長野県飯田市の南部、遠山郷(旧南信濃村)にあった木沢小学校。
昭和8年に建てられ、平成12年に廃校となった旧木沢小学校を見学することができます。木造校舎2階建、築88年。何故だか分からないけれど思わず「懐かしい」と呟いてしまうノスタルジーな空間が広がっています。
見学は7:00〜17:00で年中無休、入場は無料(募金に協力をお願いします)です。
遠山郷「旧木沢小学校」とは?
旧木沢小学校は廃校になったあとも資料館やイベントスペースとして活用されています。ただ取り壊されないだけでなく、小学校としての姿を残したままに展示されているのもポイント。机には当時のランドセルや習字などが残っており、撮影スポットとしても利用できます。
展示室は以下のように地域の山やお祭り、森林鉄道などについても知ることができました。
●山の資料館(2年生教室) 南アルプスに関する資料を展示。
●山の図書室 小学校の旧蔵書や寄贈本など4千冊以上が閲覧できる。
●林鉄資料館(4年生教室) 森林鉄道の資料を展示。
●祭りの資料館(5年生教室) 木沢地区の霜月祭りを紹介。
廃校活用:CMのロケ地としても
廃校活用の方法は資料館だけでなく、ロケ地・撮影地としても。上の写真は佐川急便のCMで使われたセットそのままにしているそうです。てっきり廃校になる時に生徒たちが描いたものかと思いましたが、セットだったのですね。
廊下をひとつとってもたくさんの資料や思い出がズラリ。観光客だけでなく、地域住民にとってもかけがえのない居場所になっていることでしょう。
運がよければ「ねこ校長」に会えるかも!
運が良ければ、旧木沢小学校に赴任中のねこ校長「たかね」に会えるかも。
校内見回りや出張中のことも少なくありませんが、ストーブが付いているとストーブの近くをキープしていますよ。
すぐ隣の正八幡神社では「霜月まつり」も
ちなみにすぐおとなりの正八幡神社では、毎年12月に霜月まつりが行われています。
国指定重要無形民俗文化財の霜月まつりを肌で体感できる場所。2020年は残念ながら地域外住民の参加や撮影などは禁止となりました。
以前訪れた際の様子は「おいでよ遠山郷!地元民が案内する信州三大秘境・遠山郷のオススメ観光プラン」、長野県のお祭りについてよく知りたい方は「日本中のお祭りを見てきた?オマツリジャパン編集部・和光が個人的におすすめする長野県のお祭り5選」をご覧ください!
遠山郷の廃校「旧木沢小学校」でノスタルジイを感じる旅へ
遠山郷の旧木沢小学校をご紹介しました。
春は桜と一緒に撮影するとさらに雰囲気が出るかもしれません。冬は寒いので足元からあったかくしてご見学くださいね。
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