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群馬「鬼押出し園」まさに深山幽谷…鬼押出しの風景

軽井沢町のすぐ北にある群馬県嬬恋村の「鬼押出し園」。

まるで鬼が押し出したように、浅間山の溶岩が流れ出て固まった不思議な風景が見られますよ。

今回はそんな鬼押出し園に行ってきた様子や歴史、見つけた植物などをご紹介します。

ちなみに鬼押出し園の近くには軽井沢のほこる名爆「白糸の滝」もあるのでそちらも併せてご覧ください!

鬼押出し園へのアクセスと駐車場

有料道路「鬼押ハイウェー」:白糸の滝から行く場合は、「白糸の滝ハイランドウェイ」の通り抜け料金550円と峰の茶屋料金所から鬼押し出し料金所まで280円(乗用車)の料金。

所要時間は車でおよそ15分。

普通乗用車で同じルートを通って軽井沢市街へ帰る場合は、1日フリーパス券を購入するのがおすすめ。

往復2300円かかるところ、1000円のフリーパスで通行できます。

店名(正式名称)上信越高原国立公園 鬼押出し園
所在地群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053
営業時間午前8:00〜午後5:00(最終入園午後4:30)
定休日無し。通年営業。
公式HPhttps://www.princehotels.co.jp/amuse/onioshidashi/
駐車場第1、第4駐車場が乗用車用です。

まさに深山幽谷…鬼押出しの風景

雲で見えづらいですが、奥にあるのが浅間山。

特異かつ猛々しい、鬼押出しだけの眺望です。

噴火の犠牲者を祀る浅間嶽観音堂。その厳かな雰囲気には、浅間山への畏怖と尊敬が現れているように感じます。

さてここで、自然が大好き!白糸の滝だけじゃ物足りない!というそこのあなたに、周辺スポットのご紹介です。

白糸の滝から、有料道路をさらに群馬県側に進むと、後ろに雄大な浅間山を望む自然公園、「鬼押出し園」という場所に行くことができます。

今からちょうど240年前の天明3(1783)年7月、長野県と群馬県の県境にある浅間山が噴火し、溶岩が流れ出してできたものになります。

鬼押出しという変わった名称についてですが、どのように定着したかは定かではないようです。しかし、古くから浅間山には“鬼“が住んでいるとされ、その鬼の行いが噴火に関わっているとされていることから、自然発生的についた呼び名ではないかと言われています。

そんな鬼押出し園の景色ですが、溶岩とそれを囲む自然、奥には雄々しい浅間山と、白糸の滝とは違うベクトルで自然の大きさを味わうことができる場所になっています。

視界の多くを占めるのは緑なのですが、その中でもはっきりと主張してくる溶岩からは、浅間山が持つエネルギーの大きさを感じることができます。

遊歩道には別の彩りも…

見頃は過ぎていますが、高山ならではのお花が足元を彩ります。

遊歩道には表参道、裏参道などいくつかのコースがあり、滞在時間によってコースを調整できます。それぞれのコースで違った景色を楽しむことができます。

私は表参道から観音堂に向かい、裏参道から帰るコースで散策しました。行きと帰りで高低差があり、また見える風景も浅間山側から群馬県側に変わるので、散策する人を飽きさせないのが魅力です。表参道では徐々に開けていく道を浅間山を望みながら上り、裏参道では群馬県側に広がる森林を眺めながらゆったりと下っていきます。

他にもいくつかコースがあるので、ぜひ散策してみてください。

また、目線を少し下に向けると、高山地ならではの季節のお花を楽しむこともできます。

ヒカリゴケやレンゲツツジ、トウゴクミツバツツジなど、時期によって違う彩りが、来園者を出迎えます。

お花の見頃が5月中旬から7月中旬頃に集中しているので、その時期に訪れられる方は足元にも注意してみるとより鬼押出し園を楽しめるかもしれません。(私は7月下旬に訪れたので、ほとんど見ることができませんでした…)

遊歩道は整備されており開けているので景観も抜群!足元には十分ご注意を…

また、遊歩道は整備されていますが、高山地であることと、傾斜が急な箇所もあることから、足腰にご不安がある方はトレッキングシューズやストックなど、何らかの装備を用意されていった方がいいかもしれません。

鬼押出し園まとめ

以上、白糸の滝と鬼押出し園をご紹介しました。

夏の軽井沢に行く際は、ぜひ市街から少し足を伸ばして自然も楽しんでみてはいかがでしょうか。

避暑地・軽井沢の本気が、あなたを待っています。

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