第2話「マジヤバ!岩鼻のネズミとネコの闘い」みこもちゃんの民話めぐり

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移住者目線で漫画「ここが分からんばい!信州 」やグッズ制作などを手がけるイラストレーター高坂梓さんの連載がいよいよスタートしました!

第2話「マジヤバ!岩鼻のネズミとネコの闘い」

みこもちゃん2
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半過岩鼻(はんがいわはな)とは?

岩鼻は切り立った「半過岩鼻」と、川を挟んで向かい側に「下塩尻岩鼻」があります。もともとは1つの山だったものが千曲川によって侵食され、このように奇特な姿になったとされています。

ちなみに2つの岩鼻は岩質が異なるため、千曲川断層が存在するという説もあります。

岩鼻より東部は昔巨大な湖であり、それが決壊して今の姿に変わっていったとされています。東信地方ではこれらに基づく民話や地名が多く残っています。

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猫とネズミに関する地名のお話

坂城町鼠宿

この辺りは昔一面の湖だったと。その西にねずみが住み田畑をあらしたため、遠い国から大きな唐猫さまを 派遣してきました。唐猫に追われて逃げ場を失ったねずみは岩山を食い破り、湖の水は千曲川となって流れ出しました。あたりには水がなくなり、陸地になったといわれているそうです。

元々はねずみもいいやつだったや、唐猫さまのその後などいろいろあります。

坂城町に残る地名「ねずみ」とは?
長野県埴科郡坂城町。江戸時代から信濃国埴科(はにしな)郡にみられた村名。千曲川右岸、善光寺平の最南端に位置する。千曲川は両岸から突き出す岩鼻の狭隘部を抜けて坂城広谷へと流れ出るが、その狭隘部は、大昔、猫に追われた大鼠が岩鼻を食い切ったためできたものと伝承され、地名の鼠もそこからきているとの口承がある。また、「ねずみ」は「不寝見」によるとする説もあり、上田の信濃国国府への狼煙台があったところとも考えられている。

角川日本地名大辞典より

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地名や地形から民話を読み解いていくのも面白いですよね!ではまた次回のみこもちゃんでお会いしましょう!

「マジヤバ!みこもちゃんの民話めぐり」とは?

マジヤバ!みこもちゃんの民話めぐり
主人公は長野県に住む平凡な女子高生「みこもちゃん」。都会に憧れて東京の大学を目指していたけれど、自由研究の課題に自分のおばあちゃんから長野県の民話を薦められて地域の民話を知っている人に取材していくうちに優しさに触れて・・・?

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この記事を書いた人

高坂梓

役者もやってるイラストレーター・漫画家。真田幸村が好きすぎて九州から長野県上田市に移住。SNSにて、九州人が長野県に移住してびっくりした漫画『ここがわからんばい信州』を連載中。上田市の景色がテーマの連作イラスト作品も制作しています。