注目度急上昇中!ナガノシードルのおいしさの秘密と特徴をご紹介

ワイン&シードルガーデン

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長野県では「なだらかに傾斜した水はけのよい地形」「昼夜の寒暖差」といった豊かな自然環境を活かして古くからりんご栽培が行われており、全国第2位のりんご生産量を誇ります。

長野県オリジナル品種の「秋映(あきばえ)」「シナノゴールド」、「シナノスイート」のりんご3兄弟が特に人気!市場でも高い評価を得ているほか、近年では、「ブラムリー」「グラニースミス」といった、加工適性の高い品種の栽培も進んでいます。

これまで県内では、主にワイナリーや酒蔵でシードルの生産が行われてきましたが、近年では伊那市のカモシカドールや飯綱町の林檎学校醸造所、大町市のSon of the Smith Hard Ciderなどシードル専門の醸造所(サイダリー)が続々と誕生。

りんご以外の原料も使用したり、農家が委託したオリジナルのシードルも数多く生まれるなど、信州の地酒業界にシードルは新風を吹き込んでいます。そんなナガノシードルについて、今回はご紹介していきます!

シードルはりんごの果汁でつくる醸造酒

シードルの名産地 英国チェダー

シードルとは、りんごの果汁でつくる醸造酒です。アルコール度数は2~8%程度と低めのものが多いので、気軽に楽しめるお酒です。

日本ではシードルと呼ばれますが、世界各国で醸造されていて国によって呼び方は異なります。またワインのように果実感が強いヨーロッパタイプと、ビール感覚で飲めるイングリッシュタイプの2種類に大きく分かれます。

筆者が数年前に滞在していた英国では、シードルはサイダー(Cider)と呼ばれており、ビール感覚で飲めるタイプが主流でした。住まいから車で30分の場所にあるチェダーチーズ発祥の地チェダーは、シードルの名産地としても有名で写真のような崖に囲まれた先にある農村でシードルが醸造されていました。

長野県産のりんごと果実を使い醸造しているお酒が「ナガノシードル」

ナガノシードルとは、長野県産のりんごと果実を使い、長野県内で醸造されているお酒を指します。長野県でりんごの栽培が始まったのは1874年。現在、その生産量は全国の約2割を占めており全国2位の産地です。

ナガノシードルに使われるりんごの品種は多岐にわたり、長野県オリジナル品種であるシナノレッドやドルチェ、ピッコロ、シナノスイート、秋映、シナノゴールド、シナノホッペなどもシードルの生産に使われています。

ナガノシードルの特徴は「高品質で多種多様なりんご」

ナガノシードの歴史は意外と古く、長野県発のシードルは、1942年、小布施ワイナリーによるものといわれています。現在は製造されていませんが、その後、サンクゼールワイナリー、信濃まし野ワインによりナガノシードルは広がりを見せ、さらに多くのつくり手が登場。現在は製造出荷だけでなく、各地でイベントも開催されるようになっています。

ナガノシードルに使われるりんごが美味しい秘密は、日照時間が長く、昼夜の気温差が大きいため甘くて色付きが良いりんごが収穫できることにあります。また高い育種技術で優良なオリジナル品種が多数あるのも個性的でおいしいシードルが多数存在する理由ですね。

長野県内4地域のりんごとシードルの特徴

林檎学校醸造所
飯綱町 林檎学校醸造所の入り口

同じ長野県内でも、地域によって生産されるりんごの種類やシードルの醸造状況は異なります。そこでここでは、4地域ごとの特徴をご紹介します!

北信はりんごの名産地が集積した地域

北信には飯綱町や高山村をはじめとしたりんごの名産地が集積しています。ワイナリーはもちろん多くの農家が委託醸造でシードルを販売。2019年には3軒の農家によるシードルリー、林檎学校醸造所も開業。シードルをより多面的に学び楽しむ拠点が増えています。

林檎学校醸造所は、その名の通り廃校を活用したつくられた醸造所。廃校の職員室を活用した醸造所では手作りのリンゴ酒「クラフト・シードル」をつくっています。この事業は社会性公共性の高さから信州ベンチャーコンテスト2018グランプリ&オーディエンス賞、第5回全国創業スクール選手権経済産業大臣賞などを受賞しており、全国から熱いまなざしを集めています。

林檎学校醸造所が入る施設内は、コワーキングスペースやレストラン、シェアオフィスなどと複合した施設なので、子どもも大人も、ビジネスパーソンも観光客も楽しめるスポットです。詳細は以下の記事をご覧ください。

中信はワイナリーが積極的にシードルをつくっている

安曇野や松本平、北は大町まで、りんごの名産地として知られる中信地域。他の地域と比べると農家よりもワイナリーが積極的に契約農家のりんごを使ってシードルをつくっているのが特徴です。

りんごの産地らしく、品種やシードルのタイプのバラエティが豊富です。

東信は今後のシードル醸造の拡大が楽しみな地域

千曲川ワインバレーの東地域に集積するワイナリーの多くが、シードルの醸造も行っています。2018年にはシードルを中心にぶどうのワインもつくるアンワイナリー、2019年にはシードルリーのたてしなップルワイナリーが誕生。今後の拡大が楽しみな地域です。

南信は農家の自社製品としてのシードルが多い

松川町を中心に、多くの農家が自社農園のりんごを近隣ワイナリーやシードルリーに醸造を委託し、自社製品として販売しています。農家のほかに、JAやレストラン、地域団体など、さまざまな団体が地域の特産としてシードル販売に取り組んでいるのが特徴です。

最後に-おすすめのシードルの味わい方!ガレットと一緒に楽しもう-

下諏訪町 観光
下諏訪町 Cafe tacのガレット

最後に、長野県ならではのおすすめのシードルの味わい方・楽しみ方をご紹介します。シードルは、長野県の名産である蕎麦粉を薄く焼いてつくるブルターニュ風ガレットとあうことで知られています。

下諏訪町のCafe tacや松本市のモンカバなどのレストランでは、こだわりのシードルを飲みながらガレットが食べられるのでおすすめです。気になる方は、ぜひ以下の記事もあわせて読んでみてください。

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この記事を書いた人

ito masato

1996年長野県生まれ。大学在学中に自身が代表を務める事業が長野県地域発元気づくり大賞を受賞。現在は一橋大学社会学研究科にて国内移住に関する研究を行いながら、KAYAKURA代表として長野県を主なフィールドに観光インバウンド・移住・まちづくりのコーディネート・プランニング・調査・PRを多数手がける。2019年からは都内の企業と地方の企業や自治体をつなぐ新たな取り組みも開始。訪日観光客向け観光情報発信サイトNAGANO TRIP運営。池田町第六次総合計画審議委員。週刊SPAや公益社団法人 日本観光振興協会発行『観光とまちづくり』など寄稿多数。2019年4月から東京都国立市と長野県池田町の2拠点居住実践中.