Skima信州ライターのsakanaです!今回は長野の絶景スポットを紹介していきたいと思います。
山に囲まれ川が流れ、見渡す限り自然に溢れる長野には絶景スポットがたくさんあります。有名な絶景スポットから知る人ぞ知る穴場絶景スポットまでご紹介。
ぜひ次の長野観光の参考にしてみてください。
姨捨(おばすて)夜景と棚田の絶景|千曲市
一つ目にご紹介したいのが姨捨山。夜には夜景が、日が暮れる頃には棚田のキラキラと光る水面とぽつぽつと灯りが灯る夜景のどちらも楽しめます。姨捨山の棚田は日本名勝に指定され、日本の棚田100選にも選ばれる絶景。多くの観光客やカメラマンが集まるスポットとして知られます。
JR篠ノ井線の姨捨駅のホームからもこの絶景が楽しめます。姨捨駅はスイッチバッグスポットでもあり、駅員さんの前車両から後車両に移るまでの間、一度ホームに出て写真を撮る人もいます。長野でスイッチバッグのある駅も珍しいため駅としても鉄道愛好家の間では人気があります。
姨捨山駅まで長野駅まで約30分。長野市や松本市に電車で訪れる際はぜひ姨捨駅に訪れてみてはいかがでしょうか。もちろんゆっくり写真を撮ったり夜景を楽しみたい方は車で訪れることも可能。姨捨山の絶景を自分好みに楽しんでみてはいかがでしょうか。
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上高地(かみこうち)雄大な自然と山々の絶景|松本市
次におすすめしたいのが上高地です。長野の観光地といえば上高地!というくらい人気のあるスポットです。一般車両は途中までしか入場できないなど環境整備に力を入れたおかげで、透き通った川を生み出すことができました。初夏には緑の燃える木々とエメラルドグリーンの川をバッグにまるで絵のなかに溶け込んだかのような写真を撮ることができます。さらに秋はじめには、あたり一面の紅葉と河童橋から見える岳沢の急な山の斜面に紅葉が走る様子をカメラにおさめることができますよ。
上高地への入場が例年4月下旬から11月中旬までなので注意が必要です。他にも上高地について詳しく知りたい人は関連記事を参考にしてみてください。
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乗鞍高原(のりくら)山と滝と紅葉の絶景|松本市
乗鞍高原の高山植物が生い茂る湿原の絶景もおすすめ。写真を撮るだけではなく散策して体でも絶景を味わえるのも魅力のひとつ。夏には白樺の白い幹が夏の暑さを忘れるくらいの涼しさを感じさせてくれ、秋には見渡す限り赤や黄色へと葉の色が変わる様子が楽しめます。冬には、雪に覆われてスノースポーツの人気スポットへと代わりスノーシューなどでの散策アクティビティーも人気になりつつあります。
どんな季節に訪れても乗鞍高原は季節ごとに違った顔を見せてくれることでしょう。乗鞍高原の紅葉撮影について詳しい情報を知りたい方は関連記事を参考にしてみてください。
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「高ボッチ高原」諏訪湖と富士山の絶景|塩尻市・岡谷市
次におすすめしたいのが高ボッチ高原です。高原の展望台からは諏訪湖と山の絶景が楽しめます。カメラにおさめるおすすめの時間帯は早朝。早朝にはカメラを持ち絶景を待ち構えているカメラマンたちが集まります。私は去年夏この絶景を見に訪れました。8月に絶景を撮影しに早朝からスタンバイしましたが、夏にもかかわらず朝はとても冷え込み少し寒い思いをしたので暖かい格好をしていくのがおすすめですよ。
さらに高ボッチ高原周辺には、諏訪湖が一望できる立石公園や、少し足を伸ばして訪れる白樺湖など見所がたくさん!早起きは三文の徳というのはこのこと。朝早く高ボッチを楽しんだ後は周辺の観光スポットに訪れてみるのはいかがでしょうか?
寝覚の床(ねざめのとこ)奇岩と清流の絶景|上松町(木曽路)
木曽八景のひとつ寝覚の床は、中山道の景勝地としても知られています。長野から岐阜、愛知、三重をまたいで走る木曽川の渓流により壮大な景色が生まれました。
寝覚の床がある長野県上松町は浦島太郎が晩年過ごしたと伝えられています。渓流によって作られた岩がゴツゴツとして安定感がなく危険そうに見えますが、あの竜宮城へ行った浦島太郎なら楽々と釣りを楽しんでいたかもしれませんね。
この土地の名「寝覚の床」の由来も浦島太郎にあると言われています。昔話に出てくる玉手箱を開けるシーンではここ木曽川の風景が舞台とされているそうです。箱を開け、竜宮城での思い出がまるで夢かのように感じる寝覚の感覚と岩場が床に見えたことから「寝覚の床」という名前になったそうですよ。
阿寺渓谷(あてらけいこく)阿寺グリーンの絶景|大桑村(木曽路)
阿寺渓谷は長野県南部に位置しています。渓谷の川水の色はエメラルドブルーでとても透き通っていて夏には川遊びしたい気分になりますよね。(雨の次の日は川の流れが急になっているので注意が必要です)阿寺渓谷を近くで見たい人は車で行くのがおすすめ。付近はキャンプ場になっていて入場料がかかります。
阿寺渓谷の絶景を楽しむだけではなく、周辺のキャンプ場で仲間と楽しんでみるのもいいですね。私も一度渓谷付近でキャンプをしたことがありますが、充分楽しむことができました。渓谷からのきれいな水を使って作るカレーライスがとても美味しかったですよ。
さらに阿寺渓谷に行く道中、道の駅が充実しているのでそこでご飯を食べたり地元の食材を買ってキャンプ場で調理してみるのなんていいですね。絶景に囲まれてキャンプができる阿寺渓谷は長野の絶景のひとつです!
陣馬形山(じんばがたやま)伊那谷を見下ろす絶景|中川村
南信州の中川村にある陣馬形山(じんばがたやま)から絶景が眺められます。陣馬形山には遊歩道があり景色を楽しみながら散策することができます。併設されている自然公園にはベンチや椅子もあるためお弁当を持ってきて絶景を楽しみながらピクニックすることもできますよね!
さらにキャンプ場が併設されており特設のホームページから予約をすれば絶景のなかキャンプを楽しむことができます。キャンプサイトからは伊那の景色だけではなく中央アルプスと南アルプスの2つの日本アルプスの絶景を楽しむことができます。ソロキャンプ用の値段も用意されているため、ソロでキャンプを楽しみたい人もきっと陣馬形山キャンプが楽しめます(2021年現在休止中)。
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下栗の里(しもぐりのさと)秘境と谷の絶景|飯田市(遠山郷)
遠山郷と呼ばれる飯田市の下栗の里は、日本の昔ならではの風景が残るスポットとして親しまれています。今も残る古民家や畑からノスタルジーを感じるだけではなく季節によって変わりゆく里周辺の景色も見どころです。秋にはあたり一面紅葉になり、紅葉狩りスポットとしても人気があります。
下栗の里周辺にはかぐらの湯と呼ばれる温泉もあり、遠山郷の観光ついでに立ち寄ってみたいスポットのひとつです。かぐらの湯の温泉は南アルプスの麓から湧き上がる不思議な塩のお湯が使われています。一説によると塩のお湯には膚の表面を柔らかくする作用があると言われ傷口を治す効果があります。すべすべの肌になるためにかぐらの湯に訪れてみてもいいですね!
長野県の絶景・撮影スポットまとめ
今回は長野の絶景スポットを紹介しました。行ってみたい絶景スポットや気になった絶景スポットはありましたか?もしかしたら、すでに知っていた長野の絶景スポットもあったかもしれません。さらに、長野を観光をしてみたら新しい絶景スポットが見つかるかもしれません。
長野は県面積が広く、そのほとんどが山や川の面積で占められています。その山や川が織りなす美しい景色は長野でしかきっと出会えない宝物です。なので、その宝物をぜひ楽しんでいただきたいものです。
それだけでなく他にも長野には食、文化など魅力がたくさんあります。ぜひ長野に足を運んで長野旅を楽しんでみてくださいね。