みなさんこんにちは。松本市出身の信州オタク大学生、おびちゃんです。
みなさんは信州で「グルメ」と聞いた時にどの街を連想するでしょうか。
県庁所在地でグルメなら何でもありそうな長野市?オシャレな飲食店やラーメン屋の多い松本市?蕎麦屋が多い安曇野市?
まぁ、色々あると思います。
しかし、今回はみなさんが連想されるであろう場所の中にはなかなか入ってこない街なのかもしれません。
そう、今回私が「信州のグルメシティ」として紹介するのは塩尻市です。
みなさんは塩尻市と聞いて何を想像するでしょうか。
ワイン?平出遺跡?奈良井宿?高ボッチ?
まぁ、これに関しても色んな意見があると思いますが、今回は「美味い!」がそこらじゅうに隠れている塩尻市のグルメを紹介したいと思います。
また、今回は「信州らしい食べ物」に限らず、色んなジャンルのグルメを紹介します。
塩尻はありふれた「信州グルメ」だけの街ではない!交通の要衝、文化の要衝である塩尻らしく、多種多様なジャンルのグルメをご紹介致します!
台湾料理 聚福楼(じゅふくろう)
まず最初にご紹介するお店は、格安で美味しくボリュームたっぷりの台湾料理を食べられる聚福楼さんです。
こちらは長野道塩尻北ICを下りてすぐ、広丘の国道19号沿いにあるお店。とにかくこちらは「安さ」と「ボリューム」が売りのお店なのです。
なんとランチの時間であればお得なランチセットが650円で、食後にコーヒーまで付いてきます。
そしてこちらがランチタイムのAセットです。この日は回鍋肉を注文。
安さとボリュームだけでなく、台湾人の店員さんが作る料理は本格的ながらも日本人の好みに合わせて作られているので激ウマです!
私がこのお店で最も推すメニューは、油淋鶏定食!
1000円に満たない料金でこれだけ食べられます。もちろん1人前。セットとはいえ、ラーメンもおかずもフルサイズ…!
出てきた瞬間は必ずビックリします笑
油淋鶏の味も絶品で、程よい酸味とお肉のジューシーさ、衣のカリカリ感が「かっぱえびせん」のような「やめられない止まらない感」がアナタを襲います。
気になったらぜひ行ってみてください!
台湾料理 聚福楼
所在地:塩尻市広丘吉田661-14
TEL:0263-88-5848
営業時間:11:00〜14:30/17:00〜0:00
定休日:なし
桔梗(ききょう)
続いては、JR塩尻駅の西側、ぶどうやワインで有名な桔梗ヶ原にある「桔梗」さんです。
初めてこちらへ行かれる方は、見逃して車で通り過ぎてしまうかもしれません。
そう、お店の外観がまるで「ぶどう園」なんです。
店の前の道路沿いに「桔梗」「山賊定食」という文字があるので、見逃さないように探してみてくださいね。そんな「ぶどう園」っぽいお店の前に駐車をしてお店の中へ。
入口は薄暗く、民家の玄関のようで「え、やってる…?」みたいなテンションになりますが、大丈夫です。やってます。勇気を出してドアを開けてみてください。
そして店内。
初めての方は必ず、店内の混沌したカオスな空間を見て「うわぁ…」となることでしょう。
見よ、このカオスな空間を。
これぞ「桔梗」ならではの独特な世界である。そう、ここはドアを開ければそこは異世界なのである。
店内には立山黒部や白川郷、倉敷など日本中の観光地で買ってきたであろう暖簾が所狭しと飾られているんです。他にも色々ポスターや写真などがあるので、料理が届くまでの間に退屈することはないでしょう。
この日は「桔梗」の名物、というかこれ以外を注文している人は滅多に見ないという絶対的看板メニューである「山賊定食」をチョイス。
これまた登場した瞬間に「うわぁ…」。
このボリューム、このインパクトである。破壊的♥
もう、自分がどうなっちゃってもいいと思える、そんなインパクトでございます。
巨大山賊焼を「はいよ〜」と言ってドヤ顔でテーブルに差し出す女将さんもまた面白い。
そんな桔梗の山賊焼は、普通の山賊焼とは違い、ワイルドな骨付きである。そもそも、塩尻市は何を隠そう山賊焼発祥の街で、市内では「元祖山賊焼」といって骨付きの状態で提供されることが多いのです。
この山賊焼の面白いところは、衣と肉の間に七味が入っているんです。この隠し味的なピリ辛さが食欲をそそり、意外や意外にもペロリと完食してしまう人が多いのも事実です。
また、この山賊焼は食べ切れなくても、女将さんに「袋ちょうだい!」と言えばビニール袋を貰えます。但し、かなりニンニクが強めなので、持ち帰りの際に車の中やカバンの中が相当ニンニク臭くなるのでそれだけは覚悟で行きましょう笑
気になったらぜひ行ってみてください!
桔梗
所在地:塩尻市宗賀桔梗ヶ原71-52
TEL:0263-54-0123
営業時間:11:00〜14:00・17:00〜21:00
定休日:月曜日
MIDORI Cafe(ミドリカフェ)
続いては、塩尻駅の中にあるオシャレなカフェでいただけるご飯です。
こちらのお店は塩尻駅東口の階段を登ったすぐの場所にあるカフェ。数年前までは昔ながらの「駅の喫茶店」として営業していましたが、新しくカフェとしてスタートしたお店です。
入口はこんな感じで、木の温もりが感じられる明るい雰囲気です!
そんなMIDORI Cafeさんでいただけるオススメのメニューはこちらの「キムたくごはんと山賊焼のセット」です!
このメニュー1つで塩尻名物を2つ同時にいただけてしまうのです!特にキムたくごはんを普通にいただけるお店は塩尻市内でも数少ないので貴重な存在。
あ、もしかしたらキムたくごはんをご存知ない方もいらっしゃるかもしれないので一応ご説明を。
キムたくごはんとは、その名の通り「キムチ」と「たくあん(つぼ漬け)」の混ぜこみご飯で、塩尻市の給食メニューで出されていたのが始まりでした。このキムたくごはんと同時に出た給食メニューで「ヨン様丼」という隠れメニューもあるのですが、、それはまたの機会に。気になる方は塩尻市のサイトなどで調べてみてください笑
そんなこんなでキムたくごはんのお味ですが、甘辛く子供でも食べやすい味に調理されており、山賊焼との相性も抜群!たくあんのパリパリ感もとても楽しいです。
MIDORI Cafeさんは個人的に鉄道ファンの方にもオススメ。窓側のテーブルからは塩尻駅のホームを望むことができ、電車を見ながら珈琲やご飯をいただくことができます。
MIDORI Cafe
所在地:塩尻市大門八番町(塩尻駅内)
TEL:0263-52-4283
営業時間:9:00〜19:00
定休日:なし
芳香庵みのる
次のお店はお蕎麦屋さん。塩尻市の西部、朝日村にも程近い洗馬地区にある「芳香庵みのる」さん。ご主人の蕎麦に対する情熱が半端ではありません。
この日はお店の看板メニューでもある「十割ひすいそば」を注文。この日のそば粉は塩尻市北小野産のものを使用とのことでした。
そして店内の壁にはこんなものが。
常時、「三たて」にこだわっているようで、この時点で「こだわり」を感じます。
そして、注文してからすぐご主人がそば粉を持って登場。「これからここで作るで、よかったら見ててね」と。
そう、なんと客の注文を受けてから目の前で打ってくれるのである!
そして真剣な眼差しでそば粉を練り、心地よい音で蕎麦を打っていく…
そしてご主人が一言…「俺はさぁ、日本一美味い蕎麦を打ちたいんだよな」とさりげなく言う。
めちゃくちゃかっこいい。。
そしてまたご主人が一言。「お客さん、どのくらいの細さでどのくらいの硬さが良いかいねぇ?」
え、そこまで注文できるの!?
正直驚きでした。蕎麦屋でここまでやってくれるとは…。
その後の蕎麦を打つ音はまるで心臓の鼓動のようにも聞こえました。
「ハイ!打ち終わったでね!」
元気よくご主人が目の前で打った蕎麦を見せてくださいました。
き、綺麗…!!美しい!芸術品だっ!!
打ち立ての蕎麦ってこんなにも美しいんだ!と改めて感じた瞬間でした。
これはもう絶対美味しいに違いありません。
「ひすいそば、茹でたよ〜」
注文した「十割ひすいそば」の登場です。
やはり美しい!
写真ではうまく伝わらないがキラキラ輝いている。まるで蕎麦が喜んでいるようである。
そしてご主人が丁寧に食べ方を教えてくれる。「まずはね、そのまま何もつけないで。そしたら塩で。そんでもって今度は蕎麦に直接わさびをつけて。そして最後にちょっとだけつゆをつけて食べてね。」
ご主人に言われた通りに最初はそのまま食べてみる。
「何だこりゃ!蕎麦ってこんなに美味しいのか…?程よい硬さ、鼻に抜ける蕎麦本来の華やかな風味…美味い!」
私が改めて蕎麦の本当の美味しさに目覚めた瞬間でした。
今までの蕎麦の概念を覆すようなこの華やかな香りはどこから来るものなのか…良い意味で蕎麦を食べてる感じがしませんでした。不思議な体験…!!
そして今度はご主人が1冊の漫画本を持って来ました。
「俺はねぇ、この本に出てくる蕎麦の達人に直接教わったんだよ」と一言。
ええっ、よくわかんないけど凄い人なんだ、このご主人!
気になる方は読んでみてくださいね。
その後もご主人からは丁寧に蕎麦の打ち方や、蕎麦の種類の話など本当に色んな話をお聴きしました。
あと、あまり蕎麦屋らしくない「芳香庵」という名前は、ご主人の亡くなった奥様が営業していた、お茶のお店が「芳香庵」だったらしく、そのまま引き継いでいるようです。なんか良い話ですよね。
とにかくこのお店では、蕎麦の概念を覆されるような芸術品のような蕎麦をいただくことができます。
蕎麦好きは必見!ぜひ行ってみてください。
芳香庵 みのる
所在地:塩尻市洗馬3253-2
TEL:0263-54-0888
営業時間:11:30〜14:00・14:00から後は予約制
定休日:水曜日(2月、6月は不定休)
カレーハウス ケンドーン
次に紹介するのは塩尻市街地にあるカレー屋さんです。
長野県の交通の中心地ともいえる塩尻市の高出交差点のすぐ近く。バロー塩尻店のすぐ隣にあるお店です。レンガ調のオシャレな外観が目立ちます。
まずは広い店内へ。木の温もりが溢れるテーブルや机も良い雰囲気です。
そしていかにも美味しいものを作りそうなご主人がメニューを持って来て「お客さん、初めて?カレーの説明しておこうかね!」と元気よく笑顔で丁寧に説明していただきました。
こちらのお店もかなりご主人のこだわりは強いようで、カレーの奥深さを語っていただいた。ご主人によると「カレーはあくまで薬膳の一種」だと言う。メニュー表にもデカデカと「カレーは薬膳」と書かれている。
これは期待できるっ…!!
そしてカレーが登場。
美味そう。。。
この日は幾つものスパイスと肉、野菜、それに納豆を加えて15時間もじっくり煮込んだ「スペシャルカレー」と、軟骨のコリコリ感がたまらない「鶏軟骨カレー」の合盛りを注文しました。
そして1口。
むむっ!薬膳だっ!
ご主人の言ったことは本当だった。薬膳っぽい味と、幾つものスパイスが混ざった複雑で奥深い旨みが口の中を満たしてくれる。うまい…というより思わず「うっとり」してしまうような濃厚な味わいでした。
そして、セットでラッシーを出してくださいました。
このラッシーがまた美味い。とろけるようなミルキーな味わいで、勿体なくてちょっとずついただきました笑
そして極みつけはデザート。この日はご主人の奥さんが注文を受けてから30分もかけて作っていただいた「ダッチベイビー」をいただきました。
これも本当に美味しい。シュークリームのようなクレープのような卵焼きのような食感の生地と、抹茶とチーズのクリームに日向夏のマーマレード、サツマイモのクリームをつけていただくと犯罪的な美味しさ。ずっと食べていたい。
また、そこまで甘くないので食後でもパクパクいけてしまう美味しさでした!
この店、全てにおいてレベルが高すぎる…!!
また、カレーのスパイスやデザートに使われるブラックベリーなどは店先で育てているようで、ご主人いわく「塩尻は交通量が多いでしょ?だから二酸化炭素を多く吸ってくれて良く育ってくれるんだよ〜」とか。なるほど、これは確かに交通量の多い塩尻ならではの利点!
気になる方はぜひ行ってみてください。
カレーハウス ケンドーン
所在地:塩尻市桟敷295-3
TEL:0263-54-5075
営業時間:11:00〜15:00・17:30〜21:30
定休日:火曜日
塩尻市役所 スカイレストラン
えっ、市役所…?と思われた方は少なからずいるとは思いますが、そうなんです。塩尻市役所の5階にある食堂「スカイレストラン」をご紹介致します。
一応、市役所の中の食堂なのでもちろん市役所の職員さん達の社員食堂にもなっていますが、一般の方も利用もOKなんです!
まずは市役所の入口から入っていきます。「これからお昼!」というテンションで市役所に入っていく方はそんなに多くないはず…ある意味貴重な体験です笑
それにしても塩尻市役所は綺麗で大きくて立派だなぁ…
因みに、春の時期は市役所前の桜が綺麗なので、桜と合わせて食べに来るのもいいかもしれませんね。
そして「食堂」と書かれた5階へ…
せっせと働く職員さん達を横目にどんどん進んでいきます。
みなさん、お疲れ様でございます!!
そして5階の食堂に到着。
この「社員食堂感」がたまらないっ!!
これは個人的に灼熱です。盛り上がります。こういう、The・食堂を求めてました。
また、食堂の店内には大きな窓もあり、塩尻の街や鉢伏山、高ボッチなどの山々を望みながら食事をすることもできます。
紅葉の季節なんかは綺麗だろうなぁ。
そして、このお店にも「こだわり」が。
なんとなんと、食堂で提供されている料理に使われる野菜やお米などの食材は全て塩尻産にこだわっているのだとか。
まさに地産地消!塩尻市役所ならではのこだわりです。
そしてこの日は塩尻らしく「一口山賊定食」を注文。なんとワンコイン500円。
更に他のメニューも全て500円という安さ!これは有難い…!!
ビジュアルはなんとなく小中学校の時の給食を思い出させます。この感じ、懐かしい…!
カリッ、ジュワッが心地よいジューシーな山賊焼き。一口サイズなので女性客にも嬉しいですね。
そして、野菜やお米も地元のものを使っているせいか、鮮度がよく、甘みが強くてとても美味しかったです。
また、なんと毎週水曜日はこの500円内でランチバイキングもできるそうで、厨房の前にはたくさんのおかずが並べられていました!めちゃくちゃお得…!!
気になる方はぜひ行ってみてください。
塩尻市役所 スカイレストラン
所在地:塩尻市大門七番町3-3(塩尻市役所5階)
TEL:0263-52-0280
営業時間:11:00〜14:00
定休日:土日祝日
そうざいのかとう
知っている人なら知っている、塩尻といえばやっぱり「かとう」のお惣菜…!
塩尻に本店(加藤鯉鶏肉店)を置き、松本市内や安曇野市内のスーパーにもお惣菜を並べる名店「そうざいのかとう」の塩尻ウイングロード店でしかいただけない幻のメニューを紹介致します!
松本地域にお住まいの方ならば、1度は近くのスーパーで「かとうのてまひま惣菜」の文字を見たことがある、又は買ったことがあるという方は多いのではないでしょうか?
名物の「鯉のうま煮」や「山賊焼」を中心に、様々なお惣菜や漬物、お弁当などを扱っている塩尻市発祥のお惣菜屋さんです。
個人的にはチキンカツカレー、イカセロリ、若鶏もろみ味噌焼がオススメです!
ぜひこちらも食べてみてくださいね。
そんな「かとう」のお店が、塩尻市街地の商業施設「ウイングロード」の中にもあります。
場所はB1階の休憩コーナーのすぐ横にあります。このお店が「かとう」の本家である「加藤鯉鶏肉店」から最も近い店舗であることもあり、品数は1番多いです。
そんなウイングロード店には、ウイングロード店だけでしか味わえない幻のメニューがあるんです。
それがこちらの「うどん」です!
普段かとうではお惣菜かお弁当しか食べないので、うどんはなかなか新鮮!甘〜いつゆが美味しさを引き立ててくれます。
また、このうどんのトッピングは何種類かのうちから選ぶことができ、セットで卵かけご飯も注文することができます!
それにしてもどれも安い…有難い。。
この日は「うどん+たまご+かき揚」にしましたが、たまごのトロトロ感と、つゆを吸ってフワフワ食感になったかき揚げがベストマッチ!とっても美味しかったです。
また、ここでは塩尻産大豆の「あやみどり」を使ったソフトクリームもあるので、食後に頼むのもアリだと思います!
気になる方はぜひ行ってみてください。
そうざいのかとうウイングロード店
所在地:塩尻市大門一番町7-1(ウイングロードB1階)
TEL:0263-53-4114
営業時間:9:00〜19:30
定休日:なし
食堂SS(贄川本店)
お次は、塩尻市贄川(にえかわ)の国道19号沿い、木曽路の途中にある昭和レトロなドライブイン食堂です。
この食堂SSは同じく塩尻市の広丘吉田(塩尻北IC近く)にも店舗がありますので、そちらもチェックしてみてください。
まず、誰もが気になるであろう「SS」という名前。
えっ、もしかして前身はガソリンスタンド!?(SS=サービスステーション)
そんな訳ありません。
「SS」の由来としては、1964年に当時電気屋の社長をしていた佐藤進(さとうすすむ)さんのイニシャルを取ったものだとか。
このお店にかける初代社長の強い思いが伝わってきます。
そしてそして、なんといってもこの贄川本店の魅力は建物の「昭和レトロ感」である。
ジャジャーン。
これぞまさしく「昭和のドライブイン」である。
それに、看板に書かれている「安くてうまい食事のデパート」という文もなんとなく昭和を感じます。
実際にここは、開業当時からトラックの多い塩尻でドライブインとして活躍しており、現在でもトラックドライバーをはじめ、多くの人に愛されています。
そんなこんなで店内へ。
うわぁ、ここも昭和やわぁ…
平成生まれの私でも強く感じる、この昭和感…!
この雰囲気…これだけでご飯3杯は行ける…(о’¬’о)ジュルリ(嘘)
私が席につくと割烹着を着た食堂のおばちゃんが「いらっしゃい。決まったら呼んでね」と急須とお茶を出してくださいます。こちらもレトロ…!!
そしてやはり目につくのはこのメニュー表。
ものすごい品数…
「これだけのメニュー、ちゃんと全部作れるのだろうか…食材の調達とかどうしてるんだろうか…」
自然とそんな疑問を投げかけてしまいます。
以前、試しに品数を数えてみたところ、ざっと200種類以上はあった気がします。恐るべし。
さてさて、前置きが長くなりましたが、肝心の料理です。
私は個人的に、SSといったら「もつ煮」がオススメなんです。
この日は「もつ煮定食」の他にゲソ天も付け合わせてみました。
ここのもつ煮は本当にクセがなくて柔らかく、丁寧にじっくり作っていることがわかる優しい味わいです。もつ煮だけのために来てもいいくらいです。
そしてこちらもオススメ。
写真右手にある「かす汁」です。
このかす汁は季節限定でいただくことができますが、とても具沢山で寒い日は体の芯から温まります。
その他、さばの煮付けが付いてくる「普通定食」や、塩尻ならではの山賊焼など色んなメニューがあるので、食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
気になる方はぜひ行ってみてください。
食堂SS 贄川本店
所在地:塩尻市贄川1872
TEL:0264-34-2234
営業時間:6:00〜20:00
定休日:月曜日
食堂SS 広丘店
所在地:塩尻市大字広丘吉田1113-3
TEL:0263-86-0338
営業時間:7:00〜21:30
定休日:なし
アルプス天望
お次は「アルプス天望」というお店。
このお店を知っている人、行ったことがある人は、ある意味で貴重な気がします。
なぜなら色んな意味でヤバいお店だから。
そんなアルプス天望があるのは、塩尻市の桔梗ヶ原、国道19号沿いの木曽路に入る手前にあるお店です。
こちらも先程紹介した「食堂SS」と同様に元はドライブインとして活躍していたお店…なのですが、こちらは更にお店のレトロさが半端ではない。
それがこちら。
え、やってる…??
先に紹介した「桔梗」さんと同じような不安に襲われます。
大丈夫です。やってます。
そして勇気を出して店内へ。
うわ…これは凄い…
適当な配置で置かれた観葉植物やテーブルに椅子…
それになんといってもカウンターにいた常連らしき爺さんたち。
昼間からペットボトルに入った焼酎をがぶ飲みしてます。
そして彼らは私たちを物珍しそうに見てきます。
カオスだ…この空間、カオスすぎる…!!
そしてひとまず席に着く。
空っぽの塩、トップバリュのコショウ…なんかおじいちゃん家の台所を連想してしまうような、そんな世界がありました。楽しい。
そして注文した煮かつ定食が到着。
煮かつがお皿の隅っこに寄ってるのはご愛嬌。私、こういうの大好きですから。
因みに厨房で鍋を振っているのは70歳超えていそうなおじいちゃんでした。
そして一口。
「あれ、凄い懐かしい…」
そう、小さい頃におばあちゃんに作ってもらったような、昔懐かしい味がするのです。
いわゆる今時の味ではなく、醤油のカドがある昔ながらの味。
ビックリするほど美味しいという訳ではないのですが、この雰囲気と優しそうなおじいちゃんコックさんの表情と相まって、ステキなひと時を過ごすことができました。
この先もお元気でお店を続けていってほしいと思いました。
気になる方はぜひ行ってみてください。
アルプス天望
塩尻市宗賀床尾1789-3
TEL:0263-52-2290
営業時間:11:00〜21:00
定休日:不定休
そば処 桔梗
まだまだ紹介したい塩尻のお店はたくさんありますが、今回はこのお店で締めくくりたいと思います。今回2つ目の「桔梗」さんであり、2回目のお蕎麦屋さんです。ですがどちらとも違うお店ですのでご安心を。
「そば処桔梗」は先に紹介した「MIDORI Cafe」さんと同じく、塩尻駅の中に入っているお店です。
塩尻駅1つで色んなグルメをいただくことができる…!まさにグルメシティの玄関口、グルメステーション…!!
因みに「そば処桔梗」さんは塩尻駅の2階待合室の中にあります。
電車のちょっとした待ち時間に便利ですね。
そしてこちらのお店、最近は何かと有名になっているんです。
「そば処桔梗」さんの表玄関は改札外の待合室ですが、実は改札内にも入口があり、そちらが最近は一部の人達の評判になっています。
その改札内の入口がこちら。
せ、狭いっ…狭すぎる…!!
そう、こちらのお店の改札内入口はめちゃくちゃ狭く、近頃では「日本一入口が狭い蕎麦屋」として密かな人気を集めているんです。
また、入口だけでなく、中も非常に狭く、2〜3人ほどでいっぱいになってしまうため、観光シーズンで名古屋や新宿からの特急列車が来る時などは一時的に行列ができることも珍しくはありません。
なぜこんなに入口が狭いのかというと、以前に改札内とホームとを結ぶエレベーターを作ったところ、ちょうど既にあった蕎麦屋の入口に重なってしまい、こうせざるを得なくなってしまったのだとか。まさに偶然の産物です。
そんな「そば処桔梗」さんで私が激推ししたいメニューは、当店人気No.1商品でもある「かき揚げ玉子そば」。
この一見シンプルな組み合わせが、桔梗さんの甘塩っぱくて深い味わいのつゆと絶妙にマッチして、贅沢な味わいに変化するのです!
実際にここのそばつゆのファンは多く、県内に限らず、遠く県外からもこの味を求めて来る人がいるほど。
また、私は高校生活を塩尻で送ったということもあり、この蕎麦はほぼ毎週食べていました。まさに私にとってこの蕎麦は「青春の味」でもあるんです。
そんな「駅そば」というレベルを超えた、最強の蕎麦がここにはあります。
気になる方はぜひ行ってみてください。
そば処 桔梗
所在地:塩尻市大門八番町9-1(塩尻駅内)
TEL:不明
営業時間:6:50〜19:00
定休日:なし
ということで、塩尻市のグルメを幾つか紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
まだまだ塩尻市内には隠れた名店や、激安ランチがいただけるお店、個性的なお店などがたくさん眠っています。
ぜひ、これを機に「グルメシティ・塩尻」でステキなグルメライフを送ってみてはいかがでしょうか。
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