長野県天龍村の名産品のひとつに「中井侍銘茶」があります。
長野県内で唯一生産しているお茶で、生産量は少ないですが人気があるそうです。
「中井侍銘茶」の茶畑を見てみたいと思っていたので、実際に行ってきました。
今回はそのことを皆さんに紹介します。
▼大鹿村の秋葉古道を歩いた様子はこちら!
飯田線とはどんな路線なのか
飯田線とは長野県辰野町の辰野駅から愛知県豊橋市の豊橋駅をつなぐ路線です。
路線距離は195kmあり、約6時間かかりますが一度も乗り換えることなく辰野駅から豊橋駅まで行くことができます。またこの路線には起終点含め94駅もあり、駅間も約2kmと地方路線にしては短いです。
飯田線は徒歩や車でのアクセスが難しい秘境駅も多くあり、また天竜川沿いを走る景観の美しい区間もあるため、鉄道ファンの多い路線です。
中井侍駅から平岡駅まで実際に歩いてきました
今回は中井侍駅から平岡駅までの約8kmを歩いてきました。所要時間は2時間ほどでした。(中井侍駅は長野県で最南端にある駅です)
当初は駅周辺を散策してから電車で帰る予定でしたが、次の電車が1時間後・2時間後に来ることがわかったのでそれなら歩いても時間は同じなのではと思い、歩くことにしました。
駅間にはトイレや自販機がほとんどないので、出発前に準備しましょう。少し多めに水分を用意するのがおすすめです。
平岡駅の駐車場に車を停めて、平岡駅から中井侍駅まで約10分電車で移動します。電車を降りると写真のような風景がありました。無人駅で改札も切符回収箱もないです。
周りの風景が想像以上に荒廃していたので一抹の不安がありましたが、振り返ると天竜川の流れる風景が広がっていました。この日は天気も良かったので川の色も青みがかっていて綺麗でした。
駅を出ると一本道の未舗装路が続いています。特に道案内はないのでどんどん歩いていきましょう。
少し進むと写真のような分かれ道になります。今回は茶畑を見たいので、右側の坂道を登っていきます。
坂道を登っていくとだんだん茶畑が見えてきました。急斜面に段々畑が広がっています。茶畑は七曲りの坂道沿いにあり、登っていくごとに眼下に見える風景が美しいです。
坂道を登りきると一面に広がる茶畑と、麓に流れる天竜川が見えます。私がまさに見たかった風景です。山の濃い緑・茶畑の薄緑・空と川の青色、調和した美しい風景を独り眺めていました。
茶畑を離れて歩いて行くと、天龍村の文化財のひとつである「三十三所観音」が見えてきます。ここはせば岩という沢の両側にせり出している大きな岩で、ここの一部を削った棚に三十三体の仏像が並んでいます。
事前情報が無いままであったので少し怖さもありましたが、周辺の雰囲気も相まって神秘的な場所でした。
▼中井侍の三十三観音の詳細はこちら!
さて三十三所観音を見学したあと、山道をどんどん歩いていきます。写真のような山道もありますが、時折景色が開けて天竜川がみれました。
2時間ほど歩くと、天龍村の町並みが見えてきました。ゴールである平岡駅まではあと少しです。天龍村は坂が多く、階段もあるので町並みを散歩するのが好きな私のお気に入りの場所です。
ゴールである平岡駅に到着しました。ここは駅の上がホテルになっていて、温泉や食事処もあるので、歩いた後の休憩におすすめです。
まとめ
今回は天龍村にある中井侍駅から平岡駅までの約8kmを歩いてきました。
目的である中井侍の茶畑が見れて良かったです。中井侍駅から三十三所観音までであれば1時間ほどで往復できるので、電車の待ち時間でサクッと散歩ができます。体力に自信がない方はそちらがおすすめです。
また茶畑では収穫体験もあるそうなので、次に来るときはそちらもやってみたいなと思いました。
駅周辺の駐車場情報
中井侍駅には駐車場はありませんが、車を停められそうな小さい土地はあります。ただそこまでの道がかなり細いのでおすすめできません。茶畑を見に行く際は平岡駅の駐車場に車を停めて電車で向かうほうがいいです。
駐車場については下記のURLからご確認ください。
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