この町に来れば、美味しいグルメと、お酒が楽しめる。
日本酒も、ワインも、ビールも、“地”のものが揃っている。
そんな町があるという噂を耳にしたら、行かずにはいられない!
その町の名は、長野県上田市。
この記事では、お酒大好きなライターが、上田市で飲み歩きしてきた様子をお伝えします。
\信州上田観光協会×Skima信州/
上田に来たら外せない!美味だれ焼き鳥と地酒の名店「やきとり番長上田駅ナカ店」
まず1軒目は、上田駅の上田電鉄別所線改札前にある「やきとり番長 上田駅ナカ店」へ。
カウンター席のみのこぢんまりした店内は、サクッと飲むのにピッタリ。
便利な立地とその雰囲気も相まって、これから飲みに行く方の0次会や、電車が来るまでの限られた時間でのちょい飲みの利用が多いのだとか。
スタッフさんが気さくに対応してくれるので、メニュー選びに迷った時も安心。
女子ひとりでも立ち寄りやすい雰囲気です。
今回は「美味(おい)だれ焼き鳥」の串盛り合わせ5本と、「信州上田の地酒五蔵飲み比べ」をオーダー。
「美味だれ焼き鳥」とは、すりおろしにんにくが入った醤油ベースのタレをやきとりにかけて食べる長野県上田市のご当地グルメ。店ごとにタレの味わいが異なり、市内には専門店が多数あります。
やきとり番長の美味だれは、ニンニク強めでパンチの効いた味。
炭火で丁寧に焼かれた焼き鳥を、串ごと一本ドボン!と自慢の美味だれにつけていただくと、甘しょっぱい美味だれと炭火の香ばしさ、そしてニンニクの香りがふわり。じゅわっと染み出すジューシーな肉汁と相まって、ついついお酒が進んでしまう美味しさです。
テーブルには、信州の定番、「八幡屋礒五郎」の七味が備え付けられているので、味変も可能。
「信州上田の地酒五蔵飲み比べ」は、上田市内にある6つの酒蔵のうち5蔵の日本酒を飲み比べて楽しめるお得なセット。
今回は月吉野(若林醸造)、亀齢(岡崎酒造)、瀧澤(信州銘醸)、和田龍(和田龍酒造)、互(沓掛酒造)をいただきました。
辛口のお酒から、濃厚な旨味の乗ったジューシーなお酒まで個性豊か。もちろん美味だれ焼き鳥との相性も抜群です。
他にも上田市の地鶏「真田丸」を使用したもも焼きや、「信州福味鶏」を使用した唐揚げ、馬刺し、信州そばなど信州産・上田産にこだわったメニューがたくさん!
日本酒はもちろんクラフトビールや、こだわりのレモンサワーなども楽しめるので、何度もリピートしたくなるお店です。
ちなみにわたしは次回、唐揚げとクラフトビールを注文することを胸に誓ってお店を後にしたのでした。
やきとり番長 上田駅ナカ店
住所:長野県上田市天神1丁目1
電話: 0268-26-1881
営業時間:[月・水・木・金]17:00〜23:30(LO23:00)[土]12:00〜23:30(LO23:00)[日]12:00〜22:00(LO21:30)
定休日:火曜日
HP:https://nc18100.gorp.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/bancho_uedaekinaka/
Facebook:https://www.facebook.com/yakitoribancho/
上田地域初!店内醸造のクラフトビールで地産地消「天神ブルワリー」
上田駅徒歩3分の立地で、今年2周年を迎えるという「天神ブルワリー」は、地ビールを醸造してその場で提供するスタイルのマイクロブルワリー。
そのおしゃれな外観と、「ブルワリー」の文字に惹かれて、ここを2軒目にセレクト!
ガラス張りでスタイリッシュな雰囲気の店内には、ビールを醸造するためのタンクがずらり。上田が誇る戦国武将「真田十勇士」にちなんで名付けられたクラフトビールは、醸造順に提供されるため、何が飲めるかはその時のお楽しみとのこと。
今回いただいたのは、Amber Ale(M・ROKURO)と、German Pilsner(YUKIMURA)。
個性ある味わいながらも、喉越しが良いので、ごくごく飲んでもよし。ちびちび味わってもよし。飲み干した後の余韻も合わせて楽しみたいクラフトビールです。
おつまみには、味噌漬け盛り合わせ(野沢菜、半熟卵、チーズ)を選択。
それぞれの素材の良さが信州味噌によって引き出され、シンプルなのに後を引く味わいです。
特にわたしが感動した野沢菜の味噌漬けは、繊維が柔らかく、奈良漬のような風味と甘みがクセになる!
個性の強いクラフトビールと合わせても負けないので、ビールと味噌漬けの無限ループに陥ってしまいそうでした。
元々クラウドファンディングで募った資金を元に立ち上げたという天神ブルワリーが目指すのは、「まちづくり」の新たな拠点となるような、地域ぐるみのブルーパブ。
聞けば、耕作放棄地でのポップ栽培や、廃棄麦の再利用への挑戦など、まちづくりを目指す取り組みが進行中なんだとか!これからの展開が楽しみなお店です。
メニューは他にも上田市らしい桑の実を使ったビール(※1)や、ビール作りに使用した酵母で発酵させたピザ、ジビエ料理などがたくさん。昼も営業しているので昼飲みはもちろん、駅チカなので、電車の待ち時間のちょい飲みにもピッタリです。
※1 マルベリーラガー(KOMATSUHIME)
天神BREWERY/天神ブルワリー
住所:長野県上田市天神1丁目2-34 かねたまビル(上田駅から徒歩3分)
電話: 0268-29-1234
営業時間:[火~日・祝]11:00~14:00/17:30~23:00
定休日:月曜日(祝日は営業、翌火曜日休み)
HP:https://www.tenzing-brewery.com/
X(旧Twitter):https://twitter.com/Tenzing_Brewery
Instagram:https://www.instagram.com/Tenzing_Brewery
お気に入りの長野ワインを探そう!「ワインテリアBe-one」
3軒目に選んだのは、「ワインテリアBe-one」。
ビルの地下にあるとは思えないほど明るく、女性ひとりでも入りやすい雰囲気のお店です。
店内に置かれた大型ワインサーバーには、常時16種類のワインが揃っており、千曲川ワインバレーを中心とする県内産のワインがずらり!
千曲川ワインバレーとは、信州ワインバレーの内、北信・東信エリアのワイナリーのことで、上田市もこのエリアに含まれます。
少ない降水量と、日照時間の長さ、更に水はけのよい地質は、ワイン作りにぴったりな環境。個人が経営する小規模なワイナリーが多いのが特徴で、33軒ものワイナリーがあります。
そんな千曲川ワインバレーのバラエティー豊かなワインをグラスで楽しめる上、注ぐ量を3段階から選べるので、少しずつ飲んで全制覇するもよし、お気に入りを見つけてたっぷり飲むもよし。飲みたいスタイルに合わせて楽しむことができます。
また、不定期ですが、ワインに精通した方やソムリエの有資格者がお店に立つこともあるそう。
運が良ければ、詳しくワインの話を聞くことも可能です!
お酒のアテは、地元のチーズやハムなどが揃っており、今回は東信濃エリアのチーズ盛り合わせと、峯村牛の牛すじ赤ワイン煮、生ハム盛り合わせをオーダー。
程よい塩気とコクが、ワインの酸味や渋みと相まって、すいすい飲めてしまいます。
好みのワインを見つける楽しみはもちろん、アテとのマリアージュを試すのも楽しい。
ひとり飲みはもちろん、気のおけない仲間同士でワイワイ過ごすのにもおすすめです。
ワインテリアBe-one
住所:長野県上田市天神1丁目2-11 DER TRAUMビル地下1階
電話: 0268-55-3360
営業時間:[月・水・木曜日]18:00~21:30(LO)[金曜日・土曜日]17:30~22:00(LO)[日曜日]15:30~21:00(LO)
定休日:火曜日
HP:https://www.wineteria-be-one.com/
Instagram:https://www.instagram.com/wineteria_be_one/
Facebook:https://www.facebook.com/profile.php?id=100065108437928
知る人ぞ知る人気店で、絶品の海鮮料理を「大工町いっ平」
最後に向かったのは大工町にある「大工町いっ平」。
上田駅から徒歩16分ほどですが、少し奥まったところに位置しています。実はここ、地元民も「本当は秘密にしておきたい」というとっておきのお店!この“隠れ家”感も「大工町いっ平」の魅力のひとつです。
今回注文したのは、キンキの煮付けにお刺身の盛り合わせ。
食べてみてびっくり。海に面していない長野県で、こんなに美味しい海鮮が食べられるなんて!それもそのはず。店内にはマスターがこだわって仕入れた海鮮がずらり。その季節の旬の海鮮が入荷されるので、行くたびに季節の味が楽しめます。
美味しいだけでなく、ていねいに作られた料理は見た目にも華やか。
鮮度抜群の素材と店主の腕前が、見た目も美しく、食べる人の感動を呼ぶ料理に仕上がるのですね。
ビールはもちろん、焼酎にサワー、全国各地の日本酒が揃っており、どれにしようか悩むのも楽しい時間。この日は奮発して山形県の幻の日本酒といわれる「十四代」をいただいてしまいました!
カウンター席のほか、個室もあるので、大切な方との会話を楽しみながら、美味しい料理とお酒に舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。
ちなみにこの日は平日にもかかわらず店内は満席。事前予約の上で利用されることをオススメします。
大工町いっ平
住所:長野県上田市中央3丁目15-14
電話: 0268-26-3488
営業時間:17:30〜22:00
定休日:日曜日
「上田飲み歩き」まとめ
この記事ではお酒大好きなわたしが、上田市で飲み歩きを楽しんだ様子をお伝えしました。
日本酒に、ワインに、ビールと全て地元産のものが揃っている上田市。
美味しいお酒に加え、美味しいグルメも豊富!と来れば、上田に来て飲み歩きをしない手はありません。
それぞれに個性あるお店の雰囲気に浸るのもよし。スタッフさんとのコミュニケーションを図るのもよし。ただ食べて飲むだけではなく、お店で過ごす時間や得られる知識も含めて楽しむことで、更に上田の魅力にハマってしまうかも?
北陸新幹線に乗れば東京から約90分でアクセスできる上田市。
あっという間に来れてしまうので、日帰りプランでも十分楽しむことができます。
もちろん、せっかく来たからにはもっとじっくり上田を楽しみたい!という方には、こちらの記事も参考にしてみてくださいね。