日本中のお祭りを見てきた?オマツリジャパン編集部・和光が個人的におすすめする長野県のお祭り5選

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本記事は日本最大級のお祭り情報サイト「オマツリジャパン」さまとのコラボ企画です!春のイベントやお祭りが延期や中止になっている昨今ですが、長野県内で開催される素晴らしいお祭りの様子をご覧いただき、オマツリ気分を味わっていただければ嬉しいです!

日本初のお祭り専門サポート会社オマツリジャパン編集部の和光と申します。

長野県出身で、長野愛の強さは社内一。そんな私が個人的におススメする長野県のお祭りをご紹介します!

炎メラメラの奇祭!野沢温泉道祖神祭り|野沢温泉村

▲激しく燃え盛る「社殿」の上に乗っているのは、厄年の男性たち。

毎年1月15日に野沢温泉村で行われる野沢温泉道祖神祭り

全国的には「どんど焼き」とか「左義長」と言われる小正月の行事の1つにあたりますが…野沢温泉の道祖神祭りはひときわ規模が大きく、炎がメラメラと激しく燃え盛るのが特徴です。

▲2日がかりで建設され、上棟式を終えた「社殿」

山から切り出した木材を使い、お祭りの前日から「社殿」の建設を開始。最終的には燃やしてしまうのですが、高さ約10メートル、幅は8メートルにも及ぶ社殿を釘1つ使わずに造るというからスゴイ!

お祭り当日は、社殿の上に厄年を迎える男性たちが座り込み(!)火をつけようとする村人と、させまいとする厄年の男性達との激しい攻防戦が繰り広げられます。

▲攻防戦の末、とうとう焼け落ちる「社殿」

見る者を圧倒するすさまじい炎により、あらゆる厄が祓い清められるような気持ちになります。この勇壮さは寒さと引き換えても一度足を運ぶ価値ありです。

★オマツリジャパンで配信中!野沢温泉道祖神祭りの開催レポート記事はコチラ

地元のお母さんのおもてなしにほっこり。塩の道祭り|小谷村/白馬村/大町市

▲時代装束に身を包み、かつての塩の道を歩く

塩の道とは、「敵に塩を送る」の故事の由来になった道といわれ、日本海から物資を内陸部へと運んだ生活のための道。そんな歴史にちなみ、毎年5月の大型連休には塩の道を歩いて楽しむ「塩の道祭り」が開催されます。初日を小谷村、2日目を白馬村、3日目を大町市と3つの村と市にまたがって行われ、時代装束に身を包んでの参加も可能です!

大町市では時代装束に身を包んで参加できる方を募集中です!応募フォームはコチラ

2020年の「塩の道祭り」は中止が決定しました。来年の開催をお楽しみに・・!

▲地元の婦人会の方によってお茶がふるまわれる様子。

参加費が無料であることや、道すがら地元のお母さん達が漬物やお餅、お茶などの振舞いをしてくれることから、毎年欠かさず県外から参加するという根強いリピーターさんも。お母さん達の明るい笑顔を見ていると、歩いた疲れも飛んでいく様な気がします。

▲塩の道の傍らに祀られる「道祖神」

歩き切ると完歩賞がもらえますが、途中離脱もOK。私の様に体力のない方でも安心して楽しめますし、体力のある方は3日間連続で楽しんでもOKです!山里ならではのほっこりとしたおもてなしを味わえる塩の道祭り。歩く道すがら、芽吹いたばかりの山野草や、道祖神を見て楽しめるのも魅力のひとつです。

勇壮な船の山車のぶつかり合い!穂高神社御船祭り|安曇野市

▲各区から出された舟型の山車が町内を練り歩き、穂高神社へと向かう

安曇野市に鎮座する穂高神社の秋の例大祭「御船祭り」には、海なし県には珍しい「船形」の山車が練り歩く事で知られています。これはかつてこの地を治めた豪族「安曇氏」が、もともと九州の出身で海に親しむ文化を持っていたからだとか。

▲「石川五右衛門、釜茹での刑に処される」と題された人形は、穂高人形保存会保尊教室による制作

山から切り出した雑木で骨組を作り、沢山の着物と手作りの人形で飾られた山車は、毎年作り変えるのが特徴。人形の作り方は氏子有志により、境内に建設された人形会館を拠点とし、人形制作教室を定期開催するなどして現在にその技術が受け継がれています。

御船祭りが勇壮でありながらどこか親しみやすいのは、雑木で作られた山車と手作りの人形の素朴さによるものではないでしょうか。

▲祭りのクライマックスにぶつかり合いをする山車。

祭りのクライマックスは山車同士のぶつかり合い!お囃子が奏でられる中、雑木で作られた山車が勢いよくぶつかると「メリッ!」「グシャッ!」という、生木の割ける音が響きます。この音を聞くと地元の方は血が騒ぐんだとか(笑)大迫力の御船祭り、クライマックスのぶつかり合いはもちろん、毎年変わる人形作品にも注目してみて下さい。

打ち上げるだけが花火じゃない?!七久里神社 裸祭り|飯田市

▲祭りのクライマックス、桶を振りながら手筒花火の火の粉を浴びる男性たち。

長野県飯田市の山本地区にある、七久里神社。こちらの秋季例大祭は「裸祭り」と呼ばれ、他に類を見ないユニークなお祭りとして親しまれています。「裸祭り」と呼ばれる理由は、裸にまわし姿の男性が祭りの主役を務めることから。裸にまわし姿の屈強な男性が、この地域の7つの集落からそれぞれ1名選抜され、桶を振りながら「オイサー!」の掛け声と共に神社に練り込む姿は圧巻!

祭りのクライマックスには、この地域の伝統「三国花火」の火の粉を浴びながら、重さ10~15キロもある桶を頭上に掲げて振り続ける…というから驚きです。

▲神社の境内へと急ぐ地元の学生たち 参道には提灯が灯され幻想的な雰囲気

三国花火とは、一般的な打ち上げ花火とは違い、筒状の花火。この三国花火を境内に立てられた柱のてっぺんに取り付け、まるでシャワーの様に火の粉を浴びるのです!(ちょっと何言っているか分からないという人は写真をご覧ください!)

▲地域から選抜された桶振りの男性。真剣なまなざしが印象的

勇壮な姿が圧巻でした!桶振りの男性の勇ましさはもちろんですが、子供からお年寄りまで、お祭りを笑顔で楽しんでいる様子にほっこり。まさにこれぞ「祭り!」という雰囲気で見ているこちらもワクワクするお祭りです。

★お祭りの開催情報はコチラ(飯田市HP)

皆で一緒に囃して楽しむ♪ 遠山郷の霜月祭り|飯田市

▲お湯を沸かした竃の周りを舞手が舞う。

長野県の冬のお祭りと言えば…遠山郷の霜月祭り!国の重要無形民俗文化財にも指定されており、あの有名ジブリ映画のモデルになったお祭りとも言われています。

霜月祭りはその名の通り旧暦の11月に行われていたお祭りで、現在では12月に行われています。太陽が出ている時間が1年の内で1番短くなるこの時期に、神も人も自然界のすべてが生まれ清まりますように…との願いが込められています。

▲祝詞を唱え、八百万の神々をお迎えする

遠山郷では12月になると、毎週のように地区のどこかで霜月祭りが開催されており、地区ごとに少しずつ内容は異なりますが、共通しているのはいずれも「お湯を沸かして神様をもてなし、踊る」という点。中には夜を徹して踊り続ける地区もあるため、「寒い、眠い、煙い」の”3むい祭り”という呼ばれ方をすることもあります。

▲祭りのクライマックスには面を付けた天狗などが登場し、お湯を素手で振りかける「湯切り」が行われる

霜月祭りでは、舞手が鈴や扇などを持ちながら、笛と太鼓と神楽歌に合わせて踊るのですが、祭りが進むにつれ神楽歌の声も徐々に大きくなり、会場全体が熱気に包まれます。

見ている側もただ見るだけでなく、一緒に囃して楽しむことが出来るのが、霜月祭りの醍醐味。

近年では集落の過疎化と高齢化により、お祭りの規模を縮小して行う地区も増えてきているんだとか。国の重要無形文化財に指定されているということで、文化的価値の高いお祭りではありますが、予備知識0でも誰もが笑顔で楽しめるお祭りです!何とか継続して行って欲しいと思います。

日本中のお祭りを見てきた?オマツリジャパン編集部・和光が個人的におすすめする長野県のお祭り5選

この記事では、祭り専門サポート会社オマツリジャパンの和光が、個人的におススメする長野県のお祭りを5つ紹介しました!長野県出身で、長野愛の強さは社内一。そんな私が考える長野県の魅力は、面積の広さ、山深さ故の地域性!

地域ごとに異なった文化や暮らし、風景が残る長野県は、どこに行っても面白く、何度訪れても飽きることがありません。長野県のお祭りにはそんな地域毎に異なる魅力、「ならでは」が凝縮されています。

ぜひこの記事をきっかけに、長野県旅行の選択肢の1つに「お祭り」を加えていただけたら嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

Skima信州編集部

Skima信州は「信州のスキマを好きで埋める」をキャッチコピーに長野県のニッチな観光スポットや情報をお届けするローカルWEBメディアです。