皆さんこんにちは!小川です。「誰だよ」と思った方、もう少しお待ちください。
先日、私が大好きな信州高山村、山田牧場にある「セルバン白雲館」に家族3人で宿泊してきました。
セルバン白雲館のオススメポイントは以下の通りです。
- みんなで「遊べる」ロビー
- デカいミニ四駆コースがある
- 源泉かけ流しの白いにごり湯
- めちゃくちゃ静か。人が居ても静か。
個人的にメチャクチャ”推し”の温泉宿なので、もっと多くの人に訪れて欲しいと思っています。このレポを読んで、ご家族やお仲間とセルバンさんに行ってくれる人が増えてくれたらうれしいです。
書いてる人・登場人物たち

長野大学の3年生で、長野大学温泉同好会(@onsennagano)の部長兼ツイッターの中の人。
2年間で450回以上は温泉施設へ訪問したり、平均週4で温泉に行ったり、傷心旅行で温泉に行くくらい温泉が好きな20歳の大学3年生。精神年齢は低い。よく家の中で物をなくす。

小川の父さん:長野県大町市出身。小川家の大黒柱で、力仕事といえばこの人。ド天然ボケ。最近はどういうわけか「すみっコぐらし」にドハマりしている。

小川の母さん:長野県松本市出身。小川家では屈指の常識力を誇る。だいたいツッコミ担当。手先が器用でコミュ力・適応力が高い。

館田さん:セルバン白雲館の総支配人。北海道出身。アナログゲーム・ミニ四駆の収集家で、3児の父。最近は娘さんたちといっしょに「某人気鬼退治作品」にハマっている。

今回の宿泊レポでは、この親子3人が実際に宿泊した様子を割と赤裸々にお伝えします。
セルバン白雲館までのアクセス
山奥の温泉だからといって、車が無いといけない訳ではありません!
▼公共交通機関の場合
東京駅⇒長野駅(北陸新幹線)⇒須坂駅(長野電鉄)⇒山田温泉(長電バス)⇒セルバン白雲館(送迎アリ。要予約)
▼車の場合
上信越自動車道 須坂長野東ICより約45分
冬の間、山道を運転するのが怖い…という方でも、「山田温泉」バス停から送迎してもらえるので安心です(要予約)。
温泉好きの聖地・信州高山村
セルバン白雲館さんの前に、軽く高山村についてご紹介。
温泉好きの聖地「湯つづきの里」

長野県北東部にある高山村には、数多くのバリエーション豊富な温泉が点在しています。
硫黄がガッツリ香るにごり湯から、万人のお肌に優しい透明なお湯まで…日帰り入浴が可能な温泉も多く、温泉マニアからしても、そうでない人にも堪らない場所です。
紅葉から滝まで、なんでもアリ

紅葉の名所としても知られ、秋には多くの方が全国から訪れます。

名勝「雷滝(かみなりたき)」は、別名「裏見の滝」とも呼ばれ、滝の裏を歩いて通ることができます。その迫力と滝の音はすさまじいものです。目ん玉飛び出ます。
このように、温泉に紅葉に名勝になんでもあり!高山村に来れば全てが揃います。
➡高山村について詳しい情報はこちらの記事からご覧ください。

高山村、めっちゃいい所なのに知らない人多いの、もったいね~。

俺もお前から聞くまで知らなかったわ。県外の人が「高山」って聞くと、真っ先に浮かぶのは岐阜の「飛騨高山」だろうね。
山田牧場~牛さん達が気ままにスローライフ~

高山村中心地から車で20分ほど山道を上っていくと、セルバン白雲館のある「山田牧場」が広がっています。放牧式の牧場で、数十頭の牛さん達が広~い牧場内を自由気ままに過ごしています。ここだけ見ると北海道みたいですよね。

牛さんたち、美味しそうに草食べるね。うらやましいな、一緒に食べるか。

あんた野菜嫌いでしょうが。
見晴茶屋さんでお食事・軽食も

山田牧場のランドマーク的存在である「見晴茶屋」さんでは、この牛さんたちの乳から手作りしたチーズをふんだんに使ったメニューを楽しめます。
標高1600m、スキー場もあります

セルバン白雲館がある山田牧場は、なんと標高およそ1600m。写真のように雪が大量に降るため、スキー場も運営されています。リフト券が安い(大人1日3500円)ことで有名です。気になる方はコチラから➡YAMABOKU ワイルドスノーパーク
セルバン白雲館に到着

山田牧場をひととおり楽しんだら、セルバン白雲館へ到着です。到着した日は、薄い霧が立ち込めていました。「霧の宿」というのは、とても雰囲気が出て素敵です。何かミステリーが始まりそうな予感さえします。某小学生探偵の出番です。
チェックイン、総支配人にごあいさつ

セルバン白雲館は創業50年余の老舗旅館です。現在は3代目総支配人の館田(たてだ)さんが経営されており、女将さんと旅館支配人の3人で力を合わせ、あたたかいおもてなしをしてくださいます。

温泉同好会では部員ともどもいつもお世話になってます。今回は両親ともどもお世話になります。やっと泊まれて嬉しいです!

お待ちしておりました、ついに宿泊していただけるのですね!本日はごゆっくりどうぞ。お時間ありましたらご一緒にアナログゲームやりましょう!
~その後~

……オーナーの館田さん、ちょっと想像と違ったな。もっとこう…山で斧持って薪割ってる、体格の良い…

…おっ、山賊てきな感じ?ポケモンでいう所の「やまおとこ」みたいな。

父:そうそう!意外とインテリ系な感じでビックリした。
※館田さんは行政書士もされているので、ガチのインテリジェンスをお持ちです。
セルバン白雲館のお部屋の様子

さて、まずは気になるお部屋の様子から。スタンダードのお部屋は10畳+2畳一間です。定員は5名までとなっています。

布団は最初から敷いていただいてありました。入ったらすぐに寝てしまいそう。3人程は余裕で寝ることが出来ます。

床の間もある、上品な和室です。清掃も隅々まで行き届いています。浴衣・アメニティー各種、トイレ・バスも部屋に付いています。
部屋から雲海が見れることも

何よりも素晴らしいのがお部屋からの眺めです。標高1600mの高さから善光寺平を見下ろすことができ、運が良ければ写真のような雲海を見ることが出来ます。宿泊2日目の朝、運よく見る事ができました。

すごーい…。雲海って、登山したりすごく寒い所じゃないと見れないと思ってた。

たしかに、部屋から雲海を楽しめるのはスゴイね…。

缶コーヒーしばきながら見る雲海、最高なンだワ。
部屋にいると、たとえ天気がどうであれ窓を開けたくなります。澄んだ空気が吹き込んでくる様子を肌で感じることが出来ますよ。寒いけど。
北アルプスを望む


北アルプスもバッチリ見えたね。どれが何て山かは分かんないけどさ。

分かんないのね。あと寒いからいいかげん窓閉めない?
家族みんなが遊べるロビー

お部屋のチェックが終わったら、今度はロビーへ。セルバンさんの特徴として外せないのが、この「みんなで遊べるロビー」です。
多彩すぎるアナログゲーム

写真のように、ボードゲーム、テーブルゲーム、カードゲーム等といったアナログゲームが数多くあり、好きなものを選んで遊ぶことが出来ます。「人生ゲーム」のような有名なものから、聞いたことも無いけれどやってみると面白いものまで、本当に幅広い取り扱いです。
今回は、アナログゲーム収集家である館田さんに、いくつかオススメのゲームを教えていただきました。
館田さんのオススメ①ガイスターで親子ガチバトル

こちらは、ボードゲーム界では根強い人気を誇る「ガイスター」というゲーム。将棋やチェスよりもとっても簡単で、されど奥深い心理戦が繰り広げられる、とてつもなく中毒性のあるゲームです。
今回は、せっかくなので息子と父の親子対決をしてみました!

結果は、5勝1敗で息子の圧倒的勝利。

俺の勝ち!何で負けたか、明日まで考えといてください。そしたら何かが見えてくるはずです。ほな、いただきます。

悔しー。っていうか結構頭使うのね。
将棋やチェスほど煩雑なルールや定石が無いので、初心者でも経験者でもある程度は平等に対決することが出来ます。親子・友人でガチンコ勝負、いかがでしょうか。白熱しすぎてリアルファイトに発展しないようにしてくださいね。
館田さんのオススメ②「ボブジテン」で語彙力対決

私+両親+館田さんの4人でも激しいバトルを繰り広げました。
『ボブジテン』という、お題の「カタカナ語」を日本語だけで説明し、それを当ててもらうことで得点をゲットできるゲームです。語彙力・言語化能力がモノをいいます。
例:マウス⇒仕事で、四角い電子機器の画面で矢印を動かすのに使う、ねずみ

(お題は「グラタン」かぁ。)えーっと、小川家では鮭とほうれん草とマカロ…ん”ん”ッ何でもない、それらと牛乳を入れて焼くやつ。

分かった!グラタン!

いやそれ小川家じゃなきゃ分からないネタじゃないですか!?
結果、1位私 2位母さん 3位館田さん 4位父さん でした。

また勝ってしまった。敗北を知りたい。
こういったアナログゲームは部屋の中に持ち込むこともできるので、気心知れた仲間と夜通し遊ぶなんてことも…。実際に、お泊りアナログゲーム大会も定期的に開催されています。


アナログゲームを共通の楽しみとするみなさまの集いの場として、アナログゲームの合宿先としてご利用頂いたり、ウォーハンマーの塗装合宿や、当館を舞台にしたマーダーミステリーを制作頂いたりと、少しずつですが広がりを見せてくれていることを嬉しく存じております!

(ウォー…ハンマー…?バトルロワイアルでもやんのか…?)
※『ウォーハンマー』とは卓上に小さな駒を並べて遊ぶミニチュアゲームです。密かに流行しているらしい。
寒い夜には暖炉も

標高1600mにもなると、夜は気温が一桁台なんていうのは当たり前です。そんな夜には、ロビーにある暖炉でゆったり温まりましょう。パチパチと薪が焼ける音がたまりません。
暖炉前で毛布をひざに掛け、読書とかしてみたりして…。気分はもう吟遊詩人です。
温泉旅館に「ミニ四駆コース」…だと…?

家族でたくさん遊べるロビーに加えて、さらにクセが強いのがこちらのミニ四駆コース!
子供のころ、友達と集まって盛り上がったり、ミニ四駆を買うためにお金を頑張って貯めたり…そういった記憶がある方もいるのではないでしょうか。
宿泊者限定で自由に使用可能

セルバンさんでは、宿泊者の方限定でこのコースを自由に使用することが出来ます。
自分が鍛え上げた精鋭マシンでタイムトライアルをしたり、仲間たちと一緒に夜通しガチンコレース大会なんてもう最高ですよね。
マシンがなくても大丈夫


(うおっ…なんやこの行列は…?)
コース横にズラーッと並ぶこのミニ四駆たちは全て館田さんのコレクションです。さすがミニ四駆コレクターですね。しかも、なんと実際にコースで走らせることが出来ます。
ミニ四駆で遊んだことはないけど、なんとなく興味がある…そういった方も、お試しに遊んでみることも可能です。
オーナー直伝!ミニ四駆レクチャーも

オーナーの館田さんからミニ四駆についてのレクチャーもしてもらえます。ミニ四駆コース自体、昔からミニ四駆が大好きだった館田さんの趣味が高じたものなので、とても信頼度が高いです。


あー、ここの羽根についてるシールがタイヤに当ってますね。少し切りましょうか。にしてもお父さん、ずいぶんキレイにボディを塗っておられますね!すごい丁寧な仕事だと思います。今のままでも良いマシンですが、グリスをもっとたくさんさしてあげるともっと速くなると思いますよ!(早口)

なるほどー…。今度来るときまでにパーツも変えてみるか。色んなやつ試してみよ。

父さんの手先がそんなに器用だとは知らなかったわ。20年目にして新たな一面を発見した。
ここに来れば、あなたもきっとミニ四駆の沼にハマるでしょう。私の父は、セルバンさんに泊った日からパーツいじりを始めています。ああもう手遅れです。
セルバン白雲館のお食事
ディナーは珍しい「○○フォンデュ」

さて、お待ちかねのディナーは、具材を○○につける「○○フォンデュ」です。チーズでもチョコでもありませんよ。さて、何でしょうか!

答えは「オイルフォンデュ」です!オイルフォンデュとは、鍋で熱した油で肉や野菜など好みの具材を素揚げし、数種類のソースでいただくスイスの伝統料理です。