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栃原岩陰遺跡|北相木村で出会う縄文時代の暮らしの跡

長野県北佐久郡北相木村にある「栃原岩陰遺跡(とちはらいわかげいせき)」は、縄文時代の人々の暮らしの跡を今に伝える貴重な史跡です。

岩の陰に住み、火を使い、狩猟や採集を行っていた縄文人の生活をうかがい知ることができます。

今回は、栃原岩陰遺跡と、その出土品を展示している北相木村考古博物館の見どころをご紹介します。

栃原岩陰遺跡とは?

栃原岩陰遺跡は、北相木村の山間に位置する岩陰(岩の下のくぼみ)で、人々が長期間にわたって生活していた跡が残っています。発掘調査により、縄文時代前期から中期にかけての住居跡や土器、石器、骨角器などが多数出土しました。

特に注目されるのは、岩陰を利用した独特の生活空間です。屋根の代わりに自然の岩を利用していたため、当時の暮らしの工夫や知恵が見えてきます。また、出土品からは、食料としての植物や動物、生活用品としての道具が使われていたことがわかり、縄文人の知恵や文化を学ぶことができます。

栃原岩陰遺跡は現在も保存状態が良く、学術的価値だけでなく、自然の中で遺跡を体感できる点でも魅力的なスポットです。

北相木村考古博物館へ行ってみよう

栃原岩陰遺跡で発掘された土器や石器は、北相木村考古博物館で見ることができます。

館内には、出土品の展示だけでなく、縄文時代の生活を体験できるコーナーも設けられており、子どもから大人まで楽しみながら学べます。

また、考古博物館では定期的に特別展示や講座も開催。学芸員による解説を聞けば、栃原岩陰遺跡の価値や出土品の意味がより深く理解できます。北相木村の豊かな自然と歴史を感じながら、縄文時代の人々の暮らしを身近に体験できる場所です。

栃原岩陰遺跡の復元

北相木村の「栃原岩陰遺跡」がすごかった!まとめ

栃原岩陰遺跡は、縄文時代の暮らしを今に伝える貴重な史跡であり、北相木村の自然と文化を感じられるスポットです。
岩陰遺跡を見学した後は、北相木村考古博物館で出土品をじっくり観賞することで、縄文人の知恵や文化をより身近に感じることができます。

歴史と自然を同時に楽しめる栃原岩陰遺跡は、北相木村を訪れるならぜひ立ち寄りたい場所です。

▼縄文時代のノミチ記事はこちら

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