別所温泉 大師湯|「信州の鎌倉」で源泉掛け流しのお湯を楽しむ日帰り旅

こんにちは、温泉マニア大学生の力路郎(@OfAdriatic10)です。

 

ホンモノの温泉”ってなに?それは「塩素等で消毒していない源泉掛け流しの温泉」だと、僕は思います。地中から湧き出たままの温泉、人為的加工を一切していない温泉、生きている温泉。そんな温泉に惹かれます。

 

大河ドラマで一躍有名になった信州上田、その山裾に別所温泉はあります。別所温泉は信州最古の温泉と言われており、今でも古湯らしい静かな風情が残っている温泉街です。古い神社仏閣など、数々の文化遺産に恵まれていることから、多くの観光客が訪れる信州屈指の観光地となっています。

しかし、さすが古湯・・・別所はお湯がとにかく良いのです!

別所温泉で「源泉掛け流し」にこだわったお湯を楽しむ旅、してきました。

 

ローカル鉄道に揺られて別所温泉へ

上田駅から旅はスタート。上田は新幹線も通っていて、首都圏からのアクセスも良好ですね。ローカル鉄道の上田電鉄「別所線」に乗って、別所温泉へ向かいました。上田~別所温泉間の運賃は大人590円です。

 

のんびりと車窓の景色を眺めるのが楽しい。正面に見える山は独鈷山。ゴツゴツした形をしていて、この地域のシンボル的な存在になっているそう。別所線の通っている地域は塩田平といいます。

数多くの歴史ある寺社や文化財があることから、「信州の鎌倉」と呼ばれている地域です。

 

別所温泉駅に到着。別所線の終着駅です。

 

レトロな造りの駅舎です。壁や天井などは水色に塗られており、統一感があって美しい。和装姿の駅員さんやノスタルジックなポスター。なんだか懐かしい気持ちになります。

さあ、さっそく温泉へ!

 

共同浴場「大師湯」で源泉掛け流しを堪能

こちらが別所温泉の共同浴場のひとつ「大師湯」です。温泉街の中心部にあって、一際渋い外観です。イイ湯の予感。円仁慈覚大師が好んで入浴したことから、大師湯と呼ばれるようになったそう。

 

外にある券売機で入浴券を購入。たったの150円です。温泉は料金が安いほど良泉が多い、というのは鉄則のようですね。入浴券を番台のお母さんに渡して中へ。昔ながらのスタイルです。

 

こぢんまりとした脱衣所。

 

いや~、期待を裏切らない素晴らしい湯船です!タイル張りといい、狭い感じといい、良い造り。源泉投入量もかなり多くて、じゃぶじゃぶ掛け流されています。肝心の温泉はというと・・・泉質は単純硫黄泉。そこまで強烈な感じではく、ほのかに硫黄臭が香る程度です。なので、清涼感がハンパないんですよ!

飲泉も可能なのでゴクゴク飲む。これがとても美味しい。飲み過ぎ注意です。

 

「洗い場は あなた一人の ものでない」脱衣所にはこんな一句が。しかしここの洗い場のカラン、お湯は温泉が出てくるのです!別所温泉は湯量が豊富な証拠ですね。

 

大師湯。とても小さくて目立たない建物なのですが、別所では一番新鮮なお湯が楽しめる共同浴場でしょう。充実した設備などは一切なし。しかしお湯は充実しています。別所で「源泉掛け流し」にこだわるならココ!

 

《温泉 基本情報》

【別所温泉 大師湯(たいしゆ)】

泉質:単純硫黄泉

泉温:44.9℃

加水:なし

加温:なし

還流:掛け流し

住所:上田市別所温泉1652-1

電話:0268-38-0244

料金:150円

営業時間:6:00~22:00

定休日:第1・3木曜日

公式ページ:http://www.bessho-spa.jp/sight/spa.html

 

北向観音にお詣り

温泉に満足したのなら、ぶらぶら街歩きもしてみては。共同浴場・大師湯のすぐ近くには北向観音があります。「別所と言えば北向観音!」地元ではそのくらい有名かもしれません。

 

お土産屋や飲食店が並ぶ参道を歩きます。北向観音は有名人の参拝も多く、節分の豆まきなどの行事では大変な賑わいを見せます。あの横綱千代の富士の前九重親方も毎年参拝していたそう。

 

北向観音です。ちょうど長野市の善光寺は南向きであり、それと一体のものであるとしたことから名付けられたそう。なので、両方に参拝しないと「片詣り」であると言われています。

 

ここは温泉マニア必見!手水舎を見てみてください。なんと、水ではなく温泉が使われています!中を覗いてみると、固まった大きな湯の花がびっしり。飲んでみるとやっぱり硫黄臭香る別所の湯でした。

これは本当に嬉しくなります。湯量が豊富な証拠でもありますしね。

 

北向観音は高台にあるので景色がきれいでした。遠くには上田市街地。そのまた奥には菅平の山々まで見えます。

 

こんなお湯の楽しみ方も

温泉街のはずれの住宅地を歩いていると、「西町洗場」と看板に書かれた建物を見つけました。中を覗いてみると、どうやら温泉を使った洗い場のようでした。蛇口からは温泉が絶え間なく出続けていました。ぜいたく!

 

また別のところにも発見。こちらも温泉を使った洗い場のようです。

 

これもある意味「源泉掛け流し」。源泉が絶え間なく出続け、使われることなく川に捨てられる。湯量が豊富でなければできない、贅沢なことです。また、温泉を生活の一部に取り入れているところ。さすが温泉街だなあ。

 

別所温泉には足湯もありました。こちらは「足湯ななくり」。無料です。ここでも別所の上質な硫黄泉を、源泉掛け流しで堪能できます。

 

電車が来るまで時間があったので、しばし休憩しつつ足湯に浸かることに。じわりじわりと暖まってきて、出るのがイヤになってしまいました。

 

別所温泉で「源泉掛け流し」を楽しむ旅、いかがでしたか?”信州の鎌倉” と呼ばれ、数多くの神社仏閣などの文化遺産が残る別所温泉。しかし!別所の一番の魅力はお湯の良さだと、僕は思うのです。

書いていたらまた行きたくなってきました。

 

上田市丸子の共同浴場めぐりについてはこちらもご覧ください!

 

 

【連載】教えたいけど知られたくない!信州のスキマ温泉めぐり

長野県の温泉地数は224ヶ所、245ヶ所の北海道に次いで日本第2位!ちなみに温泉利用の公衆浴場数は、654ヶ所と日本一を誇っています。

信州の温泉地といえば野沢温泉や渋温泉、別所温泉や白骨温泉などが有名ですね。

この特集ではスキマメンバーの力路郎さんが、少し変わった温泉地をさまざまな視点からご紹介します。

 

 



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