子安温泉|高山村は温泉大国!地元で愛される効能豊かな療養泉

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こんにちは、温泉マニア大学生の力路郎(@OfAdriatic10)です。

須坂や小布施のお隣、善光寺平を見渡せる美しい村「高山村」。自然豊かなこの村の魅力は、何といっても“温泉”だと思います。村の中央を流れる松川。この川の渓谷沿いには8つもの個性豊かな温泉が点在します。それらは総称して信州高山温泉郷と呼ばれます。

春の高山村。一本桜の名所としても知られる

高山村の温泉はどこも静かです。山あいの温泉地にふさわしい落ち着いた風情。観光地のようなガヤガヤとした感じは一切無いのです。山奥へ行けば秘湯の一軒宿もあります。今回は、その中でも特に地元の人に愛される、日帰り温泉施設の子安温泉をご紹介します。

僕が選んだ信州のオススメ温泉はこちら!

地元で人気の日帰り温泉施設「子安温泉」は泉質自慢

村の中心部から車をしばらく走らせると、道路沿いに大きな看板を発見。ここが子安温泉の入口です。高山村の温泉の多くが山奥にありますが、ここ子安温泉は麓からでもそう遠くない距離にあります。

狭い道を少し行くと、温泉の建物が見えます。訪れたのは4月中旬。ちょうど桜の花が見頃でした。高山村は一本桜の名所としても知られています。

子安温泉の歴史は意外と浅く、平成3年に開設されたばかりの新しい温泉です。山小屋風の素朴な外観がステキ。

お客さんは地元の方が多く、いつ行っても賑わっている印象です。最近はお湯の評判が広まって、県外からのお客さんも増えてきました。リピーターの方も多いそうです。

効能豊かな黄白濁のにごり湯を堪能

お風呂は大きな内湯が一つのみのシンプルな造り。木造の湯船が良い味を出しています。

ここの温泉はとにかくレベルが高い!加熱されたお湯が豊富に注がれ、ぜいたくに掛け流されています。ちょっぴり熱めのお湯が、身体にじんわりと染み渡ります。最高に気持ち良いのです。

大きな丸太の注ぎ口から、お湯がたくさん投入されています。お湯は茶色のような、または黄色のような色。目にも優しそうな鮮やかな色です。口に含むと鉄分を含んだ苦味のある味です。なんだか健康にも良さそうですが・・・それもそのはず。温度と成分の質、濃度から医療効果が期待できる療養泉に認定されているそうです。

なるほど、湯治場としての役割もあるということですね。地元の人たちは、じーっとお湯に浸かっては出ての繰り返し。すぐに体もホカホカになって、なんだか軽くなったような心地でした。

浴室の雰囲気も抜群。まさに北信濃の湯治場といった風情です。総木造りの建物は木のぬくもりが感じられます。

こちらは浴室の隅にある源泉の掛け湯。子安温泉の源泉温度は35.4℃とぬる湯です。加熱されたお湯と比べると、やはり湧きたてそのままの源泉は鮮度が違うように感じます。色は透明でほのかに硫黄のような香りもしました。

ホカホカに温まった身体を源泉の掛け湯でザバッと流す。これが最高に気持ち良いのです。いや~、もう完全に子安温泉のファンになりました!

最近、浴室の脇にシャワーが増築されました。しかし、ここはあくまでもお湯がメイン。お湯の質そのものをじっくりと楽しめる、そんな素晴らしい環境が子安温泉には整っています。

湯上がりはホカホカ。高山村の温泉はレベルが高い!

湯上がりはロビーでひと休み。お風呂場と同様、木のぬくもりが感じられるステキな造りです。

コーヒーやお茶の無料サービスもあります。あまりにも居心地が良すぎて、もう帰りたくなくなってしまうほど。

高山村のこだわり牛乳も飲みました。

静かで落ち着く別荘のような雰囲気。近所にあったら毎日でも通いたくなる温泉です。

子安温泉(こやすおんせん)
泉質:含よう素-Na・Ca-塩化物泉
泉温:35.4℃
加水:なし
加温:あり(常時)
還流:掛け流し
住所:上高井郡高山村牧783
電話:026-242-2219
料金:大人500円/小人150円
営業時間:10:00~20:00
定休日:火曜日(祝日の場合は営業)
公式ページ:http://www.koyasu-onsen.com/

高山村の名所「松川渓谷」

子安温泉をはじめ、個性豊かな8つの温泉がそろう信州高山温泉郷。どこも本当にレベルの高い温泉ばかりです。長野市からもアクセスが便利、穴場な観光スポットも多い高山村。何よりそこには温泉という最高の癒しが待っています。週末にふらりと湯めぐりなどいかがでしょう。

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【連載】教えたいけど知られたくない!信州のスキマ温泉めぐり

長野県の温泉地数は224ヶ所、245ヶ所の北海道に次いで日本第2位!ちなみに温泉利用の公衆浴場数は、654ヶ所と日本一を誇っています。信州の温泉地といえば野沢温泉や渋温泉、別所温泉や白骨温泉などが有名ですね。

この特集ではスキマメンバーの力路郎さんが、少し変わった温泉地をさまざまな視点からご紹介します。

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この記事を書いた人

力路郎

北信濃出身・大阪在住の大学生です。趣味は温泉めぐり。暇さえあれば全国の極上湯を求めて一人旅しています。現在300湯に入湯。山奥の湯治宿や鄙びた共同浴場に憧れます。