下諏訪温泉 共同浴場|駅前のディープな銭湯めぐり!温泉情緒あふれる町並みを歩く

※当サイトのコンテンツにはプロモーション(広告)が含まれています

こんにちは、温泉マニア大学生の力路郎(@OfAdriatic10)です。

 

諏訪湖畔の歴史ある街「下諏訪」。古くから諏訪大社の門前町として知られ、江戸時代には中山道と甲州街道が分かれる交通の要衝として栄えました。

下諏訪宿として多くの旅人を迎えた下諏訪。中山道で唯一温泉のある宿場だったこともあり、旅の疲れを癒す温泉街としても発展した歴史があります。

 

諏訪大社 下社秋宮

下諏訪には現在でも温泉が湧き続け、街中には多くの旅館や共同浴場が点在しています。歴史を感じる風情ある町並み。地元の人たちに愛され続ける温泉。

今回は、駅からすべて徒歩で巡れる、下諏訪温泉のオススメ共同浴場をご紹介。由緒ある街を散策しつつ、ディープな温泉めぐりをしてみてはいかが。

 

僕が選んだ信州のオススメ温泉はこちら!

 

下諏訪駅の徒歩圏内には共同浴場がいっぱい

は下諏訪駅から!下諏訪は岡谷と上諏訪の間に位置します。東京からでも中央本線の特急一本で行けるアクセスの良さ。

 

諏訪大社の下社があることで知られる下諏訪。一年を通して多くの観光客がやって来ます。

 

現在、町内には外来客でも入れる共同浴場が計9ヶ所。そのほとんどが駅から徒歩圏内にあります。入浴料金が格安なこともあり、湯めぐりをするには最適の温泉地でしょう。

 

温泉が身近に感じられる街。共同浴場は地元の人たちにとっての“銭湯”であり、生活に欠かせない存在となっています。その分、ちょっとディープな雰囲気が漂い、レトロ好きの温泉マニアにはたまらない場所です。

 

下諏訪の共同浴場の中でも、旦過の湯遊泉ハウス児湯は有名かもしれません。今回は、観光客は絶対に知らないであろう、特にディープな3つの共同浴場のみをご紹介。

さあ、行ってみましょう!

 

新湯|地元密着型のこぢんまりとした激渋銭湯

下諏訪駅から北の歓楽街を抜けたところにある「新湯」。昭和2年に開湯した新しい温泉であることから名付けられましたが、今では下諏訪で一番鄙びた激渋銭湯です。

 

かなりこぢんまりとした小屋のような建物です。狭いながらも早朝から地元の人で大賑わい。地元から愛されている温泉なんだなあ。

 

浴室にはタイル張りのシンプルな湯船が一つ。ライオンの湯口からアツアツのお湯が注がれています。狭いわりに投入量が多めなので、熱くてとても新鮮に感じます。少し浸かっただけでホカホカに。

 

帰り際、番台のお母さんとしばし温泉談義。下諏訪温泉の魅力をたくさんお話してくれました。こうした人情味溢れる雰囲気は、小さな銭湯ならではの楽しみですね。

 

《温泉データ》

【下諏訪温泉 新湯(しんゆ)】

泉質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
泉温:58.5℃
加水:なし
加温:なし
還流:掛け流し

 

住所:諏訪郡下諏訪町3154-3
電話:0266-26-7332
料金:大人230円/小人110円
営業時間:5:30~22:00
定休日:なし
公式ページ:https://shimosuwaonsen.jp/item/686/

 

矢木温泉|気軽に立ち寄れるタイル画のすてきな銭湯

駅から西側の諏訪大社春宮大門の近くにある「矢木温泉」。素朴で飾り気のなさが魅力の銭湯です。

 

長方形の大きな湯船が一つ。加水されており適温で気持ち良く浸かれます。下諏訪温泉は無色透明のさっぱりとしたお湯ですが、舐めてみるとほのかに塩の味がします。

 

壁には立派なタイル画があります。いかにも昭和な銭湯の趣で、懐かしいような気持ちになります。

 

矢木温泉にはシャワーやカランもたくさんあります。

 

地元の人しか知らないようなマニアック銭湯ですが、国道沿いにあったりと、気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。観光やドライブのついでに、さっぱりしていくのも良いかもしれません。

 

《温泉データ》

【下諏訪温泉 矢木温泉(やぎおんせん)】

泉質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
泉温:62.5℃
加水:あり
加温:なし
還流:掛け流し

 

住所:諏訪郡下諏訪町矢木東219-25
電話:0266-28-3232(土田商店)
料金:大人230円/小人110円
営業時間:5:30~22:00
定休日:なし
公式ページ:https://shimosuwaonsen.jp/item/754/

 

菅野温泉|タイムスリップした気分になれる路地裏レトロ銭湯

最後に特にオススメしたいのが「菅野温泉」。レトロな銭湯マニアの方は必見の、下諏訪を代表する風情ある温泉です。

 

国道沿いから暗い路地裏に入っていくと、奥に鄙びた『菅野温泉』と文字の書かれた看板が見えてきます。このシチュエーションがもうたまりません。

 

看板の横に銭湯の入り口が。中からは風呂桶の音や笑い声が聞こえてきます。

間違いない。ここは温泉だ!

 

中へ入ると猛烈にレトロな番台があります。これぞ昭和の銭湯。ノスタルジックな気持ちにさせてくれます。

 

年季の入った広い脱衣所。年代ものの体重計なども置かれており、ある意味博物館のような感覚で楽しめます。

浴室の真ん中に楕円形のタイル張り湯船。中央の湯口から静かに投入され、無色透明に澄んだお湯がたっぷりと満ちています。まろやかで優しい肌触り。なんだか神聖な趣の浴室です。

 

湯上がりは外の椅子で牛乳を飲むのがオススメ。家の近くにあったら嬉しい、毎日でも入りたくなる温泉です。

 

《温泉データ》

【下諏訪温泉 菅野温泉(すげのおんせん)】

泉質:Na・Ca-硫酸塩・塩化物泉
泉温:56℃
加水:あり
加温:なし
還流:掛け流し

 

住所:諏訪郡下諏訪町大社通3239-1
電話:0266-27-1076
料金:大人230円/小人110円
営業時間:5:30~22:00
定休日:なし
公式ページ:https://shimosuwaonsen.jp/item/751/

 

のんびり歩いてディープな雰囲気を味わおう

万治の石仏

下諏訪のディープな銭湯めぐり、いかがでしたか?

どこの銭湯もレトロな雰囲気が漂い、懐かしい気持ちになれるところばかりです。下諏訪には温泉をはじめとして、諏訪大社以外にもたくさんの魅力があるのです。

 

古くから門前町であり宿場町でもあった下諏訪。この歴史ある町並みにとけ込むように銭湯はあります。

 

下諏訪の街中を歩いていると、所々で温泉に触れられる場所に出会えます。それだけ温泉が身近にあるということ。下諏訪は本物の温泉天国です。

 

下諏訪のお隣、上諏訪にもディープな共同浴場があります!

 

【連載】教えたいけど知られたくない!信州のスキマ温泉めぐり

長野県の温泉地数は224ヶ所、245ヶ所の北海道に次いで日本第2位!ちなみに温泉利用の公衆浴場数は、654ヶ所と日本一を誇っています。

信州の温泉地といえば野沢温泉や渋温泉、別所温泉や白骨温泉などが有名ですね。

この特集ではスキマメンバーの力路郎さんが、少し変わった温泉地をさまざまな視点からご紹介します。

 

 

公式LINEの友達募集広告

この記事を書いた人

力路郎

北信濃出身・大阪在住の大学生です。趣味は温泉めぐり。暇さえあれば全国の極上湯を求めて一人旅しています。現在300湯に入湯。山奥の湯治宿や鄙びた共同浴場に憧れます。