日本一美しい村連合に加盟している長野県北部の小川村。春になると、その「美しさ」が一際輝きます。
Skima信州では毎年「本気の桜めぐり」をしていますが、小川村は何度か見ごろを外してようやく去年撮影できました。「番所の桜」「立屋の桜」「二反田の桜」3箇所の桜スポットをめぐった様子をご覧ください!
「小川村で桜めぐり」まずは番所の桜・立屋の桜へ
「番所の桜」「立屋の桜」2つの1本桜があるスポットへは、小川村市街地の県道31号線沿いに出ている看板を頼りに山沿いを上るように入ります。車で5,6分ほど坂道をクネクネと上れば、近くの駐車スペースに。第4駐車場までありますが、それぞれ私有地なのでありがたい気持ちで使わせていただきましょう。
「桜めぐりコース」もあり、プチハイキングをしながら北アルプスと桜の絶景を楽しむこともできます。
2019年4月15日、生憎の曇空ですが桜は満開!2本だけでなく、周りには若い桜たちが鮮やかに咲いています。
雲のスキマから見えた北アルプスをバックに。晴れていれば絶景だろうなあ(今年こそは!)。
「番所の桜」樹齢70年ほどのベニシダレサクラ
番所の桜にきました。樹齢70年ほどのベニシダレサクラです。紅色がしっかり色づいていて可愛らしく、一本桜にしては割と若め(看板には“樹齢60年”とありましたが、平成22年現在と書かれていたので樹齢70年にしておきます)。
「番所の桜」の由来は、かつてここに立屋口留番所があったことから。善光寺街道と千国街道(スキマ別記事にリンク)を結ぶ「峰街道」と呼ばれる道が通っていました。善光寺や戸隠への参拝に使われ、神社仏閣の多い信仰の道としても知られています。ただ峰街道が積極的に使われたであろう江戸時代には、番所の桜はなかった・・のかな?
「立屋の桜」樹齢350年ほどのエドヒガンサクラ
推定樹齢350年のエドヒガン「立屋の桜」。根や幹の太さが歴史の長さを物語ります。元はお墓の守り桜として植えられたそうです。道中には菜の花や桜も植えられ、一本桜だけではない春の彩りを感じました。
ちなみにこの奥を歩いていくと、戸隠神社が30年ほど移されたいた場所のひとつ「宝光院」があります。おすすめのスキマスポットなのでぜひ足を伸ばしてみてくださいね。
「立屋の棚田」も美しい・・・
立屋集落は桜だけでなく「棚田」もおすすめ。小さく開けた傾斜地にわずかな家屋と不揃いな昔ながらの棚田。夏に稲が育った姿(下写真)も好きです。晴れていれば北アルプスはこんな風に見えるはず。
ちなみに「立屋の棚田」はスキマ記事難易度高すぎ!「信州棚田カード」でめぐる長野のスキマな絶景レポート。でも紹介しているので棚田に興味がある方はこちらもどうぞ!
「二反田の桜」は撮るのが難しい
小川村は至る所に山桜が咲いており、生で見るととても美しく感じます。写真に写っている辺りを二反田の桜と呼ぶそうです。ただ散らばっているので、わたしの技術では写真に撮るのは難しく。天気が良ければ北アルプスと一緒に村と桜を写すことができます。
ついでに小川村で定番の絶景スポット「アルプス展望デッキ」
小川村から鬼無里へ抜ける道、高山寺のすぐ上にあるアルプス展望デッキもついでにご紹介。立屋集落のあたりに比べて標高も上がるため、よりパノラマに見ることができます。
夏はこんな感じ。どうがんばって探してもスマホの写真しか見つかりませんでしたが、鬼無里も小川村も好きなのでよく通る道です。深く見える森の中にもポツポツと集落らしきものが見えます。小川村は横道も面白い。
小川村の桜めぐり「あ、好き」の連続でした
小川村の桜めぐりは「あ、好き」の連続でした。小川村はよく探検していて写真がたくさんあるので別記事にまとめるのも良いかと思っています。小川村へ桜を見に来られた方はぜひ寄り道をして、スキマな発見をしてくださいね!
長野県内の一本桜やお花見スポットは桜タグにまとめています。エリア別に見やすくしているので桜めぐりがしたい方は参考にしていただけると嬉しいです!