上田市には日常の疲れを癒してくれるようなお店がたくさんあります。古き良き歴史あるなかにも、時代に合わせた新しさが絶妙に融合したまち。豊かな自然と歴史に育まれた美味しいものとの出会いは、きっとあなたの活力になるはず。
「3度目の上田特集」2本目でご紹介したいのは街中にひっそり佇む老舗の喫茶店やロケーション抜群のカフェ、素材にこだわった珈琲店など個性的なお店たち。上田がもっともっと楽しくなる、とっておきのカフェや喫茶店をご紹介します。
\信州上田観光協会×Skima信州/
豆cafe enjyu|おだやかな景色とともに楽しむ栄養満点ランチとスイーツ
多くの寺社が点在し、「信州の鎌倉」とも呼ばれる塩田平(しおだだいら)地域は、歴史風情が感じられる上田市のおすすめのんびりスポット。
「豆cafe enjyu(まめかふぇ えんじゅ)」はそんな塩田平を見渡す小高い山の上、重要文化財に指定された三重塔のある「前山寺」のふもとにあります。
美術館併設カフェとして3年前にオープン、ランチもスイーツも絶品!と地元でも人気のお店です。
おだやかな田園風景と山々をながめながらいただくメニューは、「リゾットランチ」。
上田市産の食材をふんだんに使用した前菜と旨味あふれるリゾットのセットです。
ソイフードマイスターの王鷲さんが手がけており、「ここにも大豆が!?」と多彩なレパートリーに驚きの連続です。
自家製ドリンクとデザートもぜひ追加でご一緒に。地元のお味噌屋さんの甘酒を使用した自家製「甘酒レモンスカッシュ」としっとり濃厚な「バスクチーズケーキ」もオススメです。
この日は卵白のみで焼き上げた「エンゼルシフォンケーキ」も。りんごのコンポートもすべて手作りです。
デザートやドリンクには、店の庭で育てた無農薬のハーブを使用しているのもときめくポイント。
旬の食材をたっぷりと、そしてていねいに作られた料理の数々。田園風景をながめながら日常から離れた空間で、からだも心もほっと癒されます。
豆cafe enjyu
所在地:長野県上田市前山東前山300
営業時間:11:00~16:00
定休日:火~金曜 ※11月下旬~4月初旬は冬季休業
駐車場:あり
TORTOISE COFFEE|おしゃれスポットの古民家コーヒー屋さん
上田駅から車で10分ほど、近年「上田のおしゃれスポット」と地元でも名高い「丸山邸」エリア。
「丸山邸」は、明治初期に材木商として財を成し、売却されていく上田城の本丸と櫓を買い取り、上田市に寄付した丸山平八郎さんの旧邸宅。2012年に再び活用され始め、年々にぎわいをみせています。今回訪れた「TORTOISE COFFEE(トータスコーヒー)」をはじめ、そば屋さん、パン屋さんなど「上田のおいしい!」が丸山邸でたっぷり堪能できます。
店内には酸味や苦味、甘みやコクがひと目で分かるコーヒーチャートが飾られており、「こんなコーヒーが飲みたい!」というリクエストに合わせてオススメしてくれます。
古民家をリノベーションした店内は、落ち着きのあるゆったりとした空間。
カウンター席もあり、おひとりさまでも気兼ねなく時間を過ごせます。
ていねいにハンドドリップで淹れられたコーヒーたち。間近でみると、職人技にうっとりします。
ひとくち目、ふたくち目とどんどん味が変わっていく変化が楽しい!
コーヒーは普段あまり飲まないという方もするすると飲んでしまう美味しさです。
それもそのはず。コーヒー豆は店内でじっくりと検品、なんと焙煎後にも検品を重ねて厳選するのだそう。豆に合わせて焙煎度合いも調節しているというこだわりっぷり。
「『日々の小さな幸福感』を味わっていただけたら」と話すマスターの中沢さん。
地元カフェのコーヒーブレンドを手がけ、多彩なジャンルのお店とのコラボレーションやイベントも開催したりと幅広く活動されています。
こだわりコーヒーを片手に、気さくなマスターとの会話にも花が咲きました。
TORTOISE COFFEE
所在地:長野県上田市常磐城3-7-37 丸山邸敷地内
営業時間:平日11:00〜18:00、土日祝10:00〜17:00
定休日:月曜、臨時休業あり(祝日の際翌日振替休日)
駐車場:あり
▼こちらの記事でも紹介しています!
ワタリョウ|レトロ喫茶でコーヒーとのんびりしたひとときを
上田市のレトロ喫茶として紹介したいのが「ワタリョウ」。創業は1979(昭和54)年、上田市街地に店を構えて40年を越える老舗です。
地元の人でも知る人ぞ知る、ちょっと隠れ家的なお店。木彫りの味わい深い看板にときめきます。
お店はカルチャースクールの1階にあり、前身である専門学校の校長先生がこちらのマスターです。
ちょっと入りにくいな、、なんて不安があっという間に消え飛ぶ、おだやかな笑顔で迎えてくれます。
このコーヒーをはじめ、ピラフ(600円)やスパゲッティー(600円)もしばらく価格を変えていないのだそう。朝7時から営業しているので、朝さんぽをしながらのモーニングもおすすめです。
店内に飾られた作品たちは、専門学校時代の先生や生徒たちが手がけたものなのだとか。
レトロな照明や小物をながめながら、時のうつろいに想いを馳せてみては。
ワタリョウ
所在地:長野県上田市中央3-6-2
営業時間:7:00~14:00
定休日:日曜、祝祭日
駐車場:なし
亀山珈琲焙煎所|珈琲とスイーツのマリアージュを楽しんで
「亀山珈琲焙煎所」は2019年にオープンした、地元で愛される珈琲専門店。
大きなロースターの機械がどーんと構える店内は、珈琲の優しい香りで満たされています。
珈琲と一緒に楽しんでほしいのはその名も「普通のプリン」。黄金色の固めのフォルムにほどよい甘さがたまりません。地元でも美味しいと評判の「青山の玉子」を使用しているということから、「普通」へのこだわりの強さを感じます。
ホット珈琲はおおよそ2杯分提供され、よりゆったりとした時間を楽しめます。
カップは壁一面に飾られたなかから、お客さまに合わせてチョイスしていただけます。
ドリップパックや家で楽しめる珈琲グッズも充実しており、旅のおみやげを調達するのもおすすめ。珈琲豆の種類も豊富なので、あれもこれもと選びたくなります。
テイクアウトもできるので、近くの北国街道柳町や上田城跡公園などの観光のお供にもぜひ。
亀山珈琲焙煎所
所在地:長野県上田市中央五丁目6-26
営業時間:10:30~19:00(日曜のみ17:30まで)
定休日:金曜
駐車場:あり
喫茶 風香・風の夢ギャラリー|絶景!古民家カフェで季節感じるいやしのひとときを
「日本の棚田百選」に選ばれた「稲倉の棚田」を越えて、真田家ゆかりの地として知られる真田地域方面に進んだ途中にあるのが「喫茶 風香・風の夢ギャラリー」です。ここは地元の伝統工芸「農民美術」の木彫作家・尾澤敏春氏の息子さんがお母様と営むカフェ。
まるでお屋敷のような築150年を超える大きな古民家のなかには、ギャラリーと名のつくとおり、木彫作品の展示もされています。建物は新潟県から移築し、店内の天井と柱などは、尾澤さんたちで塗り直したのだそう。
店内をひとしきり楽しんだら、さあテラスへ!
鳥肌が立つような大パノラマが広がります。
上田市内が一望できるテラス席は、時が経つのも忘れて景色に見入るほどの迫力。「さっきいたのはあのあたりかな」なんて、旅の思い出を振り返りながら楽しむのもオススメ。天気が良ければ遠くに八ヶ岳や北アルプスが見えるのだとか。
コーヒーは軽井沢町発で全国的にも有名な「丸山珈琲」のブレンドを使用。ハーブティーはフレンチプレスでたっぷりと。
ていねいに作られたスイーツプレートは数種類から選べ、見た目も鮮やか!色とりどりの輝きにわくわくが止まりません。
週替わりのランチを目指して来るのもオススメです。ドリンクの種類も豊富なので、自分だけのお気に入りが見つかるかも知れません。
鳥や動物たちの鳴き声をBGMに、四季折々の彩りを感じられるとっておきのお店です。
喫茶 風香・風の夢ギャラリー
所在地:長野県上田市殿城長峯2846-4
営業時間:11:00〜16:00
定休日:第1,3月曜、火曜 ※1〜2月は長期休業
駐車場:あり
上田市のスキマ「カフェ」めぐり まとめ
上田市をさらに楽しめるおすすめのカフェを5軒ご紹介しました!
あなたの推しになりそうなカフェは見つかりましたか?
Skima信州と信州上田観光協会のコラボ企画「3度目の上田」では、地元民が本気でおすすめするスキマスポットをご紹介しています。
▼【特集】3度目の上田を楽しむひとり旅プラン