【温泉大国長野の最強日帰り温泉施設】秘境にも関わらず年間20万人も訪れる「十福の湯」が人々を惹きつける理由とは?その魅力について徹底解説

【温泉大国長野の最強日帰り温泉施設】秘境にも関わらず年間20万人も訪れる「十福の湯」が人々を惹きつける理由とは?その魅力について徹底解説

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長野県長野市と上田市を結ぶ県道35号長野真田線は地蔵峠を越える峠道です。

その道中山頂付近に今回ご紹介する「地蔵温泉 十福の湯(じぞうおんせん じっぷくのゆ)」があります。

長野市街地からは車で45分とあまり良い立地とは言えませんが、駐車場は車でいっぱいになり、連日多くの来場者で賑わっています。

長野県は公衆浴場が700箇所以上もあり、その数はなんと全国で1位を誇ります。野沢温泉や白骨温泉など有名どころは沢山ありますが、その中でも特におすすめしたいのがこちらの温泉です。

他の温泉施設とは一線を画すこだわりや魅力があり、一度訪れるとまた行きたいと思わず感じてしまいます。

本記事では十福の湯について余すことなく紹介していきますので、長野へ旅行計画中の方や長野に住んでいるけれどまだ十福の湯に行ったことがない方、また温泉好きの方はぜひ最後までご覧ください。

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十福の湯とは

【温泉大国長野の最強日帰り温泉施設】秘境にも関わらず年間20万人も訪れる「十福の湯」が人々を惹きつける理由とは?その魅力について徹底解説

「地蔵温泉 十福の湯」は地蔵峠の山頂(標高975メートル)に位置する日帰りの温泉施設です。

オープンは2002年5月なので、今年で22年目になります。

泉質はアルカリ性単純温泉となっており、神経痛・筋肉痛・リウマチ・五十肩・関節痛・冷え性・慢性消化器病に効能があるとされています。

十福の湯の名前の由来について。元々地蔵尊への信仰が十の福徳(女人泰産、身根具足、衆病疾除、寿命長遠、聡明智慧、財宝盈溢、衆人愛敬、穀物成熟、神明加護、証大菩提)を授かることに繋がるとされています。

これを地蔵の十福(じっぷく)と言い、そこから十福の湯となったようです。十福の湯の入り口には十福にちなんで10羽のフクロウが出迎えてくれています。

施設名地蔵温泉 十福の湯
所在地〒386-2203長野県上田市真田町傍陽9097-70
営業時間温泉:10:00〜21:00(入館受付は20:30まで)レストラン:11:00〜15:00,16:30〜20:00
定休日不定休
駐車場あり(150台)
入場料金平日平日ナイト(17:00〜)土日祝日
大人(中学生以上)800円600円850円
子供(小学生)460円360円460円
ご利用案内風呂数露天(男3,女3)、内湯(男1,女1)、水風呂(男1,女1)、寝湯5(男女日替わり)、壺湯3(男女日替わり)、サウナ(男1,女1)
アメニティレンタルタオルセット350円、レンタルフェイスタオル150円、レンタルバスタオル200円、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー、ドライヤー、マイナスイオンドライヤー(有料)
設備女性専用パウダールーム、Wi-Fi
注意事項体に刺青・タトゥー・シールタトゥーを入れている方の入浴はご遠慮いただいていますオムツを履いている方は入浴をご遠慮いただいており、乳幼児のお子様には別途専用のベビーバスがあります飲酒された方の入浴はご遠慮いただいています妊娠早期・後期の方は入浴に際して十分ご注意してくださいお子様の混浴は7才までです
公式HPhttps://zippuku.net/

十福の湯の魅力

十福の湯の辺り一帯は手つかずの大自然に囲まれており、森林浴を楽しみながら温泉に浸かることができます。もちろんサウナも完備されているのでサウナ好きの方にもおすすめです。

また温泉以外にも力を入れており、館内のレストランのメニューはラインナップが豊富で、釜で焼き上げるピザや職人が打つ蕎麦まで様々です。カフェでは本格コーヒーや手作りジェラートを楽しむこともできます。

来る人を魅了するこれらの魅力について、それぞれ説明していきます。

温泉について

【温泉大国長野の最強日帰り温泉施設】秘境にも関わらず年間20万人も訪れる「十福の湯」が人々を惹きつける理由とは?その魅力について徹底解説

十福の湯には大露天風呂、内湯をはじめ大小様々なお風呂があります。

県内の他の有名どころにも劣らない素晴らしいこの温泉について、それぞれ詳しくご紹介します。

約100畳もある大露天風呂

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長野県内で最大級の広さ(およそ180平米)の大露天風呂は数十人が一気に入っても余裕のある大きさで、十福の湯1番のメインです。

大自然の中に三波石(さんばせき)と瑪瑙石(めのういし)の大きな岩がバランス良く溶け込んだ日本庭園風のこの露天風呂では、マイナスイオンたっぷりの美しい景色を前に心ゆくまで寛ぐことができます。季節により景色は変化し、冬は雪景色、また木々の四季の移ろいを楽しめます。

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十福の湯のオープンにあたり、当時の部長や社長で県内にある日帰り温泉施設をおよそ100軒下見し、その中で1番大きな露天風呂のあった施設を視察した際に、ここよりも大きな露天風呂をつくろうと決め、この広さになったそうです。

どこの温泉施設も露天風呂の広さが満足のいくものではなく、お客様が窮屈に感じていたのを目の当たりにし、顧客満足度を高めるためにも大きな露天風呂は必要不可欠と考えていたようです。

よくカモシカがこの露天風呂に訪れるようで、大自然にある温泉ならではと言えるでしょう。

源泉掛け流しの内風呂

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内湯は2種類用意されていて、日替わりで男性用と女性用が入れ替わります。向かって左側は木の優しい香りが漂うヒノキ風呂、右側は落ち着いた雰囲気の石風呂です。天井はかなり高くとても開放的です。どちらも大変広い大浴場なので、ゆったりと人との距離を気にすることなく温泉に浸かることができます。

源泉掛け流しなので、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

十福の湯の源泉は地下およそ1200メートルから毎分355リットル(1日で約500トン)という湯量を豊富に湧出しています。無色透明で微硫黄臭が特徴で、PH値9.4とアルカリ度が高いので美肌に効果があるとされています。お風呂から上がると肌がすべすべになったり、体の芯からポカポカになることでしょう。

源泉の潤いをぜひ堪能してみてください。

ヒノキサウナと露天水風呂

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近年サウナブームが巻き起こっており、サウナを楽しむ方が多く見受けられるようになりました。温泉にサウナがついていないとがっかりされるなんてこともありますが、ここ十福の湯にはサウナ通も唸らせるおすすめサウナがあります。

露天風呂脇にこの独立サウナが設置されており、10人ほどが同時に入ることができるサイズです。サウナ自体がヒノキで作られているので、ウッディな香りとともにサウナを楽しむことが可能です。

サウナ内は、サウナストーンをぐるっと囲む円形の広い造りになっていて、どの場所にいても均一にサウナの熱を堪能できます。

シャワーが併設されていて、サウナを出た目の前に露天の水風呂もあります。外に水風呂があるのは非常に珍しく、外気浴と水風呂が交互に味わえるとあってサウナ通からの評価も高いのです。サウナ好きにとってまさに理想の設計でしょう。

他にも壺湯や寝湯などのバリエーションも

大露天風呂や内湯以外にも、壺湯や寝湯といったタイプのお風呂も用意されています。これらは男女日替わりで交互に入ることができるので、ぜひどちらも浸かってみてはいかがでしょうか。

このように様々な種類のお風呂があると温泉に浸かっていて飽きないので長い時間楽しむことができます。

“温泉だけじゃない”十福の湯の真の魅力

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私が初めて十福の湯を知人から教えてもらった際に、「あそこはご飯がとにかく美味しい」「日帰り温泉施設のクオリティじゃない」とおすすめされたのを覚えています。

事実、十福の湯はニフティ温泉「年間ランキング2022」において「長野県 食事がおいしい部門第1位」に選ばれました。食事だけの目的でもわざわざ行きたくなってしまう、それくらいの美味しさです。

館内にはレストランをはじめ、カフェやベーカリーまで充実していて、どれをとっても期待を超える満足度があります。

「丁寧に人の手で作ったお料理を熱々のうちに出来立てでお客様に楽しんでいただく」そういった想いから十福の湯では作り置きはせずにオーダーをお客様から受けてから作られています。

また、地産地消を大切にされていて、安全、安心、鮮度の良い食材を使ったメニューも提供しています。

ここからは、十福の湯の温泉以外の魅力についても一つ一つ紹介していきます。

森のレストラン

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森のレストランでは、信州産の食材にこだわった料理を楽しむことができます。

上記写真にあるのは人気商品の「峠の蓼科豚かつ丼」です。北信州産の皇室献上米を使用してかまどで炊き上げています。

他にも、職人が一からつくる本格的な手打ち蕎麦も人気商品のひとつです。

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蕎麦に使う水は十福の湯の地下150mから湧き出している「真田いずみの森天然水」を使用しています。アルカリ天然水で、ミネラル分を豊富に含んでおり冷たくて美味しいです。水が美味しいから蕎麦も美味しくなるのでしょう。こちらの水は蕎麦のみならず館内の飲用水から調理全般まで全てにおいて使われています。

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さらに、石窯で焼くピッツァも忘れてはなりません。

日帰り温泉施設としては珍しく石窯が設置されており、本格的なピッツァを食べることができます。

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ピッツァの種類も豊富に用意されているので、どれにしようか迷ってしまいます。

ぜひ皆さんもできたてあっつあつのピッツァに舌鼓を打ってみてはいかがでしょうか。

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森のベーカリー

【温泉大国長野の最強日帰り温泉施設】秘境にも関わらず年間20万人も訪れる「十福の湯」が人々を惹きつける理由とは?その魅力について徹底解説

森のベーカリーでは地産地消の原材料を使用した手づくりパンを焼き立てで楽しめます。

パン職人が作る名物のオンセン牛乳パンやふんわり食パンをはじめ、様々なジャンルに富んだこだわりのパンを提供しています。

毎回焼き上がり時間になると、館内にパンの良い香りが漂います。

温泉施設なのにパンのクオリティが異常に高い。これが十福クオリティです。

森カフェ

極めつけはこの森カフェです。ジェラートやコーヒーがいただけるのですが、とにかくレベルが高くて驚きます。

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まずおすすめしたいのが毎日手づくりできたての美味しさで提供してくれるジェラートです。カップが可愛いのが特徴的です。

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定番のものから季節限定のものまで色とりどり種類があり、どれを食べても外しません。フルーツがゴロッと入っていて、素材そのものの味を活かした絶品ジェラートで湯上がりに締めるもよし。森のレストランで食事をとった後のデザートとして食べるもよし。とにかく美味しいのでジェラートは絶対に食べてみてください。

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2024年7月よりフェアメニューに「ととのうジェラート」が新たに登場しました。サウナ後にはまさにうってつけです。夏シーズン中は販売しているとのことなので、この機会にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

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次におすすめしたいのがコーヒーです。

長野県内初の有機JAS認定焙煎所「J.organic coffee」にて焙煎した十福の湯オリジナルコーヒーを飲むことができます。

コーヒーの淹れ方にもこだわっており、こちらではサイフォンを使用してコーヒーをドリップしています。サイフォンとは、ランプの熱を利用してお湯がさざめき、ロートと言われているガラスの中でコーヒーが踊るように抽出されるドラマチックなドリップ方法です。視覚的にもライブ感があって楽しむことができ、また通常のコーヒーよりも香り立ちが豊かになります。

正直このサイフォンが置いてあることにはかなりびっくりしました。扱いも難しいだけあって、普通はコーヒー屋さんでしか取り扱っていません。そこをわざわざ温泉施設の十福の湯が導入して淹れているのですから、そのこだわりには感銘を受けました。コーヒー好きからしたら、かなり好感の持てるポイントでしょう。

味もかなり美味しいので間違いなくおすすめです。

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お土産コーナー

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館内入り口付近にお土産コーナーがあり、ここでは地元の名産品から珍しいものまで様々なお土産を購入することができます。上記画像にあるのは、全国各地からセレクトされたイチオシのお菓子です。タイミングによって置かれているものは変わっていくので、来るたびにチェックしてしまいます。

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お野菜やフルーツなども売っています。

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ジュースやお米も取り揃えています。よくお土産屋さんで見かけるようなものではなく、珍しいものが多いのでつい見入ってしまいます。なかなか手に入らないようなものもあるので、是非ともチェックしてみてください。

十福の湯 まとめ

最後に、十福の湯の魅力についてまとめます。

大自然に囲まれマイナスイオンたっぷり
長野県最大級の大露天風呂
ヒノキサウナと露天水風呂でしっかり整えられる
ランキングで1位に輝くほどのハイクオリティな料理
カフェやベーカリーも充実お土産のラインナップが良い

十福の湯では、お客様に喜んでもらうにはどうしたらいいのかを常に考え、トライアンドエラーを繰り返しながら顧客満足度をあげる努力を怠らないそうです。だからこそ、ここまでの魅力を生み出してこれたのでしょう。

標高約1000メートルというアクセスのあまりよくはない立地にこの施設はありますが、だからこそそこにしかない強みを活かし、来ていただいたお客様に対して最大限のおもてなしをされる。

私は正直ここを超える温泉施設はないと思っています。まさに最強の日帰り温泉施設です。

当記事を読んでいただいた方には、ぜひ足を運んでいただきたいです。

以上、最後までご覧いただきまして誠にありがとうございました。

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