飯田市の雲彩寺(うんさいじ)は白雉年間(650~654年)に開山した古刹。明治7年に移築されるまでは、ここより川下に置かれていたようです。
現在の山門は、旧飯田城の桜丸西門でした。1871(明治4)年に飯田班が廃藩となり、多くの建物が破却されました。1921(大正10)年頃に雲彩寺へ寄付され、山門となった次第です。飯田市の有形文化財に指定されています。
雲彩寺の基本情報
宗旨 | 曹洞宗 |
ご本尊 | 薬師如来像 |
山号 | 白雉山 |
所在地 | 飯田市上郷飯沼3335 |
交通 | 下村山駅から徒歩約20分 |
駐車場 | あり |
雲彩寺の御朱印
雲彩寺の本堂
本堂。明治7年に移築されるまでは、ここより川下に置かれていたようです。
お寺への入り口はせまくて分かりづらいので注意。「高屋」という信号からお寺方面へ入る狭い道を探しましょう。わたしは見つからずにだいぶうろうろしました。
山門は旧飯田城の桜丸の西側にあったとされる門
現在の山門は旧飯田城の桜丸の西側にあった門だといわれています。1871(明治4)年に飯田班が廃藩となり、多くの建物が破却されました。飯田城の城門などが払い下げられた際に旧上郷村の斉藤氏が買い受けましたが、1921(大正10)年頃に雲彩寺へ寄付され、山門となった次第です。詳しくは飯田市の文化財保護情報サイトをご覧ください。
飯田市の有形文化財に指定されています。
雲彩寺古墳(飯沼天神塚古墳)
境内全景。左側に見えるのが雲彩寺古墳。飯沼天神塚古墳とも呼ばれます。築造されたのはおそらく6世紀中頃。江戸時代にはすでに発掘調査が行われていますが、現在残っている出土品はわずか。
2016年には飯田古墳群として国の史跡に指定されています。
【飯田市】雲彩寺まとめ
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