長野市の山奥深く、とは言っても市街地から車で3,40分ほどで「鬼無里(きなさ)」という旧村にたどり着ける。小川村や白馬エリアへのアクセスも良く、意外にも昔は交通の要衝として栄えていた。平維茂に退治された鬼女・紅葉の伝説も残り、今も里山の文化を残す鬼無里で「古民家」にこだわったお宿を見つけた。
ランチもできるとおすすめされたので、アポなしで突入!冬は事前に開いているか確認してから来店する方が確実かも。
ちなみに編集長は鬼無里大好き芸人(?)なので、鬼無里に関する記事は多い。ぜひ他の記事も参考にして足を運んで欲しい。
▼鬼無里のスキマ記事はこちら
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信州古民家の宿「燕(えん)-EN-」

雪深い1月に来店したが、長野市街地、鬼無里の町中、そして縁のある西条エリアでは積雪量が1回りずつ違うことに驚いた。お宿の前には高さ2メートルはあろう大きなかまくらが建設中。ご主人の下山さんがせっせと作っているらしい。飯山のかまくら祭りもびっくりの規模感!
ちなみに鬼無里には「東条(ひがしじょう)」「西条(にしじょう)」といった京地名が残っており、これらは平安時代に都から流された紅葉の伝説や、あるいは遷都伝説に基づいている。そんな伝説のお話は鬼無里(きなさ)に鬼はいないの?鬼無里の伝説と地名の由来を参照されたい。



中に入ると、真ん中に囲炉裏のある広い居間とキッチンが見えた。日当たりがよく、とても暖かい。元は養蚕農家だったらしい築140年の古民家は、昔の面影を残しつつおしゃれにリフォームされていた。天井は高く、茅葺も綺麗に残っているとのこと(冬季は防寒のためにシートを被せている)。


「今から打つので30分くらいかかりますけど良いですか?」とご主人の下山さん。ご夫婦で令和元年に鬼無里へIターンしてきたそうだ。白馬でのスキーが毎年の定番だそうで、アクセスの良さが鬼無里移住の決めてのひとつ。

予想の数段階前から作り始め、その手つきに見入っているうちにサクサクと出来上がっていく。群馬の平打ちうどん(ひもかわうどん)のように平たくてコシのある麺と、関西風の透き通った出汁が特長。デザートには柚子と檸檬のゼリーをいただいた。キノコも盛りだくさんで、ほうっ・・と芯から温かくなる。

せっかくなのでお宿のお部屋も見学

お宿のお部屋は全4室。いちばん大きなお部屋は10畳あり、奥にある8畳の和室と二間続きになっていた。障子を開ければ陽がいっぱいに差し込む明るいお部屋。別室にはベッドルームもあった。今度はぜひ泊まりに来たい!


信州古民家の宿 燕(えん)-EN-

縁あって鬼無里に移住した下山さんご夫婦。現在は鬼無里に残る築100年以上の古民家を残そうと、鬼無里プロジェクトを立ち上げ空き家対策に尽力しているのだそう。令和から始まった取り組みは、すでに少しずつ身を結び始めている。
薪ストーブの音や高い天井、太い梁。うどんを食べに来ただけなのに、古民家にいるとなぜかワクワクする。古民家が好きな人、里山が好きな人、鬼無里が好きな人、少しでも縁を感じたらぜひ信州古民家の宿「燕(えん)」へ。念の為、事前連絡をお忘れなく!
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