10年通った「野辺山高原」の「山梨の木」四季折々の風景

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今回執筆した場所は、筆者がよく撮影に出掛けている、高原野菜の産地として有名な野辺山高原です。

はじめまして!「じょー@夢の国より信濃国(@t_joe_san)」こと、じょーと申します。信州をこよなく愛しており、時間があればカメラ片手に気ままに撮影しています。

以前より「skima信州」さんには時々写真の提供をさせて頂いてましたが、今回は初めて記事を執筆することになりましたので、宜しければお読みください。

南牧村野辺山高原

「野辺山高原」ってどこ?そして日本一の標高とは?

野辺山高原は東信地方の南佐久郡南牧村に属し、八ヶ岳連峰の東麓の裾野、主にJR小海線・野辺山駅周辺の高原地域一帯を指しますが、広義では東隣の川上村の一部も含むこともあるそうです。

標高は1,300mを超え、夏でも気温は30度を超えることは稀。真冬には氷点下20度を下回ることもあります。野辺山高原にあるJR小海線・野辺山駅の標高は1,345.67メートルであり、鉄道の駅としては日本最高所の標高となっています。

野辺山駅の様子は「日本一標高の高いJR駅「野辺山駅」でソフトクリームを食べよう!八ヶ岳も美しい」もご覧ください。

南牧村野辺山高原
(こちらの画像は、おいでよ野辺山(@oidenobeyama)様よりお借りしました)

野辺山高原はJR鉄道最高地点がある場所としても有名でもあり、標高は1,375メートルとなっています。その標高の覚え方は、1375の語呂合わせで「ひとみなこうふく」と言うそうです。

南牧村野辺山高原

野辺山のシンボル「山梨の木」

そんな野辺山高原ですが、今回はその中でも筆者が一番好きな場所を紹介したいと思います。広大な高原に佇む一本の大きな木がある場所です(場所はインターネットで「野辺山 山梨の木」で検索するとすぐに見つかります)。

南牧村野辺山高原

畑の間の道の真ん中に佇むこの木は、高原の桜とも呼ばれている「山梨の木」という、樹齢約250年ほどの古木です。春になるとこの様な白くて小さく可憐な花を咲かせます。

南牧村野辺山高原

筆者が初めてこの木の存在を知ったのは、今から約10年位前のこと。あるSNSでこの木をアップされていたフォロワーさんのお写真を拝見し、場所を教えて頂き訪れました。

広大な高原に、八ヶ岳を借景に佇むその姿を目の当たりにして思わず魅入ってしまい、以来、四季を通して何度も通い続けています。

ちなみに「山梨の木」は2016年放送のドラマ「カインとアベル」のエンディングや、2010年放送のドラマ「獣医ドリトル」オープニングでも登場していたそうです(筆者はどちらのドラマも観ていなくてすみません)。

話が少しそれましたが、通い続けて撮影したこの木の場所からの四季の風景を紹介します。

【野辺山高原】四季折々の風景

野辺山高原「山梨の木」の春

まずは春、残雪の八ヶ岳と新緑の季節の頃です。樹勢が衰え、所々、枝の先が折れてしまっていても、まだ残っている枝の先にしっかりと花を咲かます。

南牧村野辺山高原
(2017年5月20日)

傷ついても残った枝の先に花を咲かせるその生命力の力強さと、山の頂きに雪を残す八ヶ岳と真っ青な空の美しさに、気がつくと涙を流すくらい感動した風景でした。

野辺山高原が一番賑やかになる夏の季節の始めの頃、八ヶ岳や森の木々に草花、畑もすっかりと緑に覆われます。

南牧村野辺山高原
(2015年6月29日)

八ヶ岳や森の木々に草花、実りつつある高原野菜の緑と、梅雨の晴れ間に見えた真っ青な空のコントラストが美しい風景でした。

夏が過ぎ、山梨の木の葉も全て落ち、八ヶ岳も雪化粧した季節の頃、周りの木々も色づき始め、野辺山高原も本格的な秋を迎えます。

南牧村野辺山高原
(2017年10月26日)

賑やかだった春や夏とは違い、静けさに包まれ、冬が近づいている事を感じる風景です。四季の中でももっとも美しい風景を楽しめるのが、冬の季節の頃、特に雪が降ったあとの快晴の時が一番のおすすめです!

南牧村野辺山高原
(2019年3月5日)

また八ヶ岳山麓の地元では、秋から冬、春先にかけて快晴の日に見ることが出来る真っ青な空のことを「八ヶ岳ブルー」と呼ぶそう。青い空の下、雪化粧した山梨の木や八ヶ岳、高原の風景は、とにかく美しい!

冬の星空を楽しもう!

野辺山高原は日本でも有数の天体観測地としても有名で、雲ひとつない夜には満天の星を楽しむことが出来ます。「山梨の木」でも満天の星空を観ることができ、特に11月上旬から12月上旬にかけては八ヶ岳上空に冬の天の川を観ることが出来ます。

南牧村野辺山高原
(2018年12月8日)

またこちらの写真は12月上旬の早朝5時前に撮影した一枚ですが、山梨の木の左上には冬の代表的な星座「オリオン座」が輝いていました。空に薄く浮かぶ雲が風景に良いアクセントになりました。

南牧村野辺山高原
(2018年12月2日)

真冬の野辺山はとにかく寒いので、しっかりと防寒対策をした上で星空を楽しんでください。ちなみに筆者が体感した中で一番寒かったのが、2018年1月28日午前5時頃に星空を撮影していた時の気温で、氷点下19.3度でした!

南牧村野辺山高原
(2018年1月28日午前5時頃)

ちなみにこの山梨の木の場所から徒歩で数分程の場所にはペンションもありますので、そちらに宿泊して一晩を通して満天の星空を楽しむのもおすすめです。

終わりに

四季折々、そして満天の星空の風景を楽しめる野辺山高原の「山梨の木」。これからもそんな風景を撮り続けていきたいと思います!

またこの記事をお読みになり、もしこの風景に興味をお持ちになられましたら、是非お出掛けくださいませ。きっと、綺麗な風景に逢うことが出来ますよ!

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この記事を書いた人

じょー@夢の国より信濃国

山梨県出身・在住の40代。とにかく信州が大好きで、時々、地元の方にも「地元民しか知らないような事も知ってるね」と言われたりすることも。
カメラが趣味で、時間があれば愛すべき信州の風景撮影に出掛けていますが、特に野辺山高原と諏訪の立石公園の夕景をよく撮影しています。