってみたい方は、まず「国宝めぐり」から始めるのが良いかもしれません。
長野県の国宝一覧
「国宝」とは日本の文化財保護法によって国が指定した文化財のうち、世界的にも価値の高いものが指定されています。リンクのあるスポットは詳細ページに飛びます。
- 安楽寺八角三重塔(上田市)
- 松本城天守(松本市)
- 大法寺三重塔(青木村)
- 仁科神明宮(大町市)
- 善光寺本堂(長野市)
- 旧開智学校校舎(松本市)
- 縄文のビーナス(茅野市)
- 仮面の女神(茅野市)
- 楽焼白片身変茶碗(諏訪市)
- 紙本墨画寒山図(諏訪市)
今回は中でも観光スポットとして遊びに行ける国宝をピックアップしてご紹介いたします。
【長野の国宝】善光寺本堂|長野市
長野市の古刹「善光寺(ぜんこうじ)」の本堂が国宝に指定されています。日本に宗派ができる前、インドから伝来した三国伝来阿弥陀如来像を御本尊としたお寺。「一生に一度は詣れ」と謳われ、長野県を代表する観光スポットとしても知られます。
善光寺観光をする際には「本堂」の参拝と本堂内の「御戒壇めぐり」は鉄板!ほかにも山門に上って門前の景色を上から眺めたり、宿坊で座禅体験や天然石のブレスレットづくりをしたり、体験できることがたくさんあります。
【長野の国宝】善光寺の詳細
- 所在地:長野市大字長野元善町
- 国宝指定:1953.03/31
善光寺と周辺の観光ガイドはこちら!
【長野の国宝】安楽寺八角三重塔|上田市
安楽寺の八角三重塔が国宝に指定されています。安楽寺は上田市の温泉地「別所温泉」にあり、旅情あふれる雰囲気が味わえる古刹。近世以前に建立された日本唯一の現存する八角三重塔であり、建立は鎌倉時代末期〜室町時代頃と推測されています。
【長野の国宝】安楽寺八角三重塔の詳細
- 所在地:上田市大字別所
- 国宝指定:1898.12/28
別所温泉を1日楽しんできた記事はこちら!
【長野の国宝】大法寺三重塔|青木村
青木村にある大法寺の国宝「三重塔」は別名「見返りの塔」とも呼ばれ、その美しさから参拝客が帰りに何度も見返ってしまうことに由来しています。かつては東山道の駅寺として栄え、1,300年の歴史を持つ信州でも随一の古刹です。
ちなみに大法寺さんではそんな国宝を絵写経することができますよ!
【長野の国宝】仁科神明宮|大町市
大町市の仁科神明宮は本殿、釣屋、中門が国宝に指定されています。江戸時代初期(1636年)に造営されたもので、日本最古の神明造りにして、神明造りの建築物唯一の国宝です。
姉妹ブログ「ごしゅメモ」の仁科神明宮記事はこちら!
【長野の国宝】松本城天守|松本市
松本市の松本城天守は、長野県内で最初に国宝指定された建築物のひとつです。五重六階の天守では日本最古の国宝。日本100名城でもあり、松本市では外せない観光スポット!
松本城観光してきた様子はこちら!
【長野の国宝】旧開智学校校舎|松本市
旧開智学校は、2019年に新しく国宝に指定されました!近代の学校建築としては日本唯一の国宝。校舎は1876年に建てられ、明治時代初期の擬洋風建築の様式を持ちます。
縄文のビーナス(尖石縄文考古館)|茅野市
「縄文のビーナス」は、日本初の国宝のひとつ。茅野市の尖石縄文考古館に展示されています。1986年に出土され、国定に指定されたのは1995年です。縄文時代中期、今から4,000〜5,000年前の作品。非常に良い保存状態であること、美術作品としても優れていることなどが国宝に指定された理由です。
仮面の女神(尖石縄文考古館)|茅野市
縄文のビーナスとともに尖石縄文考古館に展示されている国宝「仮面のビーナス」。出土したのは縄文のビーナスよりかなり遅く、2000年。国宝に指定されたのは2014年のこと。縄文時代後期前半、つまり4,000年ほど前につくられたものと推測されています。
長野県の国宝全10件 まとめ
長野県にある国宝について簡単にご紹介しました。美術品についても、追記していく予定です。
長野県にある「国指定の名勝」はこちらにまとめています。