安曇野市の「光城山」と「長峰山」の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

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安曇野といえば北アルプスの雄大な山々をイメージするのではないでしょうか?

実際、常念岳や有明山や燕岳など、2000mをゆうに超える有名な山が数々あります。せっかく安曇野に来たのなら、できれば山登りも楽しみたいですよね。しかし、北アルプスの山を登るにはそれなりの準備が必要です。

そこで、山登り初心者でも楽しめる、安曇野の代表的な里山である「光城山(ひかるじょうやま)」「長峰山(ながみねやま)」のハイキングコースをご紹介します!

低山ハイキングにおすすめ!光城山と長峰山

安曇野は松本から一つ北の町で、町の西側には北アルプスの山々がそびえ立っています。実際電車や道路で町を北上していくと、見渡す限り山が連なっていて、圧巻の光景が広がります。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

しかし、初心者が2000m級の山を登るのはハードルが高いといえます。実際、滑落などの事故が連日ニュースで流れていて、死者も出ています。そのため、充分なトレーニングや準備をしていない限り、安易にこれらの山に手を出すことはおすすめできません。

それでもせっかく安曇野に来て、この雄大な山を前にして、登山をしないで帰るのももったいない気がします。そこでオススメなのが町の東側に連なっている“低山”です。

西側の北アルプスに比べて、東側の低山は1000m級のいわゆる里山です。地元の人は朝の散歩に立ち寄ったり、北アルプスに挑戦する前の足慣らしに利用されたりと、気軽に登れる山として愛用されています。

その中でも特にアクセスがよく、ちょうど良い塩梅の光城山と長峰山をおすすめします。

光城山と長峰山とは?

光城山と長峰山は、安曇野市の観光情報にも紹介されている里山です。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

安曇野市の観光情報
https://www.city.azumino.nagano.jp/soshiki/32/10253.html

光城山と長峰山の山頂は繋がっていて、尾根伝いに歩いて移動する、いわゆる縦走ができます。そのためセットで紹介されることが多いのですが、もちろんそれぞれの山1つだけを登ることも可能です。

またどちらの山からも縦走が可能ですが、駅からのアクセスの良さと、見どころを最後に迎えられる点から、光城山から長峰山に向かうルートをオススメします。そこで本記事ではこちらのルートの実際の登り方を紹介しています。

ハイキングのコース概要

まず、観光情報に記載されている情報を元に、ハイキングコースの距離と時間の目安を紹介します。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

光城山登山口の最寄り駅はJR篠ノ井線「田沢駅」です。松本駅からわずか1駅・約10分の近場。その田沢駅から約2.5キロほど、約30分歩くと光城山登山口にたどり着きます。

光城山登山口から光城山山頂までは1.5kmの60分、光城山山頂から長峰山山頂までは2.7kmの60分と紹介されています。そして来た道をそのまま戻った場合、全長は13.5km、時間にして4時間半のコースとなっています。

早朝に登れば、お昼ごろには下山できるため、気軽に登れる山であることがよくわかります。

登山口〜光城山山頂は、なだらかな登り坂

それでは次に、実際に登ってみたときのコースと見どころを紹介します。

10月中旬、最高気温は20度、最低気温は6度くらいと、秋晴れの気持ち良い日を選んで登ってきました。気軽な山ゆえに、天気を見ながら日を選んで登りやすいのも嬉しいところ。食料を準備したり山小屋を予約する必要がある場合はこうはいきません。

午前9時頃、駐車場に到着して登山スタート。ちなみに、駐車場は30台ほど止めるスペースがありますが、平日にも関わらずほとんど埋まっていました。駐車場右の登山口から山に登っていきます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

序盤はそれなりの傾斜ですが、整備された道なのでとても歩きやすいです。途中ルートが幾つも分岐しますが、基本的にはどの道を選んでも大差はなさそう。人のいない道など、好きなように選んで登ってみたら良いと思います。

筆者は分岐が出てきたら右に登る道を選んで、どんどん登っていきました。40分ほど淡々と登り進めると、だいぶ拓けた道が出てきて、いい景色が広がってきます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ
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そこからさらに10分ほど進むと山頂にゴールです。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

山頂からは北アルプスがよく見えます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ
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さらに小さい神社があったのでお参りして次に進みます。

光城山〜長峰山山頂は、平坦な道

小休止して次に進みます。光城山から長峰山へは比較的平坦な道が進みます。途中林道も出てくるのでそれほどハードな道ではありません。できる限り林道を歩かずに山道を選んで進んでいきます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

ちなみに途中きのこ狩りをしているおじいさんに出会いました。地元の方だそうで80歳を超えて毎日朝の散歩がてら光城山に登っているそう。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

この日は長峰山の山頂で仲間と宴会をするために向かっている道中とのことだったので、途中まで話をしながら一緒に歩いていきました。こうやって地元の人が気軽に登れる里山があるのはとても素敵ですね。ちなみにおじいさんは話をしながらでも全く息が上がっておらず、さすがの体力でした。

光城山山頂から合計30分ほど歩くと、天平の森という施設が現れます。ここでおじいさんと別れ、その先にある長峰山山頂に向かいます。

更に10分ほど歩いたところで長峰山山頂にゴール。ここが本日の目的地です。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

山頂には高台があり、安曇野平野を一望できます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

ここは見晴らしの良さからNHKのテレビ番組「ブラタモリ」のロケ地にも選ばれて、あのタモリさんも訪れたそうです。

また開放的な広場にもなっていて、パラグライダーの離陸場もありました。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

広場ではお弁当を食べたりお話したり寝転んだりと、皆さん思い思い気持ちよく過ごしていました。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

山頂ではお風呂と食事が楽しめる

山頂でしばし日光浴したあとは、道を引き返して天平の森に向かいます。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ
店名(正式名称)天平の森
所在地安曇野市明科光2573-35
営業時間10:30〜14:00(食堂の営業時間)
定休日火曜日
公式HPhttps://www.anc-tv.ne.jp/~nes/index.html
駐車場10台以上停めるスペースがあります

天平の森は宿泊施設でキャンプなどもできますが、日帰りでお風呂に入って食事をいただくことも可能です。なんと、お昼を食べた人は本来400円するお風呂が無料で入れます。疲れた身体を山頂で癒せるのは嬉しいですね。

身体が軽くなったおかげか、帰りは1時間ほどで下山できました。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ

食堂には登山帰りのお客様がたくさんいました。

安曇野|光城山と長峰山の里山ハイキングで北アルプスを楽しむ
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今回は下山の時間の関係で食事は出来ませんでしたが、また登山をする時には「きのこうどん」を食べてみたいと思います。

里山の山頂から北アルプスの絶景を楽しむのもオススメ

以上、光城山と長峰山ハイキングの紹介でした。

登山初心者の自分でも危なげなく踏破できました。道中地元の方とお話でき、帰り道ではお風呂とご飯を楽しめて大満足です。

北アルプスは必ずしも登らなくても、遠くから眺めているだけでもとても気持ちの良いものです。そしてせっかく眺めるのなら、見晴らしの良い里山に登って、達成感とともに眺めてみるのもいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

加古雄介

大学卒業後、金融系のIT企業に入社しシステム開発やオペレーション設計、新卒研修を経験。
卒業後は料理人に転身し、江戸前寿司職人、割烹料理の経験を積む。
現在は出張寿司をやりながら、ライティングの仕事に取り組む。
好きなことは健康でいること、サバイバルの準備をすること。