こんにちは、謎の国・諏訪の国育ちのおざわっぷる(@naganozawapple)です。
ぼくは美術館が好きなのですが、信州は美術館大国!美術館の数はなんと107軒!第2位の東京都は98軒、第3位の栃木県は47軒。実に全国の約10%の美術館が信州にギュッと詰め込まれています。
とはいえ、信州と言えば山、自然、そして車社会。ステキな美術館がいっぱいあるのは知っていても、そこまで行くのに一苦労…。ましてや免許持ってなかったら、簡単には行けない美術館ばっかりじゃない!
ご心配なく。
駅チカの美術館、山ほどあります。それに、駅から美術館までの道のりもステキだったりします。そんなニーズもあるやも知れぬ、と思いましてこの度、シリーズ企画を立ち上げさせていただきました。
題して「信州駅トホ美術館」。
飯山駅or北飯山駅から高橋まゆみ人形館へのアクセス
「駅チカの美術館」と聞くと、どうでしょう。
「都会にもよくある、都市型の大きな美術館?」「せっかく信州に行くのなら、里山の田舎らしさを味わいたい!」というわけで今回ご紹介させていただくのは「高橋まゆみ人形館」さんです。
気になるアクセスは、
- JR飯山線北飯山駅より徒歩5分
- JR飯山線・北陸新幹線飯山駅より徒歩20分
わーお、駅チカ!歩くのが好きなぼくは、ひと駅遠い飯山駅から向かうことにしました。
北陸新幹線飯山駅で下車すると、発車ベルが『ふるさと』です。はい、ノックアウト。日本のふるさとへようこそ。
駅を出るとこんな景色。飯山市では雪まつりの最中でした!
案内板を確認し、向かって左へ。
正面の道路を左へまっすぐ!
その名も「仏壇通り」。飯山は寺の町、仏壇の町でもあります。
こういうデザインの案内板も味がある。
信玄の落とし処…?気になる!気になるけど今は割愛。
踏切の真向かいにお寺。電車が来たらいい画になりそう!
とにかくまっすぐずんずん進むと、雰囲気のある商店街が。
こういうの、この街の世界へ導いてくれますよね。
また味のある心くばり。住民のみなさまの憩いの場でもあるのでしょう。
お、看板見えました。なんてシズル感のある字体!
角の看板から奥に建物。この道もまた、来る者をいざなう絶妙な舞台装置。
到着。目の前にはもう「高橋まゆみ人形館」しか見えません。
中は撮影禁止・・感想だけお伝えします
さて、美術館の館内はほぼ撮影禁止なので、ここで感想を。
まぁなんともユーモラスで郷愁を誘う、人形たちと模型たちでした!展示室は4つほど、全部合わせても小中学校の教室2部屋分くらいだったかと思います。そこに、農作業をするおじいちゃんおばあちゃんや、縁側で花火を見上げる村の人々など、里山の暮らしと四季の風景を再現してありました。
なんといっても表情がお見事!これを見て心が温まらない人はいないのでは!と思うくらいでした。NHK『みんなのうた』や、養命酒のCMにも使われたという、空気感がなんとも穏やかで、人を微笑ませる魅力を持った人形たち。
「癒し」とも「刺激」ともちょっとちがう、なんだかひなたぼっこをしているような気分に、おざわっぷるさんはなりました。(ちなみに養命酒も信州で作られています)基本的には撮影不可なのですが、1箇所だけ「是非とも撮影どうぞ!」なスポットがあります。
高橋さんの人形と一緒に写真が撮れます。
拡散のお願い文。時代も意識!日本のふるさとを求めて、外国人客も多いのでしょう。ちなみに飯山駅、外国人スキー客で大混雑で驚きました!
「おかえりなさい。」
受付からカフェ&ショップの眺め。(スタッフさん撮影許可済)。見切れた右側に展示室があり、左側に撮影スポットがあります。美術館ではじっくり鑑賞するタイプのおざわっぷるさんですが、ここでは20分ほどで十分過ぎるくらいジューシーな味わいを堪能できました。
「日本のふるさと」飯山と相性抜群の、素晴らしきおうち。是非あなたも、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
高橋まゆみ人形館
所在地:飯山市飯山2941−1
入口前の料金看板。
高橋まゆみ人形館と、伝統産業館、飯山市美術館、ふるさと館の「4館共通入館券」というものもあります。美術館巡りにお得なチケット、これもいいかもしれませんね。
おまけ:一番近い駅から行きたい!
そんな場合は飯山駅の隣、JR飯山線北飯山駅から徒歩5分です。ただし、少々ご注意ください…
無人駅!
周辺の観光情報などの案内が、もうちょっとほしいと思われるかもしれません。(人形館HPにもその旨記載あり)ですが、行き方ならすぐにわかるのでご安心ください!
駅の真正面、かごの中の土に刺さった看板。とってもわかりやすいですね!
そのまままっすぐ進めば、高橋まゆみ人形館に到着です。千曲市にある、珍しい貯金箱の博物館を取材しました!こちらもよかったらご覧ください。