黒曜石体験から宿場町歩きまで!「長和町」の歴史を楽しむタイムトリップ旅へ

長和町で1万年の歴史観光を楽しむ旅

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冬の長和町で、歴史ロマンあふれる旅に出かけてみませんか?

かつてこの地は黒曜石の産地として栄え、江戸時代には中山道の宿場町として多くの旅人が行き交いました。そんな長和町には、太古から受け継がれてきた文化や歴史の面影を感じられるスポットがたくさんあるんです!

今回はそんな長和町の歴史感じるスポットを巡る、タイムトリップ旅へ出かけた様子をご紹介します。

長和町で1万年の歴史観光を楽しむ旅
モデルで管理栄養士の桃衣 香帆(ももい かほ)さんとご一緒しました!

実はスノーアクティビティも楽しめる長和町!

▼スノーアクティビティの記事はこちら!

長和町(ながわまち)とは?

長和町(ながわまち)は長野県の中東部に位置し、日本の中央分水嶺上にある自然豊かな町です。標高はおよそ700mから2,000mにわたり、冬には美しい雪景色が広がります。旧石器時代から縄文時代には黒曜石の産地として栄え、数多くの遺跡が発見されています。江戸時代には中山道が通る交通の要衝として発展し、長久保宿と和田宿という2つの宿場町がありました。

また日本最大級のスキーヤー専用ゲレンデ「ブランシュたかやまスキーリゾート」を有するなど、歴史と自然の魅力を併せ持つ町として知られています。※ 24-25シーズンをもって「スキーヤーオンリー」は終了予定です。

星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム

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日本有数の体験型博物館「星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム」。黒曜石の石器づくりが人気です。縄文時代の黒曜石鉱山として知られる国史跡「星糞峠(ほしくそとうげ)黒曜石原産地遺跡」の麓にあります。ちなみに、長和町ではブランド名として、昔から使われていた「耀」の文字を大切にしています。

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遺跡から移設された鉱山の地層断面。掘り捨てられた土砂の重なり方から、縄文時代の採掘方法が分かる。

黒曜石のでき方はもちろん、その歴史や当時の採掘方法などを学ぶことができます。展示だけでなく、実際に黒曜石を使ったクラフト体験ができるのも大きな魅力。石器作りやアクセサリー作りなど、子どもから大人まで楽しめるプログラムが用意されています。

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学芸員の大竹さんがていねいに説明してくださいました。
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そもそも黒曜石とは、火山活動によって生まれた火山岩の一種であり、天然のガラスです。マグマが急速に冷えて固まることで形成され、滑らかな質感と鋭い割れ口が特徴です。古代から刃物や鏃(やじり)などの狩りの道具として利用され、日本では3万年を遡る旧石器時代から利用されていました。

特に長和町周辺は良質な黒曜石の産地として知られ、日本最古のブランドとして遠くは北海道や、青森県の三内丸山遺跡からも出土しています。

黒曜石ペンダント作りに挑戦!

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黒耀石体験ミュージアムにあるプログラムの中でも特に人気なのが、黒曜石を割って作る「黒曜石ペンダント作り」。世界にひとつだけのオリジナルアクセサリーを手作りすることができます。

まずは黒曜石の素材選びからスタート。大小さまざまな形の黒曜石が用意されており、光にかざすと透き通るようなものもあれば、深い黒色が魅力的なものもあります。気に入った素材を選んだら、石割り用ペンシルを使って少しずつ形を整えていきます。昔の人は鹿の角先で割っていたそうです。

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着実に割れていく感覚がクセになる!
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かなり真剣な表情です。

表を割ったら裏、上を割ったら下、とバランスを整えるのが難しくも楽しい作業。教育旅行で訪れた小学生たちも思わず夢中になるほど、老若男女問わず楽しめる体験です。

「精級に割り整えられた道具の形には、この道具でムラのみんなが豊かに暮らしていけるんだ、という縄文人の願いやこだわりが感じられます」と大竹さん。

黒曜石を使っていた人々の気持ちを想像しながら、自分だけのオリジナルアクセサリー作りを楽しむことができました。

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太陽に透かしてみると……薄く割れた部分が半透明に見える!

星くずの里たかやま 黒耀石体験ミュージアム

所在地:長野県小県郡長和町大門3670-3
開館時間:9:00〜16:30
休館日:月曜日
入館料:一般 400円

中山道の宿場「和田宿」で江戸時代の街並みを散策

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中山道六十九次の二十八番目にあたる「和田宿」は、難所の和田峠を越えて隣の下諏訪宿までの長丁場(約22km)を控えており、多くの旅人が立ち寄りました。古民家を活用したお店やお宿も立ち並び、見どころ満載です。

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和田宿本陣

中でも和田宿本陣(長井家)は、文久元年(1861年)の大火で焼失しましたが、同年11月に皇女和宮の宿泊地として急遽再建されました。本陣は要人が宿泊する「座敷棟」と、日常の生活空間である「居室棟」に分かれており、現在残っているのは1633個の石をのせた板葺き石置き屋根が特徴的な居室棟です(座敷棟は上田市生田の龍顔寺に移築)。昭和61年から5年かけて解体復元修理が行われ、往時の姿を今に伝えています。

和田宿の古民家カフェ「石窯cafe KOKUYA」で絶品ランチ

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ランチは和田宿にある古民家カフェ「石窯cafe KOKUYA」さんに立ち寄りました。築100年以上の建物を活かした落ち着いた空間で、石窯で焼かれた美味しいピザやスイーツが味わえます。

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長和町で1万年の歴史観光を楽しむ旅

観光で訪れた方はもちろん、地元客にも愛されている人気店。地元食材を活かしたメニューは、ここでしか味わえない特別なものばかりです。

特にしらすと野沢菜のピザは、海と山の塩味が絶妙なバランス感!野沢菜はお店の近くにある「竹内農産」のものを使用しているそうです。

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自家製ジンジャーエールとビスマルク。
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サイフォン式のコーヒーはずっと見ていたい美しさ。

長和町タイムトリップ旅 まとめ

長和町で1万年の歴史観光を楽しむ旅

長和町には、悠久の歴史が息づくスキマなスポットが点在しています。

黒曜石の歴史に触れたり、江戸時代の宿場町を歩いたり、美味しい食事を楽しんだりと、さまざまな時代を体験できるのが魅力です。歴史好きな方はもちろん、普段あまり歴史に触れる機会がない方も、長和町でのタイムトリップ旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?

▼長和町のスキマ記事はこちら!

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この記事を書いた人

Skima信州編集部

Skima信州は「信州のスキマを好きで埋める」をキャッチコピーに長野県のニッチな観光スポットや情報をお届けするローカルWEBメディアです。