長野県には澄んだ空気ときれいな水、そして夏冬の寒暖差という美味しい地酒を生み出すのに完璧な環境が整っています。
古くから生産されてきた日本酒に加えて、近年ではシードルやワイン、クラフトビールの醸造所も増えており長野県発の地酒の幅が広がっています。
そこで今回は、長野県の4つの地酒「日本酒」「ワイン」「クラフトビール」「シードル」の魅力をご紹介!長野県を訪れたら、ぜひ飲んでみてください。
長野県の地酒① 「日本酒」酒蔵の数は日本2位!
長野県は酒蔵数、全国第2位を誇ります。現在のような日本酒産業の素地ができたのは酒税が登場した1696年(元禄10年)頃のことで、長野県には300年以上つづく酒蔵もあります。
長い年月美味しい酒がつくられてきた理由は、長野県の良質な水とデンプン質の豊かな地元産の酒米があったから。
澄んだ空気、爽やかで冷涼な夏、厳寒の冬と酒造りに適した気候の中で、蔵元の高い技術と丁寧な手作業によってゆっくり時間をかけ、高品質な日本酒が生み出されているのです。
長野県観光で日本酒を楽しみたい人におすすめなのが、酒蔵めぐり!個人的には、近距離で歩いて楽しめる諏訪五蔵めぐり、小布施での酒蔵めぐりなどがおすすめです。
長野県の地酒② 「ワイン」NAGANO WINEの注目度上昇中!
長野県はぶどう栽培に適した自然条件を備え、ワイン用ぶどうの生産量日本一を誇ります。
長野県は2013年に「信州ワインバレー構想」を策定後、日本アルプスワインバレー・千曲川ワインバレー・桔梗ヶ原ワインバレー・天竜川ワインバレーの4つの広域ワイン生産地が誕生。
新しいワイナリーも続々と誕生しており、良質なぶどうが持つ力を引き出した魅力的なワイン造りを行うワイナリーが、なんと60以上もあります。
長野県産のワインは量だけでなく質も高く評価されており、国内外の専門家が審査員を務める「日本ワインコンクール」をはじめ、海外のコンクールでも入賞が相次ぐなど、全国的にも注目度が高まっています。
ちょっと変わったワインの楽しみ方としておすすめなのが、電車に乗りながらワインが楽しめるイベント ながでんワイントレインや、観光列車ろくもんなどです。流れる景色を見ながら飲むワインは最高ですよ。
長野県の地酒③ 「クラフトビール」
数ある長野県発の地酒の中で、近年特に注目を集め市場も拡大しているのがクラフトビールです。
かつては、「信州早生」が誕生するなど、国内屈指の国産ホップの産地として知られていた長野県。ホップの生産量は当時と比べれば限られていますが、ホップの時代につくられた土壌は、確実に広がりをみせています。
マイクロブルワリーも急増中ということで、信州のクラフトビールシーンは絶賛盛り上がり中。軽井沢町のよなよなエールや軽井沢高原ビールにはじまり、志賀高原ビールなど様々な種類のクラフトビールが誕生しています。
クラフトビールの銘柄が多い土地だからこそ、クラフトビールが飲めるお店が長野県にはたくさんあります。ぜひ訪れた際には、ブルワリーやクラフトビール店で飲んでみてください。
長野県の地酒④ 「シードル」りんごの生産量日本2位!
長野県では、「なだらかに傾斜した水はけのよい地形」「昼夜の寒暖差」といった豊かな自然環境を活かして古くからりんご栽培が行われており、全国第2位のりんご生産量を誇ります。
長野県オリジナル品種の「秋映(あきばえ)」「シナノゴールド」、「シナノスイート」のりんご3兄弟が特に人気!市場でも高い評価を得ているほか、近年では、「ブラムリー」「グラニースミス」といった、加工適性の高い品種の栽培も進んでいます。
これまで県内では、主にワイナリーや酒蔵でシードルの生産が行われてきましたが、近年では伊那市のカモシカドールや飯綱町の林檎学校醸造所、大町市のSon of the Smith Hard Ciderなどシードル専門の醸造所(サイダリー)が続々と誕生。
りんご以外の原料も使用したり、農家が委託したオリジナルのシードルも数多く生まれるなど、信州の地酒業界に新風を吹き込んでいます。
シードルは、長野県の名産である蕎麦粉を薄く焼いてつくるブルターニュ風ガレットと合うことでも知られています。下諏訪町のCafe tacや松本市のモンカバなどのレストランでは、こだわりのシードルを飲みながらガレットが食べられるのでおすすめです。
長野県には美味しい地酒がたくさん!
今回は、長野県の地酒「日本酒」「ワイン」「クラフトビール」「シードル」の魅力をご紹介してきました!長野県には、美味しい料理と一緒に美味しい地酒が楽しめるレストラン・飲食店も数多くあるので、ぜひSkima信州の飲食系記事もチェックしてみてください!
▼蔵元・酒造店のスキマ記事はこちら
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