混浴というとカップルや家族で入っている姿をイメージする方も多いかと思います。しかし元々温泉は自然にたまった場所にできるもの。男女の区別はなく、浴槽もひとつしかないことが当たり前でした。現在では混浴風呂を新たに作ることはできず、混浴もどんどんと姿を消しています。
つまり現在残る「混浴」は貴重で良質な温泉である証拠ともいえるのです。長野県には、そんな本来の「温泉」や「共同浴場」の姿を保つ施設が数多く残っています。
このページでは、そんな長野県に残る混浴に入れる施設をご紹介します!カップルで、友人同士で、家族で、おひとりでも、一度は入ってみたい温泉をまとめました(北信エリアからエリア別になっています)。
女性目線のコメントです。男性はその限りではありません、あらかじめご了承ください!
屋敷温泉「秀清館」(露天風呂混浴)|栄村
まずは長野県最北端、栄村の秘境「秋山郷」にある屋敷温泉「秀清館」。内湯は男女別、露天が混浴です。一度服を着替えて入り口手前の外湯に入ります。出入りする人から丸見えなので、女性にはハードルが高いかもしれません。わたしは入る勇気が出ませんでしたが、入った方もいらっしゃいます。
お湯の色は日によって異なり、酸化すると透明からミルキーグリーンに変わります。
屋敷温泉「秀清館」
所在地:栄村屋敷
入湯料:大人600円、小人(4歳以上)300円
営業時間:11:00~15:00
地獄谷温泉「後楽館」(露天風呂混浴)|山ノ内町
スノーモンキーで有名な地獄谷温泉。おサルの入れる温泉とは別に、後楽館では人間も温泉に入ることができます。男女別の内湯があり、露天が混浴。宿泊者限定の貸切風呂もあります。
ただスノーモンキーを見に行く観光客からは、遠目に丸見え。運が良ければおサルと混浴もできます。
地獄谷温泉「後楽館」
住所:山ノ内町平隠6818
料金:大人800円/小人400円
営業時間:12:00~15:00
定休日:不定休
松川渓谷温泉「滝の湯」(露天風呂混浴)|高山村
高山村の松川渓谷温泉「滝の湯」は、その名の通り川や滝の音が聞こえる野天風呂。広めですが、お湯が透明に近いのが難点。バスタオルを巻いて入ることができ、乾燥機もあります。女性側には内湯もありますが、やはり露天風呂の方が気持ち良いです。
紅葉シーズンを外せば、運良く独り占めできることも!
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松川渓谷温泉「滝の湯」
所在地:高山村奥山田3681-377
休館日:不定休
営業時間:10:00〜18:00(入浴受付時間:10:00〜17:00)閉門18:00
入浴料:大人500円、小学生以下300円、3歳以下無料
加賀井温泉「一陽館」(露天風呂混浴)|長野市松代
長野市松代にある加賀井温泉「一陽館」は内湯が男女別、露天が混浴です。露天風呂までは脱衣所から外へ出て歩いていく必要があり、正直私には難易度が高すぎる場所。内湯には何度も入っていますが、いまだ露天に入れたことがありません。先日の台風で休館していましたが、復旧しました。よかった!
バスタオルを巻いて入ることもできますが、おそらく真っ茶色になって使えなくなります!混浴できずとも、ぜひ行っていただきたい五つ星の温泉です。
加賀井温泉「一陽館」
所在地:長野市松代町東条55
営業時間:8:00~20:00(休憩8:00~16:00)
入浴料:大人300円/子供100円/休憩750円
鹿教湯温泉「ふぢや旅館」|上田市
上田市にある鹿教湯温泉「ふぢや旅館」。男女別になっていますが、男湯は混浴も可能。女性はどちらに入ることもできるようになっています。女湯と男湯の間はうっすらと見えたり、窓から角度によっては女湯のはしっこが見えることも。往時の遊び心を感じる温泉です。
鹿教湯温泉「ふぢや旅館」
所在地:上田市鹿教湯温泉1373-3
入浴料:800円
入浴可能時間;10:00~15:30
姫川温泉「朝日荘」|小谷村
新潟県との境、小谷村の姫川温泉「朝日荘」。プールのように大きな浴槽に、これまた大きな岩がドーン!ドドドド〜っと流れ落ちる温泉。長野県ではほかに類を見ない珍しいタイプの温泉だと思います。
左右に男女別の脱衣所があり、大浴場が混浴(女性のみの時間帯もございます)。岩がカモフラージュになり、離れて入ればあまり混浴を意識せずに入れるかと思います。
女性は別に洞窟風呂(岩風呂)もあり、雰囲気のある温泉でした。さらに屋上には男女別の露天風呂があり、運が良ければ大糸線の電車が通っている姿が見られます。
姫川温泉「朝日荘」
所在地:小谷村北小谷9922-3
入浴可能時間:8:00~20:00
入浴料:600円
白骨温泉「泡の湯」(露天風呂混浴)|松本市
松本市の白骨温泉「泡の湯」は、長野県で一番混浴のハードルが低く、カップルやご夫婦の多い温泉だと思います(私見ですが)。内湯は男女別、露天風呂が混浴になっています。内湯は透明な源泉掛け流しがあり、泡付きがよく質の高い温泉。
乳白色で中が見えないこと、入り口手前にのれんがあり、先に入ってから外に出られること、露天風呂自体がかなり広いことが理由です。
白骨温泉「泡の湯」
所在地:松本市安曇4181
料金:大人1,000円/小人600円
営業時間:10:30~13:30(14:00退館)
定休日:公式ページ参照
白骨温泉「かつらの湯 丸永旅館」(露天風呂混浴)|松本市
泡の湯と同じく白骨温泉にある「かつらの湯 丸永旅館」。内湯が男女別、露天風呂が混浴になっています。泡の湯と比べるとかなり小さな浴槽ですが、同じく階段でお湯の中に入ってから外に出ることができます。
ただしわたしの行った時にはお湯がやや透明でした。この時は勇気が出ず、露天風呂は足だけ入りました。
体験談付き!長野県で混浴ができる日帰り温泉まとめ
長野県で混浴ができる温泉をまとめてみました。混浴はどんどん少なくなり、貸切温泉として残っているところもいくつかあります。貸切温泉はまた別記事にまとめる予定なので、チェックしてくださいね。
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