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名字「有賀」はなんと読む?長野県がルーツの名字②

諏訪市豊田有賀をルーツとする有賀

長野県ではもっぱら「あるが」ですが、県外では「ありが」と読まれることも少なくありません。

全国に2万人ほどいるうち、およそ6,000人が長野県在住。県内では特に上伊那地域に多く、南箕輪村内ではランキング1位の名字です。伊那市や辰野町にも集中しています。

今回はそんな「有賀」さんについて簡単にまとめてみました。

名字「有賀」のルーツは諏訪!

「有賀」の歴史は古く、鎌倉期には諏訪郡の中に「有賀(在賀/あるか)郷」が存在していました。

南アルプス(赤石山脈)の北方には諏訪市と辰野町をつなぐ有賀峠があり、有賀の集落は諏訪側の扇状地にあります。

この地を治めた有賀氏は、諏訪郡の領主であった諏訪氏を支えた有力支族です。

諏訪氏が滅亡した後は武田氏に従い、武田氏滅亡後の江戸時代には旗本となっています。有賀峠の登山口付近にあった有賀城があり、有賀氏の居城でした。

ゆかりの偉人「有賀幸作」戦艦大和最後の艦長

 ちなみに戦艦大和最後の艦長として知られる有賀幸作(ルビ:あるがこうさく)は辰野町の出身。

「あるが」と読まれず聞き返されることを嫌い、「ありが」で通したというエピソードがあります。

軍帽裏のネーム刺繍も「アリガ」だったそうです。

聞き返されることにうんざりするのは、有賀(あるが)さんあるあるなのかもしれませんね。

信州産の名字 まとめ

諏訪をルーツとする「有賀」さんについてまとめました。

Skima信州では信州産の名字をご紹介しています。

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