【長野県の三重塔一覧】国宝・国重文・県宝など

小川村高山寺三重塔

長野県に現存する三重塔を一覧にしてまとめました。10件のうち国宝2件、国指定重要文化財3件、県宝5件。どれも大切に残していきたい文化財ばかりです。

そのほか「まとめてみたシリーズ」はこちら!

長野県内の三重塔10件

  • 高山寺|小川村
  • 大法寺|青木村(国宝
  • 信濃国分寺|上田市(国重文
  • 安楽寺|上田市(国宝
  • 前山寺|上田市(国重文
  • 貞祥寺|佐久市
  • 新海三社神社|佐久市(国重文
  • 新楽寺|御代田町
  • 若一王子神社|大町市
  • 光前寺|駒ヶ根市

「高山寺 三重塔」源頼朝が寄進|小川村

小川村高山寺三重塔

小川村の高山寺には北信エリア唯一の三重塔があります。鎌倉時代に源頼朝が寄進し、江戸時代に再建されたもの。

  • 建立年:1694年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:17.1m
  • 文化財:県宝

「大法寺 三重塔」見返りの塔|青木村

青木村大法寺の絵写経体験

あまりの美しさから参拝客が振り返りながら帰ることから「見返りの塔」と呼ばれる青木村 大法寺の三重塔。大法寺の創建は飛鳥時代と伝えられ、三重塔は鎌倉時代末期に建立されました。平安時代に造られた国重要文化財の木造十一面観音立像や県宝の銅製鰐口など、重要な文化財の多い大法寺。中でも三重塔は国宝に指定されています。

信濃国分寺 三重塔|上田市

上田市信濃国分寺三重塔

国重要文化財の信濃国分寺 三重塔。信濃国分寺は聖武天皇が日本全国の安寧を願い、各国に1寺ずつ設置した国分寺のひとつです。創建時の信濃国分寺は平安時代(939年)に平将門の乱で消失しました。源頼朝の発願により再建されたと伝えられますが、建築様式から室町時代の建立であると考えられています。

  • 建立年:室町時代中期
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:20.1m
  • 文化財:国重文

「安楽寺 八角三重塔」|上田市

上田市別所温泉にある安楽寺の八角三重塔。中国宋時代の禅宗様(唐様)を採用しており、鎌倉時代末期に建立されたと推定されています。江戸時代以前に建てられた中で現存している日本唯一の八角三重塔であるため、国宝にも指定されました。

「前山寺 三重塔」未完成の完成の塔|上田市

上田市前山寺三重塔

上田市別所温泉からさらに西、前山寺の三重塔は「未完成の完成の塔」と呼ばれています。

案内板によると「この塔の特徴は、2・3層に扉も窓もなく、また、廻縁も勾欄もなく、横板壁を張りつめ、各柱の下部からは長い貫が四方に突き出ていることである。これは、未完成のためで、各柱の上部壁ぎわに切込があることからも頷ける。しかし、見た目には不思議さを感じられず、安定と調和を保つみごとな姿といえる。この塔の様式は、鎌倉時代末期にはじまった和様と禅宗様との折衷様式である。建立年代は、様式上室町時代と推定される。」ということでした。

  • 建立年:1514年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:19.5m
  • 文化財:国重文
上田市前山寺三重塔

貞祥寺 三重塔|佐久市

佐久市貞祥寺三重塔

佐久市の貞祥寺。広大な境内には三重塔のほかにも惣門や山門、移築復元された島崎藤村の旧宅など文化財が多く現存しています。創建は戦国時代(1521年)ですが、三重塔は江戸時代末期に建立されました。江戸時代の様式を残す貴重な遺構として県宝にも指定されています。

「新海三社神社 三重塔」神社に現存する貴重な塔|佐久市

佐久市新海三社神社三重塔

佐久市旧臼田町にある新海三社神社の三重塔は、神社の宝庫であるとして破壊を免れています。1515年に神宮寺の塔として建立されたと推定されています。神社の境内に現存する三重塔は、県内には大町市の若一王子神社と合わせて2つしかなく、大変貴重です。

  • 建立年:1515年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:20m
  • 文化財:国重文

「真楽寺 三重塔」バックに浅間山|御代田町

御代田町新楽寺三重塔

御代田町の真楽寺は、浅間山の噴火を鎮めるために585〜587年に創建されました。三重塔は背後に浅間山を構え、御神体のような位置付けを表現していると考えられます。現在の三重塔は1751年に建立されましたが、1613年に消失した記録が残っていることから再建されたもの。

広い境内には本堂、観音堂をはじめ聖徳太子も訪れたといわれる大沼池や源頼朝、弁慶にちなんだ史跡も点在しています。

  • 建立年:1751年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:18m
  • 文化財:県宝

「若一王子神社 三重塔」神仏習合の名残|大町市

大町市若一王子神社三重塔

中信エリア唯一の三重塔がある大町市の若一王子神社。神仏習合の名残で江戸時代中期に建立されました。仁科神明宮、穂高神社とともに仁科三大社に数えられています。

  • 建立年:1711年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:20.2m
  • 文化財:県宝

「光前寺 三重塔」|駒ヶ根市

駒ヶ根市の光前寺にある三重塔は、南信エリア唯一の三重塔。創建は平安時代(860年)、三重塔が建てられた年代は分かりませんでした。再建されたのは江戸時代(1808年)です。光前寺は庭園が国の名勝に指定されており、観光客にも人気のお寺。

  • 建立年:1808年
  • 構造:三間三重塔婆
  • 高さ:17m
  • 文化財:県宝

長野県の「三重塔」全部まとめてみたガイド

御代田町新楽寺三重塔

図らずとも踏破していたため、長野県に現存する大きな三重塔を10件まとめてみました。多いようで意外と少ない三重塔を目的に長野県をめぐるのも楽しいかもしれません。




この記事を書いた人

信州さーもん

スキマな観光ライター。長野県内外、国外を旅します。長野県観光WEBメディア「Skima信州(http://skima-shinshu.com )」代表。道祖神宿場街道滝ダムため池棚田神社仏閣好きな平成生まれの魚。浅い知識を浅いままに増やしています。企画・アイディアを出すのが得意。たぶん。